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カテゴリ:医療全般
大手私鉄やJRで、駅員への暴力行為が頻発しているらしい。
以下産経新聞の記事から 「駅員への暴力過去最多 869件、不況も影響? 2010.7.7 20:52 大手私鉄やJRの駅、車内で、平成21年度に起きた駅員や乗務員への暴力行為は869件で、過去最多となったことが7日、日本民営鉄道協会のまとめで分かった。20年度の752件から大幅に増加。調査対象の鉄道会社は、統計を取り始めた16年度の21社から21年度は25社に増えたが、同協会は「不況によるストレスも影響しているのではないか」と話している。 869件のうち、加害者が酒を飲んでいたケースが499件と6割近くに上り、午後5時以降の発生が584件。曜日別では、月曜が89件で最も少なく、曜日を重ねるごとに増え、日曜が147件と最も多かった。月別では、飲酒の機会が多い12月が90件と最多。」 どうやら病院に限らず、どこでもキレやすい人間が増えてるようだ。客商売というのはつらいもので、お客の罵詈雑言にギリギリまで耐えなければならない。医療従事者も多くの場合忍の一字で耐えているが、他の患者さんに迷惑がかかったり、診療の妨害をされるようでは警察に応援を頼まざるを得ない。 実は先日も警察を呼ばざるを得ない事態になった。今年でもう6回目である。 患者の家族が、泥酔状態で怒鳴り込んできて診療を妨害し、他の患者も恐怖におののいていたのでやむなく警察のきてもらった。真夜中2時のことだ。 「電話口での対応が気に入らん」ということだが、酒の匂いをプンプンさせて支離滅裂なことをわめいている。自分の言葉にどんどん興奮して収拾がつかなくなっているのだ。まさにそいつの子供の診療をしているのに、邪魔をする。 ただでさえ深夜の診療で疲れているところに、このバカのおかげで2時間以上をムダにした。 こういう旦那の奥さんていうのは、例外なくじっとして無言のままだ。家庭でも暴れ出したらひたすら収まるのを待っているのだろう。 以前の何かのコラムで、 「電車が次々と私を轢き殺しにくるのに、線路を修理しろといっても無理だと」と嘆いているベテラン医師がいた。その医師は程なくして引退した。 経済状況の悪化、少子化、多くの自殺者、政治の不在等、暗い材料ばかりの日本だが、一番の不安要因は個々人のモラルの低下だろう。人間そのものが悪くなっているのに、明るい展望を抱けと言っても無理な話だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.10.03 01:17:57
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