姫の寝室

[本・音楽・映画・言葉] カテゴリの記事

全78件 (78件中 1-50件目)

1 2 >

• 絶滅危惧漢字？

  今日覚えた文字 【嗇/ショク】けちんぼうと言う意味の吝嗇家の吝嗇だけを改めて語源を調べたら吝も嗇も「やぶさか」と読み、物惜しみするという似た意味の漢字の連なった熟語。【吝/リン】は「吝か(やぶさか)」以外にも訓読みに「吝い(しわい）」とあって、ああ、それ知ってる！となった。けちだとかしみったれだ、節約するとかより出し渋る感じ。ちょっと悪口。ちゃんと辞書にも残ってるけど、もう口語では廃れてほぼ古語だと思う。どこで覚えたのかな？時代小説あたりだろうか？大阪弁的には残ってる？しぶちん(悪口)、とか始末しい(こっちは直接的には悪口じゃない)、の方が方言的にはピンとくる。(中国地方～兵庫あたりまでの噛みきりにくいという意味の「しわい」とは別)【嗇/ショク】は「(作物を)とりいれる/こくもつぐら」とかが元々意味としてあって、それから「おしむ/ひかえめにする」という意味が派生したみたい。物(穀物)を大事にしまっておいて、節約する言葉だから、元々は悪い意味はなさそう。吝と重ねることで悪口感がアップするのかぁ。本来の字義から嗇民＝農民、嗇夫＝農夫(又は農作物を管理する下級官吏)のことだし、嗇事は収穫の仕事という意味。でもこれは漢語から由来してるので(漢和辞典に載ってる)、おしむという意味が主になったのは日本に入ってきてからかな？その大元の意味が薄れて吝(やぶさか)とほぼ同じ使い方をされた様子。古代(中国)農民が高床式倉庫(これだと日本か)みたいな穀物蔵に収穫した米や麦を運び込んで、それを下級役人とか村の世話役が隅から隅まで記録して、殆どを年貢で納めるので、食べる分にはちょっとずつしか出して貰えない…。というイメージ映像が脳内に。さらに、ノギヘンが付いた【穡】の字が作られて、「とりいれる」の意味はそっちが担っていったから余計に嗇単体での農耕的意味が薄れたのかもしれない。これは以前「からい」を調べた時に鹹映ゆい(しおはゆい)＝鹹い(からい)と、辛い(からい)＝辣い(からい）が混同した流れ(ここは長くなるので省略)や、その大元の「咸」の意味が増えたので鹵(歯じゃない)を付けて鹹という味の意味に限定した流れも同じなのかな。逆に辣は部首の辛だけが生き残ってる。中国では今も「咸＝(塩味の)からい」が現役で、簡体字だからなのか汎用性で生き残ったのか鹵ヘンの「鹹い」ではない。「鹵(ロ)」自体に塩を含んだ地という意味がある。だから石鹸とか鹸化って鹵ヘンなんですね。化学で酸と塩基ってあったけど、塩の旧字の鹽も部首は鹵部。鹹は麺を打つときの鹹水に、辣は辣油に今も残ってる現役の漢字だけど、嗇は吝嗇以外でどっかに残ってる？吝は「吝かではない」とかってまだたまに変換されてるけど、吝嗇自体ももうほとんど聞かない言葉になってるから、絶滅危惧種かも。ちなみに薔薇は嗇に草冠が付くよ。「からい」 を調べた記事はこちら→「からい」

  2023.08.23

  コメント(0)

• フォントと読みやすさ

  MSゴシックとMSPゴシックの違いとは？フォント名称についている謎文字をまとめた画像がわかりやすいと話題に！​ＰＣなどにデフォで入ってるフォントの英字略称部分についての解説。ディスレクシアの人も読みやすくなるUDデジタル教科書体っていうフォントは、老眼の人にも弱視の人にも優しいよっていうまとめもありました。​今まで文字を読めなかった子がある書体に変えたら読めるようになった！その書体への感想や今後への期待の声が集まる​それを読んで徒然と以下長文（読み飛ばしていいです）。私自身は大人になってから自覚しましたが、ものすごく軽度の斜視（斜位とか隠れ斜視とか）のせいで、横書きの長文を読むときに行変わりに読み飛ばしが起きたりがします。PCではマウス選択して読んでる行を反転させたり、Wordなどの自作の文章や、文字表記をカスタムできるサイトなら行間大きめとかフォントサイズを調整したり、もっとカジュアルな投稿なんかだと改行を多用します。インターネット上の文章を母と一緒に読んでるときにいつもの癖で反転させて、「それやめて。何でそんなんするん。」とイラつかせたこともあります。知ったのは後になってからですが、読んでいる部分を反転させるのはディスレクシアの対処法のひとつとしてあるんですよね。隠れ斜視は俗称だそうですが、意識のあるときは筋力で中心から外れてる方の目を中央によせて修正してるので、普段は両眼視に問題がなく、無意識だったり疲れると両目がずれます。昔からスナップ写真などでボーッとしてるときに写真を撮られると目の焦点が合ってない。なので眠い時や疲れた時はピントが合いにくくなる傾向があり、片目を瞑って文字を読んだりします。学校教育では横書きの教科書はその横幅も狭く、さらに注釈や図説が周囲に入ってるので、長文を読む必要があるのは大抵国語系です。縦書きを追うのに苦労がない私は学生時代に読みにくさに気づく機会はほぼなかったです。でも唯一、高校英語になったら英語の長文はよく読み間違うと言うか、すぐ行がずれるのでちょっと苦手になったり…（英語の成績が落ちたのもあるけど因果関係は不明）。横書きの長い文章は無意識に物差しを当てて読んだりもしました。昔から本や文章を読むことは好きで苦になった覚えもなく（あの頃は趣味で読む本等も縦書きが多かった）、識字障害なんて全く感じたことはなかったけれど、縦書き文化圏の子供でよかったなと少し思う。横書き文化圏で学校教育を受けてたら中学生くらいで脱落してたかも。大人になってからの横書き長文、例えば契約書とかＰＣ画面での長文とかを読む時は、「横書き長文を読むのが苦手」なのだと自覚して読み飛ばさないように気を付けてます。自分で掲示物を作ったり年賀状を作るときもフォントの種類とか行間とか文字幅とか、結構気にして選んでます。この文字量やサイズだと丸ゴシックにしようとか、このフォントだとかな多目の文章がいいとか、情報量が多目の行は文字間を広げるより左右の余白を増やす方がいいかとか。日本語は文章だと漢字と仮名の強弱で読みやすくなる場合もあるけど住所表記など漢字だけが連なると文字間広げた方がいいとか、対して数字のフォントは半角がスッキリするとか。携帯電話のフォントをいじれる機種の時も明朝体から変えてましたね。英文字フォントも大文字強調とか、文字間によって小さすぎても大きすぎても単語の塊が読みにくかったりするし、海外のツイッターやYouTube字幕などで大文字のみで書かれた英文を読むのが難しいのは実感があったし。強調の意味とか、いちいち大文字小文字を切り替えて打つよりスピードが早いとかの理由で、ネイティブの投稿ほど大文字だけの文を見かける。でも日本人は学校教育で大文字小文字できちんと書かれた英文に目が慣れてるから苦手だと思う（まだ小文字だけの方が見慣れててまし）。もしかすると頻出単語は小文字の綴りのフォルムで意味を覚えてるのかもしれない（漢字みたいに表意文字として）。明朝体は留め跳ねや線の太い細いなどの装飾が情報過多なので、視認に難のある人や学習途中の人には読みやすさに不都合が出るそうです。あと、感覚過敏で視覚的に角張った表現が痛い（刺々しい）と感じる場合もあるとか。確かに文字が少なかったりデザイン性のある物ほど目に優しいフォントという理由で選んでたりもする。人によっては明暗や色の違いで読みやすい読みにくいもあるでしょうし。「さ」や「き」、漢字の留め跳ねや画数など、実際の筆記と印刷文字のずれという点では、文字を勉強している最中の子供や外国人には向かないフォントも多いですし、そういう意味では私も明朝体と教科書体というフォントの違いは小学校高学年の頃には意識していました。書写の宿題の時にできるだけ教科書体の字を真似てきれいな文字を書けるようになろうと努力してみたり。後に習字の先生に仮名の書き方をほめられたので方法としては悪くなかったみたい。それでもまぁ教科書体と手書き文字の理想には解離がありますが。ということで、フォントと読みやすさについてだらだら長文でした。今はＰＣやスマホで長文読むので​横書き率高いですよね。外で読む資料類もＰＣ作成での横書き多いし、製本された物よりフォントや行間、レイアウトは練られてないし。ちょっと知っておくと読みにくさのある人にも読みやすくなるコツがあるよという話でした。

  2023.08.13

  コメント(0)

• ロシアの名前

  何故か少し前に「父姓・父称」について調べてて、ついでにロシアの人の名前の構造やシステムに辿りついた。某ロシア人が来日しているのでついでにUP。そもそも何年も前にちょっと興味を持ちだしたのはフィギュアスケート選手の名前が発端だと思う。主に愛称に関して、エフゲニー・プルシェンコはジェーニャ、セルゲイ・ヴォロノフならセロージャ。そしてここ最近は、『マイティー・ソー』のソー・オーディンソン(オーディンの息子ソー)がシールドのエージェント・コールソンを「コールの息子」と呼んだ事とか、別口でレオナルドの愛称や由来を調べてた流れ…。英語圏にも前述のコールソンのように姓に名残は残ってる。マクドナルドもマッカートニーもマッキントッシュもマカヴォイもマクタヴィッシュも頭についてる"Mac/Mc"はゲール語で[○○の息子]という意味で父姓の一種。ゲール語はスコットランドやアイルランドの大元の言葉。そのものズバリ語尾に"son"をつけてジャクソン、ウィルソン、ディクソン…。この辺まではベースとして知ってましたが、北欧で"sen"をつけてアンデルセン、モーテンセン、ミケルセン、とか、スペイン語圏で"ｅｚ"がついてフェルナンデス、バルデス、ロドリゲス、とか、アルメニア系で"yan"がついてハチャトゥリャンとか、頭に"Fｉｔz"をつけるとか、とか。そう言えばご先祖に一人グルジアの人がいるという大学の先生があっちでは自分の日本の苗字に「○○シビリ」とつけて自己紹介するって言ってらして、フィギュアの女子選手でエレーネ・ゲデバニシビリっていますよって話をした覚えがある。で、元々はずっと続くファミリーネームとしての姓がなかった時代の名残で○○の息子が固定された姓になるパターンですが、それが姓にならず父称としての使い方がリアルで生きてるのがアイスランド。(個人名)　+　（父の名‐son/-dottir）父は　(父の個人名）　＋　(祖父の名-son/-dottir）後ろが父称。姓(ファミリーネーム)じゃない。同じ方式でモンゴルでは　（父称）　+　(個人名)　の順。そこに更に一族名(ファミリーネーム的に)を一番最初につける事もあるそうですが、パスポートなどの正式書類には載せないくらいの扱い。で、ここからやっと今日のメイン↓。ロシアは父称と姓が両方つく。(個人名)　＋　(父の名＋ヴィッチ/+ヴナ）　+　(姓)ヴィッチ/ヴナ以外の語尾パターンもある。例えば私なら　カナ・ヒサユキーニシュナ・Y(旧姓)、兄ならコージ・ヒサユキーチ・Y、因みに姓の語尾も女性と男性で形が変わるので家族で違う名字みたいに見えたりも。うちは姓の語尾がａ音で終わるのでおそらく男女の差異が無い形になるのだろうか？そもそもイーミャという個人名も聖書の登場人物や歴代聖人から取るのがほとんどで、パターンが少なく、それに男性形、女性形がある感じ。マイケル(英)がミシェルでミヒャエルでミゲルでミケーレでミカでミハイル(露)で大元が大天使ミカエルな感じの世界なのを上述のレオナルドで調べてました。少ないからか、その聖人によって定まった日があって「名前の日」があるって、トルストイの『戦争と平和』に出てましたで。そして親しい人はそれを○○シャ、○○ニャ、○○チカみたいな愛称にする。愛称にもいくつかあって、親しさの段階があるみたい。カ音で終わる長い愛称は「とても親しい」家族のような人が呼ぶ感じ。某フィギュアの帝王、エフゲニー・ヴィクトロヴィチ・プルシェンコはプルシェンコさんちの愛称ジェーニャでお父さんはヴィクトルさん。同じ聖人の名前が由来の女子選手、エフゲニア・アルマノヴナ・メドベージェワはメドベージェフ家(ロシア首相と同じ姓)の、愛称は同じジェーニャで、お父さんはアルマノフさん。セルゲイ・エヴゲーニエヴィチ・ボロノフは、ボロノフ家の愛称セリョージャでお父さんがエフゲニーさん。コンスタンチン・アレクサンドロヴィッチ・メンショフは、メンショフ家の愛称コースチャで、お父さんがアレクサンドロフさん。今回来日してるロシアの人、ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン氏はプーチンさんちの愛称ワロージャ(/ヴァロージャ)君で、お父さんも同じウラジーミルさんという名前。そこから推し量れる彼の娘さんたち(個人名はググると出てくる)はマリア・ウラジーミロヴナ・プーチナさんで愛称はマーシャかマーニャかマニューニャさん、エカテリーナ・ウラジーミロヴナ・プーチナさんで愛称はカーチャさんかカチューシャさんとなるのかな。ロシアでは英語圏のＭｒ．や日本語で○○さんと呼ぶ様に尊敬の念を持って正しく呼びかける時は個人名+父称で呼びかけます。「セルゲイ・エフゲニエヴィチ」と呼んで「Ｍｒ．ボロノフ／ボロノフさん」という意味合い。だから「プーチンさん」に呼びかけるなら「ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ」。個人名イーミャをそのまま呼び捨てるのは距離感のあるよそよそしい感じで、ワロージャ(音はボロージャに近い)が親しい友人が呼ぶ感じ。ウラジーミルさんはボーバと呼ばれるパターンもあるらしい。ＶとＷとＢの関係性はロシア語の音韻と略し方でよく分からん世界…。ところで韓流ドラマを字幕で観てると、親しい間柄だと名を呼ぶ時に最後の音がア・ヤ・ナの「-ａ」音になってる感じ。そして姓と名を続けて読むと(必ずじゃないけど)連濁みたいに名の頭が濁音かするとか。目上の人は「○○さん」的に、姓名もしくは名に「○○‐si　(シ)」とつけて呼ぶとか。古すぎるかもしれませんが、冬ソナのカン・ジュンサンは名前だけだとチュンサンだし、チョン・ユジンはユジナーと呼ばれてます。で、いわゆる「呼び捨て」の感覚で呼ぶ時は名だけで「ユジン」と呼ぶことはほぼ無くて、姓名合わせて「チョンユジン！」って呼びつけてます。イ・ミニョンは目上の仕事相手なので「イ・ミニョン‐シー」とか「ミニョン‐シー」って感じです。名字だけに‐シをつけるのはないらしい。他にも役割語(お兄さんとか伯父さんとか)で呼んだりも。同じ名字がいっぱいなのと、儒教文化からなんですかね。***************************で、何が言いたいかと言うと、英語圏、しかも米語文化の大統領と同じ理屈を持ってきて、ファーストネームで呼び合ったからと言って親しさを演出できるかというと疑問だし、仕事の場でファーストネームで呼び合う親しさが、外交に巧く働くかも文化に寄って違うし、相手の言語に対する理解も、文化に対する理解も、「それでいいのか？」と思ったわけです。例えばアメリカ人からファーストネームで呼ばれるのと、中国や韓国の人から下の名前を呼ばれるのと、逆に英語圏の相手からいつまでもMr.つきで呼ばれるのと、中国や韓国で○○先生とか○○課長といった役職や○○サンと呼ばれるのが同じライン上で論じる事はできませんよね。英語圏だって、ダウントン・アビーの時代なら伯爵家のバイオレット様が労働階級出身の元運転手で、孫娘と結婚したトム・ブランソンを、使用人としてブランソンと呼び捨てるか家族の一員としてトムと呼ぶか、逆にブランソンが義理の姉になった伯爵家の長女メアリーを、対外的にメアリーと呼ぶかレディ・メアリーと呼ぶかという葛藤は描かれています。親しさの表し方は言語、文化、時代によって千差万別だと思う訳です。日本人の私はフリーメールのサイト(元が米語圏)から画面のはじっこで「こんにちは、かなさん」なら違和感はありませんが、「こんにちは、かな」と呼び捨てられるのに抵抗感がありますよ。************************************参考サイトロシア文学を読むときのお供に！ロシア人の名前と愛称 - NAVER まとめhttps://matome.naver.jp/odai/2142174240232511001ロシア人への呼びかけ方http://rossia.web.fc2.com/sp/fio/obrashchenie.html人名力　世界各国姓事情http://blog.livedoor.jp/namepower/archives/cat_77986.htmlこだわりと屁理屈ｗ　ロシアン名前のマメ知識（愛称対象表つき）http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-255.html韓国語での相手の呼び方 [韓国語] All Abouthttps://allabout.co.jp/gm/gc/46662/

  2016.12.17

  コメント(0)

• 神経質ではなく敏感でありたい。

  見かける度に気になる「能（よう、あたう）」の意味での「よく」を「良く」と書く、「勘がいい」を「感がいい」と書く、文脈として「一応」と使いたいであろう所を「一様」と思い込んで表記している、「来るわ来るわ」などの繰り返し表現で「来るは来るは」になっている、 ネット上では昔と違って、プロが書いたような書籍や新聞、校正のかかった文章…でない一般の人々が書いた物を読む機会が多いので気にしだすときりがない。もちろんその誤字が書いている人の主張したい文章をそこまで損なう訳ではない。文章を書くプロではないのだから、趣味や余暇としての部分で書いているのだから、書き手が意図する主張や表現の中身に対し責任があればいいと思う。誤字・誤用自体はなければないに越したことはないが、 逐一指摘して、重箱の隅を突きまわす程の事でもないかなと、近頃は思う。 でも微々たる文字の違いが気になって気が散ってしまうのは確か。 モヤッとするという表現があったけれど、 会話をしている相手の歯に青ノリが付いてるのに気付いてしまい、話に集中できないみたいな感じだろうか……？ こんな事をつらつら書く私自身でさえ、その時々で打ち間違いは多いし、 気付いていない誤用はあるはずだ。だから、目にする小さな誤用や変換ミスなどは文章の意味を受け取る上では気にしないようにしようと思いつつ、しかしその「気になる」自分の感覚を疎かにして読み流し続ければ、いつの間にか誤用に鈍感になり、気付かなくなったり、自らが間違う事が多くなるだろうとも感じる。言葉に関しては「貧すれば鈍する」ではなく「鈍すれば貧する」だと思うのだ。 せめて今の段階で気になる誤用は、今後も間違わないように、自分が文章を書いたり打ったりするときに不安な表現は、なんとなく流さず、変換機能に頼りすぎず、辞書的な物へ頼ることを心がけたい。 

  2015.07.31

  コメント(0)

• 「からい」

  石けん関連で知り合って仲良くしていただいているりきまるさん(中部地方出身・大阪在住)の日記からネタをいただいて、 「からい」についてダラダラ書きました。mixiで書いたものを再編集して載せときます。 塩味が濃いことを皆さん何て表現します？ 私の周囲の皆様には関西人が圧倒的に多いので、 「からい」と言う人が多いのではないでしょうか？ でも、他の地方…東日本の人なんかには違和感があるでしょう。 それは「しょっぱい」だ！と。 更に「からい」はピリカラ系、スパイシーな味の表現だから、 塩もスパイシーもどちらも「からい(辛い)」では区別がつかないではないか！ …と思われる人も、そう突っ込まれた関西人も多いんじゃないでしょうかね？ *************************** 現代日本語の考え方では「塩辛い」が標準語で、 「からい」は「塩からい」を省略した方言、 しょっぱいも「塩はゆい」という古語が訛った方言、という考え方です。 ただし「塩」とわざわざ断るのは時代が下ってからで、 和語としての「からい」(方言・古語)は 古くは「鹹い（からい）」という字を当てたりもして、 塩を付けなくても塩気が強いという意味が本来だそうです。 「しょっぱい」の原形「しおはゆい」ですが、 「はゆい」はおそらく「面映ゆい(おもはゆい)」の「はゆい」で、 前出の「鹹い」の字を当てていたこともあったそうな(おお！)。 「辛」の字をつけたのは漢字文化が入ってきて以降で、 中国文化での扱いが気になるところですね。 殆どの香辛料は中国経由でしたでしょうし。 ピリカラ系の表現(概念)は文字表現以前の和語にはなかったのかもしれません。 もしくは表現はあったけれど廃れちゃったのかな？ ということでざっくり調べてみました。 (ネットの漢和辞典と中日辞典で)塩からいは「咸」、スパイシーさは「辣」で表すようです。 逆に「辛」の字を調べると「ピリピリとからい」の意味も含みますが、 「つらい」「くるしい」の意味の方でも良く使うようですね。 やはり和語に「からい」に「辛」の字を当てたことで、 ピリカラ系も塩から系も同じ字になって微妙な狂いが生じたようですね。 更に、前述の古語表記「鹹い」の字は中日辞典によると「咸」の旧字の様子。 旧字で入ってきて、でも難しい字なので「辛」に統一されて廃れちゃった日本。 中国語の「咸」は簡体字表記なんでしょうね。 ちなみに、英語やとスパイシーな辛さは「Hot(熱い)」ですよね。 ちなみに、古い関西人は 「(塩)辛い」が度を越してえぐみや苦みまで感じたりする場合は 「いがらい」って言うんです。(※「い」は程度を強める接頭語) うちの古い関西人もよく使ってます。******************************* うだうだこだわって長文になる辺りが趣味に走って申し訳ありません。流れとしては [1]文字伝来以前の和語では塩味のことを「からい」と言った。 ・香辛料系の刺激を表現する和語はなかった、もしくは廃れていた。 [2](以下前後関係不明) ・漢字伝来で「辛」「鹹」に「からい」の訓をつけた。 ・おそらく時を前後して大陸より香辛料伝来。 ・香辛料のピリカラを表現する和語がなかった(廃れていたorポピュラーではなかった)ので 　中国大陸と同じくピリカラ・スパイシー＝「辛い」を使い、広まっていった。 ・漢文を読み下す知識層では「辛い」と「鹹い」の書きわけはあったと想像される。 [3]塩味の「からい」とスパイシーな「からい」が混在。(多分ここも混乱期) [4]「辛い」との区別の必要性からか、「塩からい」「塩はゆい」の表現が生まれる。 　(「塩+はゆい」は複合語なので語の構造的に確実に時代が下るであろう。) 　※「はゆい(映ゆい)」は「面映ゆい」「かはゆい(可愛いの語源)」「こそばゆい」などに残る古語。 [5]「しおはゆい」が訛って「しょっぱい」となる。 [6]標準語として「塩からい」、方言として「からい」「しょっぱい」が残る。 [7]「鹹い」の表記が廃れる。 　([6]・[7]は前後するかも) 補足として(上の方とかぶりますが) ・「辛」は中国大陸においても(ピリピリとしたからさ)の意味を持つが、 　「苦しい・つらい」の意味も併せ持つ。 ・現代中国語では「辛い」は「辣」の字を主に用いる。 　(象形文字などの古代の簡略な文字から意味を細分化するために進化していっての変化であろう) ・現代中国語の「塩からい」を表現するのは「咸」。「鹹」と同字(簡体字か)。 最後に疑問。 ピリカラ・スパイシーを英語では「hot」というのは前述しましたが、 他の言語では何て言うの？ そもそもあの刺激を味覚に分類するの？ 以上、「からい」について熱弁してみました。 おつきあいありがとうございます。

  2010.06.11

  コメント(0)

• ９時間耐久カラオケ大会

  4月14日休日にしては頑張って早く起きて、長居でカラオケをしに行きました。行きの車を運転しながら「粉雪」と「思いがかさなるその前に…」と「POP STAR」を一生懸命耳で覚えこみました。歌える新曲を持っていきたかったので(笑)。母校の同期や後輩たち６人で午前１１時から「９時間耐久カラオケ大会」。マスターしたばかりの平井堅の2曲やレミオロメンの粉雪を歌っていると、合間に後輩の女の子も冬っぽい曲を歌っていたので、同期のＮ君から「そこ季節なんか違いますよ？(笑)」と突っ込みが入ってしまいました。なのでそこから私は「春」シバリで歌える曲を片っ端から選曲。松たかこの桜の雨、いつか・ヒスブルの春～Spring・ひととようのハナミズキ・つじあやのの風になる・Coccoのうたかた(これはまだ彼岸桜が咲いてない歌だったのでちょいはずした)・aikoの桜の時・ユーミンのダンデライオン・YUIのCHE･R･R･Y・ペリーヌ物語のオープニング曲・オレンジレンジの花・森山直太郎の桜などなど。さすがに途中で持ちネタが尽きて、春シバリはそこで終了。その後は普通に歌いたい曲を歌いまくっておきました。ダムのデンモクで選べる本人画像が気に入ってしまったので、レベッカのフレンズやイエモンのJAM、ボニーピンクは愛はバブルからパーフェクトスカイ、ヘブンズキッチンまで歌いました。あと中島みゆきの銀の竜の背に乗ってやううらさやかのシャララアヤカシナイト、CoccoのMyDearPig、小椋佳の愛燦燦などなど。無節操にほんと歌い放題歌わせていただきました。途中、後輩が歌った「君のいちばんに」という曲が、ちょっと思い入れのある曲だったので、うるっときました。私の病気が発祥した頃、原因の分からない体調の変化と学校生活の兼ね合いが辛かった時期によく流れていたので、自分を応援するような歌詞の部分を口ずさみながら頑張った思い出があるのです。この曲のサビの部分の歌詞「もう少し、もう少しだけ、明日こそ今度こそ強くなりたい　ゆっくり、ゆっくりと歩いてゆくから　もう少し、もう少しだけ　そのままでここにいて感じていたい　大丈夫、大丈夫だよ、自分に言い聞かせながら」の部分は未だに落ち込んだときに歌うと泣けて泣けてしょうがない曲です。つい１月ほど前は落ちに落ち込んでましたので、今日のカラオケで後輩が歌うのを聞くだけでも泣いちゃわないかハラハラしました(笑)。幸い目頭が熱くなる程度で号泣はしませんでしたのでご安心を。あそうそう、３月に買ったOzzのロングスカート履いていったんです。黒のタートルノースリーブセーターに紫のボレロカーディガンを羽織って、コムサの白ジャケット着て。首元が寂しかったのでジャラジャラのパールビーズの入ったゴールドのネックレスしていったら、なんだか「これからどちらへ？」って感じで、カラオケ屋さんに場違いでした。ジャケット脱げばだいぶカジュアルダウンするんですけどね。あ、そういえば黒タートルはイズムで白ジャケットとコムサコーディネートでしたね。

  2007.04.14

  コメント(0)

• 

  物欲日記・欲しい本

  3月16日夕方所用で外出。楽天ｍｙページの「お気に入り」商品のブックマーク機能がえらいことになっちゃってる(100や200どころではないくらい登録してる)ので一度書籍関係だけでも整理しておきましょう。自分の覚書代わりです。欲しい本一覧　　　　　　七緒のVol.4、5、9　この全集の１～３巻と別巻　　　　　これの１～３　(とりあえず2006年7月～2007年6月末まで遡ってみました。)

  2007.03.16

  コメント(0)

• 演奏会本番

  3月11日演奏会本番の日でした。母校の音楽部(合唱部)ＯＢＯＧが作った合唱団４団体と、現役の部員たち合計５団体合同の演奏会です。１０時集合、発声、合同ステージリハ、少し休憩を挟んで単独ステージリハ。昼食や着替えを済ませて１時半開演。プログラムは若い順なので私たちは２番目に舞台へ。少ない人数(１４人？)ながらも無事歌い終わりました。リハの後、ソプラノが弱いということで、急遽ソプラノ主旋律の部分だけアルトから助っ人を出したり、本番２週間前にテナーが一人もいないという事態になり、卒業したばかり、受験が終わったばかりの子を巻き込んだりと色々ありましたが…。本当に、無事に歌い終えることが出来て何よりでした。合同までしばらく時間が合ったので他団体の歌を客席で聞きました。やはりうちの団も今の倍の人数は欲しいな…。旧制女学校の卒業生からなる合唱団Ｎコーラスさんは私たちより少ないのに、よく声が出てらっしゃいました。素晴らしいです。あんな風に年をとりたいですね。合同ステージは喉を休める時間があったからか自分たちの単独ステージの時よりよく声が出たくらいで、後のことも考えなくていいので気持ちよく思い切り歌えました。今日までほんとに風邪をひかないように、喉を痛めないようにと気をつけてきましたので。もちろん体調管理という意味もありますが、少ない人数で一人欠けるということがどういうことなのかは重々知ってましたから。終演後、ロビーで聞きにきてくれた友人に声をかけたり、集合写真を舞台で撮ったり、残ったプログラムの整理などを手伝ってから、近くのサイゼリアへ移動。ソフトドリンク飲み放題(というよりドリンクバー)と食事で打ち上げです。各世代が混じって同じテーブルにつくように割り振られたので、大先輩の方々と色んなお喋りを楽しみました。全体での打ち上げ終了後、うちの団だけで飲み会になだれようという話になりましたが、私は昨日も飲み会だったので、体調を鑑みて一抜けさせてもらいました。同期の女の子も明日仕事だということでその子と一緒に電車で帰宅。充実した一日で楽しかったです。

  2007.03.11

  コメント(0)

• 帰阪、練習、やっと帰宅。

  2月12日朝(電車が動き出すか出さないかくらいの早朝)、なんばにバスが到着。長野のスキー場から大阪へ帰ってきました。南海の改札までみんなで歩いて、そこで解散となりました。しかし！私は１０時から夕方まで歌の練習があったので、一度家に帰ると眠気＆疲れに負けると思い、友人を呼び出してファーストキッチンで朝食。そこのトイレで洗顔・歯磨きなど身支度をしました。そしてすぐ近くのスタバに移動してコーヒーをゆっくり飲み、程よい時間になったところで電車で練習場所まで移動。練習場所はなんばと自宅のちょうど中間くらいの位置なんですよ。夜行バスでの帰宅でスキー後なのに割と頭はすっきりしてました。歌の練習は例のＯＢ合唱団のものですが、３月の演奏会に向けての合同練習なので休めなかったのです。楽譜を持参していけなかったのは、スキー旅行の後直行したガッツで許してもらいましょう。隣に座る後輩に楽譜を見せてもらいつつ練習。大先輩(旧制女学校時代の方までいらっしゃいます)たちに囲まれて合同舞台の４曲と新旧の校歌２曲を練習。お昼ごはんを挟んで、午後は同世代のＯＢ合唱団Ｈの方の練習でした。演奏会が近づいているので少し詰めた練習でした。いや、やっとそういう段階に足を踏み入れた…というところでしょうか？出来ればもうちょっと時間を割いて詰めたいものですが…。練習終了後、一部は近くのＹＳ氏(同期で合唱団呼びかけ人)宅へ行った人もいるようでしたが、私はもう体力の限界でしたので大人しく電車に乗って帰りました。やっと、家に帰り着いて、ぐったりと砂のように寝た気がします。このあたりは疲れと眠気で記憶が曖昧なんですよ(笑)。

  2007.02.12

  コメント(0)

• 本番と打ち上げと歯痛

  1月28日与謝野晶子を歌う舞台の本番の日でした。朝から市民会館へ出かけてバタバタとリハと本番。その後、母校へ移動して３時ごろからOB合唱団の練習。夕方に練習終了してから、今度は友人宅で打ち上げ。買出しの前から「今日は鍋奉行をしない！」と宣言したのに結局台所で主のように動いてしまっていました…。自分が動いた方が早いんですもん…。あと、性格ですよね、やっぱり。皆さんは鍋奉行派ですか？傍観する派ですか？アウトドアのキャンプや調理実習でも性格出ますよね？今日のお鍋は「キムチ鍋」だったのですが、途中、ほぼ調理が終わってテーブルで最後の煮込みをしようと移動させたところ、土鍋が割れ大変なことに…。カセットコンロも机も、その下の絨毯もキムチスープに浸食されてしまいました。鍋は破片もなく見事に真っ二つで、汁だけがこぼれたので、土鍋ごとフライパンで受けて、そーっと中身を別の鍋に移し、インスタントの昆布出汁で炊きなおして復活させてみました。一応食べれる鍋に戻りましたよ(笑)。食べながら少しお酒を飲んでほろ酔い気分。ついでに疲れで程よく眠くなってました。帰りは遠いほうの駅まで歩くのが嫌だったので一人最寄り駅(徒歩３分)から電車を乗り継いで帰宅しました。(元気な後輩たちは20分以上歩いて電車に…)帰宅すると祖母の引越し準備のために叔母が泊まりに来ていました。私は帰宅後すぐに風呂に入ったのですが、歯が急激に痛み出して大変でした。この間熱を出したあの歯です。治療中のあの歯です。うめき声を出して我慢するのですが、辛くて、文字通り七転八倒しておりました。ロキソニンを飲んで、なんとか就寝しました。どうもお酒とお風呂で血行が良くなりすぎて痛みが出たような気がします。よく言いますよね？怪我した時と抜歯した時はお酒は控えろって。

  2007.01.28

  コメント(0)

• 

  バーゲン/プラダを着た悪魔

  1月07日新年最初の所用。その後、近所のショッピングモールで少しバーゲンを見て回る。白のセーターと黒の綿タートルを買う。Nice factoryというとてもお安いお店。ハニーズよりは私好み。身の丈に合ってるので普段着はいいのです。きらくというラーメン屋さんでタンタン麺。ここのタンタン麺はゴマがこっくりと利いていて美味しい。冬限定なのが惜しいところ。そのあとシネコンへ行き、レイトショーで「プラダを着た悪魔」を見ました。えーっと、主人公の女の子が可愛かったのと、メリル・ストリープはやっぱりかっこいいなー、という感想です。あんな高そうな洋服いっぱい着てみたいな～。これはサントラもうDVDも出てますね。(日記を書くのが遅すぎか…笑)

  2007.01.07

  コメント(0)

• 

  薔薇のために

  12月14日夜に入っていた予定がキャンセルになったので、家でまったりと『薔薇のために』を読んでいました。うちにあるのはこの単行本サイズですが、今は絶版になって、文庫版が出てるんですね。ＢＳだかどっかで台湾ドラマになってたのを見かけたので久々に読み返してたんです。主人公のお祖母さんが死んで天涯孤独になったと思いきや、実はお母さんが生きていてその家へ転がり込みます。そこには父親の違う兄弟がいて、それがまた美男美女で性格がきつくて…というようなお話。人間関係とか家族関係についていろいろ含蓄のあることを言ってるので勉強になります。はい。ちなみに同じ吉村明美さんの描いた『麒麟館グラフィティー』もお勧めです。これも文庫版が出てるみたいです。麒麟館グラフィティー（第1巻）そう言えば最近の作品は買ってないなぁ…。また集めようかな…。(うちの本棚のどこにそんな余裕があるのだろう？)

  2006.12.14

  コメント(0)

• 

  漫画三昧その２

  10月13日(遅れてます。)10日にキャンセルがあったので臨時で用事ができ、夕方はそれに行ってました。帰宅後は昨日と同じく漫画三昧。本日のメニューは「ヒカルの碁」一気読み。全２３巻です。昨日よりは量が少ないですよ。　ちなみに昨日(Ｈ２)も今日(ヒカルの碁)も、ＣＳでやってたから悪いんです(笑)。**********************************10月9日～12日の日記も書いてます。散歩日和/液体石鹸希釈キャンセルあり。木綿反物/和裁の日(見積もり・柄合わせ)。漫画三昧その１**********************************10月8日の日記に塩ビパイプ(石けん型)共同購入しませんか？ というのを書きました。まだ募集中です。どうぞよろしく。

  2006.10.13

  コメント(2)

• 恐ろしい出来事…。

  9月7日(１ヶ月以上遅れて日記を書いています。)夕方から所用で出かけ、帰宅後遅い夕飯とお風呂を済ませ、いつも通り居間でインターネットをうだうだしていると、世にも恐ろしい出来事が…。(※虫の類が苦手な人は読まないほうがいいですよ。)家族も寝静まった丑三つ時、それはカサッという音とともに、私の目の端に映ったのです…黒い影が…一瞬の出来事でしたが私の脳はそれを判別してしまいました…そう、それは…直径１０ｃｍを超す巨大な…蜘蛛くも、クモ、蜘蛛…いえ、一匹でしたけど、１０匹分くらいのインパクトはありました…。一瞬の出来事で振り向いた時、というか、脳が「クモである事」を認識して体が動いた時には、もうクモはどこかへ行ってしまっていました。(←１番恐ろしい重要ポイント)もちろん振り向いたはいいけれどあまりの出来事に体は固まって動けませんでした。退治なんてとてもとても…。私のクモの許容範囲はそうですね、直径２ｃｍまでですかね。絶対触れませんが、２ｃｍ以下のクモならその存在を許しましょう。どちらかと言うと田舎なので虫も多いですし、そうすると必然的にクモも出てきます。時には家の中に紛れ込んでくることもあるでしょう。でも、でもっ！１０ｃｍ以上なんて言語道断！！２ｃｍを超えるクモは私の預かり知らぬ屋外でその生涯を全うしてください！！！ちなみにアシダカクモとかアシナガグモとか呼ばれる類のクモでなく、足も体自体も肉厚な普通のクモの巨大バージョンでした。嗚呼、一瞬だったのに正確に覚えちゃってるし…。(思い出して書いてるだけでも怖い…。)ただ、叫んだり騒いだりしようにも夜中で誰も起きてませんから動けない癖に妙に冷静な部分もあって…。とにかく頭の動き出した私に出来ることはクモの嫌いそうな精油を調べて、忌避剤的なスプレーを作り、(この場合本体はどっかいっちゃってるので殺虫剤は意味ないですし)この部屋(＝居間)から出さないように、他の部屋へ移動しないように、絶対に二階(＝寝室)へは上がらないように、ドア付近と廊下、階段にスプレーしまくることだけでした。寝室に出られた日にはこの家で一睡も出来なくなりそうですもの…。嗚呼、恐ろしや恐ろしや…。深夜の身の毛もよだつ出来事でした。その後朝まで眠れませんでしたよ…。朝、家族を起こして一番にこのことを注意しておきました。(つづく…)******************************************************和裁(衿付け続き) 9月6日の日記も書いています。(※こっちは恐ろしくない普通の日記です。)

  2006.09.07

  コメント(2)

• 

  ネットカフェでごろごろ。

  9月2日(一ヶ月以上遅れて日記を書いています。)一日ネカフェでゴロゴロしてました。(７時間パックで長居)確かコープスブライドのDVDか何かを観たような記憶が…。　　幽霊の花嫁さんがちょっと可哀想でした。面白かったです。神父さん役がロード・オブ・ザ・リングのサルマン(敵の魔法使い)を演じた俳優さんでした。漫画は何を読んだんだっけなぁ…。この辺の日記メモが一度データ消えちゃったので、あやふやです。1ヶ月も遅れて書くからそんなことになるんですけどね(笑)。***************************************************粉ものいっぱい。(8月29日の日記)毎週水曜は和裁の日 (8月30日の日記)体力ないなー(笑)。(8月31日の日記)ヨクイニン効果？(9月01日の日記)このへんもよかったらご覧ください。

  2006.09.02

  コメント(0)

• 歌の練習。

  8月27日歌の練習がありました。母校のＯＢＯＧ合唱団の練習です。6月7月の練習に行けなかったので、実に3ヶ月ぶりです。久々に練習参加して気持ちよく歌いました。やっぱりカラオケとは違うんですよ、心地よさの種類が。来年春に合同演奏会があるようなので、それに向けての曲を練習しました。昨日の疲れもあったので、帰りは寄り道もせずまっすぐ帰りました。*****************************************8月26日の日記です。↓浴衣で花火～♪

  2006.08.27

  コメント(0)

• 

  『ゲド戦記』

  ８月２２日(１ヶ月遅れで…以下略)昼ごろまでまったりと寝て、ごそごそと起きだして本屋へ行きました。そういえば東京では古本屋さんで買った本の他に新刊本のハードカバー１冊と着物関係の本３冊、雑誌の別冊ムック本、そして古い雑誌のバックナンバーをもう１冊買いました。難しい系の本はしばらくはいいです。この日は漫画とかライトノベルとかボケーッと読める本を買いました。　それから『ゲド戦記』を観ました。感想は「そこまで酷評されてるほど悪くもなかった」です。いいじゃないですか、さらっとしてて、ジブリっぽさもわりとちゃんとあったんじゃないですか？まぁ、原作のゲド戦記シリーズを１話にまとめたことの是非はちょっとおいておきましょう。(私原作読んでませんので、そこは言及しません。)とりあえず、絵も音楽も綺麗でした。もうちょっと世界観に奥行きがあるといいなーとかっていうのはありましたけどね。意味ありげにキャスティングされた有名な俳優さんたちが、実は大した事ない脇役な登場人物だったりとか(声優でいいんじゃ…？)。ファンタジーは世界観がしっかりしていてこそ良し。息子さんの第一作ですし、二作、三作と、これから伸びていかれるんじゃないでしょうかね？最初からお父さんレベルを求めちゃ酷だと思うのですよ。この作品はこの作品でよいと思ったわけです。テルーの歌は気に入ったのでCDを買おうかな。　　　***************************８月２１日の日記(でも実質は２０日の内容)もご覧ください。(回想)最終日の銀ブラ～。

  2006.08.22

  コメント(0)

• 

  めがねを買いに…。(本もゲット)

  7月04日　アメリカの独立記念日…でしたっけ？日記のタイトルは「めがねを買いに…。」(「てぶくろを買いに」風)なんですけども、朝はせっせと和裁の宿題をしたのです～♪まぁその話は明日に置いといて、ちくちくと縫っている間に注文していた楽天ブックスが届きました。坂田靖子さんの漫画が数冊。今手に入る範囲で全作コンプリートしようと…。 『闇夜の本』（1）～（3） 『花模様の迷路』 『パエトーン』 『タイニーポムポム』深夜番組「探偵ナイトスクープ」の企画から端を発し、ついには言語学・方言学の大考察に至った経緯を書いた本。 『全国アホ・バカ分布考』　前から気になってた着物関係の本で、小物を作っちゃうってやつ。和裁も始めたし、これからちょくちょく針仕事するかなーと思って…。 『着物まわりの手づくり帖』　実は、集めると言うほどでもないけれどタロットを集めてるんです。で、わりと好きなダヤンの絵でタロット発売と聞いて、これは買わねば！！！と、すぐ取り寄せようとしても、アマゾンでもセブン＆Ｙでも楽天ブックスでも売り切れていたものが、最近、新たに重刷されたようなので購入。 『ダヤンのタロットカード』　そして、これが今回の本命、川原泉さんの新作。近くの書店３軒回っても売り切れてたやつです。(本屋で…参照) 『レナード現象には理由がある』　そして、午後から出かけた古本屋さんで、ハリポタを中古でゲット！もちろん最新刊ではありませんよ？ひとつ前に出た、二冊組が1000円でした。出たばっかりだと高いですし、映画公開が近づくとまた値上がりしますしね。状態も良くてかなりお得な買い物でした。 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で、やっとこさ本題である「めがねを買いに…。」、はるばる大和川を車で越えて住吉のＭ倉時計店に。ここは昔ながらの時計屋さん兼眼鏡屋さんで、遠いですけど検眼やフィッティングを丁寧にやってくれますし、レンズもフレームも定価の半額ですの。私はかなりの近眼で、薄いレンズが必要ですので、３プライスのお店だとあまりレンズが選べませんし、技術が不安。かといって近場の大手メガネチェーン店だとやっぱりお高いのです。検眼の結果は右を２段階、左を１段階、近視矯正の度を上げて、左目の乱視を１度分矯正することになりました。右目の乱視は軽いのでまだ矯正なしでもＯＫのようです。(前回作った２～３年前は両目とも軽い乱視で矯正不要だったのに。)ちなみにいつも矯正視力を片目０．８～１．０弱ぐらいにして、両目で１．２弱が見える程度にしておくのが好きです。弱めじゃないと、ずっとかけっぱなしなので目が疲れて頭痛にまでなりますからね。さて、検眼が終わったら次はフレーム。これは爽やかな水色セルフレーム鼻あてつき。「Ｃａｔ　Ｔａｉｌ」という文字と猫のマークが入っていました。パッドがちゃんとないと鼻が低いので目に近すぎて不快なんです。セルをかけたことがないのでちょっと憧れ…。定価(市場価格？)の半額になって5,000円なり～。こちらはライトブラウンのメタルフレームで、オーバル型のもの。逆三角形をゆるくしたような形や四角っぽいフレームの物は、すべて教育ママっぽくきつく見えてしまうので却下です。これの変わっている点は、横のツルの所がアーガイル柄になっているんです。バーバリーみたい～♪可愛い～♪前から見ると金縁系で大人っぽいのに横から見ると洒落っ気があるんですよ。「Ｌａｄｙ　ＭｃＧＲＥＧＯＲ」の文字が入っていました。マックレガーはアメリカのカジュアルブランドのようですね。ちょっとお高めの10,000円なり～。他にも色々かけてみましたが、最終的にこの二つ散々悩んで、悩んで悩んで悩んで．．．二つとも買っちゃおうか…？とも思ったのですが、予算は三万円。レンズは14,000円(半額になって二枚でこの価格)のを入れるので、二つは無理…です…。セルの方が厚みが分かりにくいから少し安いレンズにしたとしても、13,000円と24,000円で結局4万円仕事だし…。夏に東京へ行くことを考えると、切り詰めめにしなければいけない時期だし…。いっそセルの方はフレームだけ買って、お金に余裕のある時にレンズを入れに来ようか！？とまで考えたり。最後の最後まで悩んで、現在の年齢と相談して、メタルフレームのマックレガーを選びました。ちょっとかしこまった場に出なくてはいけない時、真面目な集まりにいく時、着物を着た時…などに、きちんと化粧をして違和感がないものということで。出来上がりは来週です。帰りは少し遠回りをして、北花田のダイヤモンドシティーに寄り、ちょっとウロウロウィンドーショッピングをして、夕食ピザとボンゴレを食べましたとさ。うううううう。決めたはずなのに、水色のセルが心残りぃぃぃ…。遊び心のセルフレーム、鼻当てのついたセルフレーム、憧れのセルフレーム、セル、セル、セル、セル、セルフレーム…。

  2006.07.04

  コメント(0)

• 

  『英雄 HERO』

  姉のところから借りてきた『英雄 HERO』のＤＶＤを、夜、夕食の後に父と見ました。公開時に観ていたので感想は省略。相変わらず映像が綺麗です。新しいテレビは映画を観るのが楽しいですね。父が寝に上がってから、一人で得点映像を観ました。実はこの得点映像が観たくて借りてきたんですよね。役者さんや監督さんなどのインタビューや、映像の秘密。撮影秘話など、やっぱりかなり力を入れて作った映画なんですね。アクション俳優じゃない役者さんのアクションぶりも、解説されるとなるほどなぁと感心しきり。でも脚本はもうひと捻りして欲しかったなぁ…。捻ってあったけれど、捻り方がワンパターンと言うか単調と言うか。まぁ、目に美味しい映画で、かつ、役者さんや監督さんのファンになれる映画でした。短いですけど今日はこれだけ。*******************************昨日の日記も映画の日記です。(半分以上買い物レポだけど…)買い物と『ダ・ヴィンチ・コード』

  2006.07.03

  コメント(0)

• 

  買い物と『ダ・ヴィンチ・コード』

  7月02日　とうとう同じ月まで追いついてきてますよ！！！(でも25日遅れ)昼、一つ所用を済ませた後、昼すぎから近所のショッピングモールへ。シネコンに『ダ・ヴィンチ・コード』を観に来たのです。でも、日曜日で混み混みかつ普通に見たらちっとも安くないので、レイトショーのチケットを購入。映画までの時間を100円均一ダ○ソーとドラッグストアと靴屋をうろつきました。100均では何買ったっけな…。手作りコスメ用に貼って剥がせるラベルシールを買いました。あとステンレスのソープディッシュを一つ。あ、透明プラスチック製のプッシュボトルを液体石鹸用に一つ。兎の模様の手ぬぐいを一枚、爪やすりを一組、えーっと、あとは…忘れました。合計7～8個買ったように記憶してます。これでも厳選に厳選を重ねて…ないかな？(汗)ついつい買いすぎてしまう…100均マジック。ドラッグストアではニベアSUNプロテクトのＵＶジェル、毛穴対策の方を。一昨年から体用にウォータージェルを使っていまして、その前は確か一時期ニベアヴィサージュのＵＶジェルを顔に使ってたので、テクスチャーはなんとなく予想がついたんですよ。かなりサッパリで付け心地がいいです。その上、なにやら気になる「毛穴ケア」の謳い文句。この「ホワイトニング」もかなり気になったのですが、やはり一度に二本まとめ買いは踏みとどまりました。メインで使っている日焼け止め乳液(兼下地)が分不相応にも6000円もするので、普段その辺にふらふら出歩く時に惜しげ無く使える物が欲しかったんですよねー。それとビオレの毛穴すっきりパックが何やらリニューアルして、威力が増したようなことが書いてあったのでついふらふら購入。嗚呼、あまりパックしちゃ毛穴を広げることになるからいけないのに…。そしてモスバーガーで軽く夕食後、靴屋で友人の靴を一緒に見ました。靴って真面目に選び出すと大変ですよね。デザインで気になった物をサイズを探して箱から出して履いてみて、スニーカー一つ選ぶのにかなり手間取りました。無事選べたのでいいんですけどね。私もスニーカー欲しいなぁ…。母の｢買ったはいいけど痛くて履いてない」のを一つ奪っとこうかな…。で、やっと本題の『ダ･ヴィンチ･コード』です。結論：面白かったです。原作は未読ですが、原作を読みたい！と思わせる内容でした。トム・ハンクスとオドレイ・トトゥの主役二人もはまってました。トムのインテリっぽさとか繊細さ、オドレイの理知的で潔癖な感じ。もちろん脇を固めるイアン・マッケランの情熱と狂気の境目な雰囲気、シラス(ポール・ベタニー)の明らかに常軌を逸した行動や表情など、とてもハラハラドキドキでき、引き込まれる作りの作品でした。ロケーションも素敵過ぎて見とれてしまいました。絵画や歴史的建造物、自然、などなどフランスやイギリスへ実際行って見てみたいと思わせます。謎解きもスリリングで好奇心をそそり、少しキリスト教や世界史(ヨーロッパ史)についての知識があればより面白いですが、無くても分かりやすいように破綻無く描写してありました。世界史好きだったので「公会議」｢十字軍｣など、タダの文字列だったかつての教科書の文句が肉感を持って私に訴えかけてきました。(もちろんフィクションな部分はそれとして)少し順調に謎解きが進みすぎるかも？閃きが的確すぎるかも？という面は無きにしも非ずでしたが…。もっと調べ物とか間違った方向への謎解きとか四苦八苦してくれた方がリアリティーが出たような気がします。一つ難だったのがジャン・レノ演じる刑事さんにあまり葛藤とか懊悩を感じなかった所。裏切っている(誰を？)のか信念なのか操られているのか考えていないのか、その辺り、もっと厚みのある人物描写が可能だったんじゃないかなぁと。ジャン・レノの演技の問題なのか演出の問題なのかは私には分かりかねますが…。色々と、現実世界では「キリスト教的に」問題となっていますが、これはこれでとても｢よく出来たフィクション」ってことでいいと思います。まぁ、いいと思えるのはキリスト教徒でもなくヨーロッパ人でもないいち日本人の私だから気楽に言えることかもしれませんね。実際、「よく出来」過ぎていて(リアリティーが充分過ぎるほどあって)、本当にあった謎解きなんじゃないのか…と、信じちゃえそうですもの。心配する人の気持ちも少～し分からなくはありません。そうそう、親友Ｎが去年イタリアへ旅行したのですが、行く前に原作を読んだそうです。写真を見せてもらったんですが、写真だけでもゴージャスで圧倒されます。そしてうちの姉がこの秋イタリアへ行くそうな。嗚呼、羨ましい。いいなぁ…。貧乏人のワタクシは関連書籍でも読んで心欲求を満たしておきましょうかねぇ。

  2006.07.02

  コメント(2)

• 

  『トロイ』のDVDと菓子作りの道具

  6月29日夜、帰宅後に家族で『ＴＯＲＯＹ(トロイ)』を見ました。姉のところから借りてきたやつです。字幕の嫌いな父の希望で吹き替えで見ました。私は公開時に劇場で見ていたので、衣装とかセットとかＣＧとか、違う面で楽しみました。オーランド・ブルーム扮する王子のヘタレっぷりとか、ヘクトル(お兄ちゃん)のかっこよさとか、ブラピって鍛えたせいかちょっと猿顔…とか、ヘクトルの奥さん美人なのに顎割れてるなぁ…とか。母が、トロイの王様を見て、「この役者さんピーター・オトゥールみたいやなぁ」と言っていました。「ピーター・オトゥールって誰？」と私が聞くと、「昔の俳優。アラビアのロレンスに出てた人」「アラビアのロレンスやで？」俳優の名前では覚えていませんでしたが、アラビアのロレンスに出たベテラン俳優さんだということは、公開時に買ったパンフで読んだので覚えていたんですよ。父も名前を聞いてすぐ分かっていたので、母たちの世代には有名な人なんでしょうね。私は、残念ながらアラビアのロレンス自体では分かりませんでした。でも、美形は歳くっても美形なんですねー。この流れで、パンフをわざわざ引っ張り出してきて、それを眺めながら映画鑑賞しました。話は変わって、この日、楽天ポイントで買った菓子作りの道具が届きました。買ったのはこの子達。早くスコーンやらタルトやら作ってみたいです。

  2006.06.29

  コメント(0)

• 

  『リロ＆スティッチ』『クイール』

  6月19日　(遅れて日記を書いています。そしてなかなか追いつきません…汗)木曜に友人とDVD鑑賞会をした時に、「３本借りると安くなる！」というレンタルショップの策略に乗ってビデオをもう２本借りてありました。それを本日見てましたよ。『リロ＆スティッチ』これは字幕だったので、一人で見てました(父が字幕を嫌うので)。リロもスティッチもかわいー♪毎回言いますが、ディズニーは安心して見れますね。色々難しいこと考えなくても楽しめますし、ちゃんと山あり谷ありドキドキも感動するところもありで。危険で不気味なのに可愛いって変な生き物です。あれが犬として売られるのは大いに意義ありなんですけどね(笑)。友人がキャラグッズを「カワイーカワイー♪」と言うのが分かりました。あと、福祉のお役所のおじさんの正体がいまいちなぞです。ラストの宇宙人との会話、意味ありげじゃありませんでした？何か他のお話とリンクでもしてるんでしょうか？？？『クイール』これは邦画なので家族みんなで見ました。私は最初30分ほど家族が帰ってくるまでに見かけていたんですが、夕食の用意とか色々間に入ったので中断し夕食後にまた最初から。でも、かわいーかわいー子犬のクイールが何度も見れて幸せで♪前日、ペットショップで見かけた子犬よりももっとチビチビでフニフニヨタヨタした生き物でした♪大きくなってからも賢いし健気だし。原作が盲導犬のドキュメント的な本なので、映画も全編を通して記録映画っぽい演出で淡々としているんですが、お父さん役の小林さんが病気になってクイールが仕事が出来なくなる所とか、そのお父さんが亡くなってお葬式にクイールがいくんですが、「どうして寝てるの？」という風な様子のところとかが涙を誘いました。それはそうと、名取裕子さん、小林薫さん、椎名桔平さん、香川照之さん、寺島しのぶさんと、最初から最後まで豪華キャストですねー。もちろんクイール役のワンコたちも名優です。全部見終わってビデオを巻き戻すついでに、最初の子犬時代のところをもう一度見ちゃいましたよ。はぅ～～～…。可愛いっっ！もう映像だけでメロメロです。子犬触りたい～。ぬくくてふにふにしてて無力な生き物を抱っこしたいです。以上、映画鑑賞Dayでした。

  2006.06.19

  コメント(6)

• 

  ＤＶＤ鑑賞『Ｍｒ．インクレディブル』

  6月16日昨日お茶をした友人Ｎとまた遊んでました。近所のレンタルショップでＤＶＤを借り、スーパーでお菓子を買い出して、映画鑑賞会です。観たのはディズニーのＭｒ．インクレディブル程よく山あり谷ありドラマ・夢・涙あり。起承転結にも破綻なく、安心して観ていられますね、ディズニーアニメは。なかなか面白かったです。あと、液晶アクオスはやっぱり映像が綺麗でした。母が夜から職場の人たちと信州へ旅行に行くと言うので、夕食の仕度をし、駅まで送迎しました。旅行の時は毎回荷造りに右往左往してます、うちの母。むやみに「旅行のための買い物」をする癖もありますし。遠足の前の日は眠れない子ですし。難儀なものです。

  2006.06.16

  コメント(4)

• 激しい歌を歌う会。

  6月10日「激しい歌を歌う会」を催しました。要はカラオケです。ちょっと激しいor情熱的な歌というテーマをつけてみただけです。ＧＷのほんの２時間ほどのカラオケでは不完全燃焼だったので、友人に約一名「聖飢魔II」の好きな「マイクを壊しそうなほどシャウトする」人がいまして、その子に「激しい歌を歌いたい」ともらしたら嬉々として企画してくれました。昼になんばで集合して、そこから夕方までたっぷり歌を歌いました。総勢６名で、いろ～んな曲を歌いました。大声を出し、シャウトも多少し、気持ちよくメロディーにも乗り、かなりストレス発散になりました。楽しかったです。歌い終えて(フリータイムが終わって)外に出ると、少しお腹がすいていたのでたこ焼きを食べようということになりました。吉本系のビルが建っている近くのたこ焼き屋さん(名前は知らない)で、熱いのをハフハフしながら美味しくお腹を満たしました。またカラオケ行きたいなー。

  2006.06.10

  コメント(2)

• 

  読書の続き。ヴィクトリアンガイド

  6月05日、昨日からの読書…もとい漫画三昧の続きで、今度は自分の漫画棚をゴソゴソ読み漁っていると、『エマ』の最新刊がないことに気がつきました。いつの間にか出てたんですねー、『エマ７巻』。油断してました。最近本屋ウロウロしてないから。新刊に疎くなっています。あと、読書熱と読書傾向に波があるから興味が下火だったのも。このエマという漫画、たまたま紀伊国屋で通りがかりに買ったんです。ストーリー自体は割りとお決まりの展開というか、乙女チックな展開なんですけど、間の取り方の上手さと、洋服や小物、建物、背景を丁寧に描いているので、雰囲気や臨場感があって面白いんですよ。で、そのエマの『エマ ヴィクトリアンガイド』という、舞台となっている19世紀英国の生活様式や身分制度、社会状況、文化、などなど、森薫さんのイラスト入りで、結構詳しく解説してある本です。エマを読んでいなくても、イギリス文学とかコナン・ドイルとかポワロとか好きな人はこの本、面白いと思いますよ。メイドになって出世するには～とか、社交界にデビューするには～とか。カントリーハウスの中はどんな風になっているか～とか。『バジル氏の優雅な生活（第1巻）』とかめるへんめーかーさんの漫画とかを読んでいた影響も色濃いですね。私、一時ドールハウスにはまっていたことがあって、欧米の凝ったドールハウスの写真とかを喜んで見ていたんですよ。そうするとこれがまたそのドールハウスの映像と映画なんかでみた映像と、エマの中の絵と、更にこのヴィクトリアンガイドの解説と相まって、生活観が増してくるんですね。あー、本当にこうやって生活してたんだなぁ…と。もともとビクトリア調の家具とか食器とか好きですしね。ただ、この本、解説文がほとんどで、小説のようにストーリーがあるわけでもなく、ただ知的好奇心を埋めるためというか雑学を増やす感じで読むので、少しずつしか読み進みません。歴史とか産業の話になるとちょっとダレてしまって、一気読みするにはちょっと飽きちゃうんですね。ただいま５分の３くらいを過ぎたあたりです。ということで、本屋に行って『エマ７巻』を買ってきて、無事エマと坊ちゃんの恋の結末を見届けました。めでたしめでたし。[ヴィクトリア]　[ビクトリア]　[アンティーク]などのキーワード検索で引っかかってきた楽天の商品です。目の保養に眺めてってください。(高いものから載せてますから見るだけをお勧めします。)

  2006.06.05

  コメント(2)

• 

  練習度忘れ。そして漫画三昧。

  6月04日、(遅れて日記を書いてます。)歌の練習をすっかり忘れて、昼までゴロゴロ寝ていました。先週5月の練習があったところだったので、もっと間があくと思ってたんですよ。夜、ネット中に後輩の日記で気づきました。まぁ、起きてから手帳とか見て気づいても、動き出した時点でもう練習始まる時間だったんですけどね。練習忘れて何をしていたかと言いますと、読書をしてました。読書と言うより漫画三昧かも。ライトノベルや自分の蔵書である漫画を昼間はダラダラ読み、夜は、父の書棚から何年か前に芥川賞をとったらしい「介護入門」や、さいとうたかおの「藤枝梅安」、「あずみ」や「戦国自衛隊」のダイジェスト版、「人間交差点」の漫画類などなど、何の一貫性もなく読み続けました。(あずみ、戦国自衛隊は通しでちゃんと読んだことはないです。)普段読まないジャンルの漫画もなかなか面白かったです。読み慣れないので少し疲れましたけどね。

  2006.06.04

  コメント(2)

• 

  本購入。

  数日前の日記でも古本屋さんに行ったと書いてますが、古本、新刊、漫画、小説、新書…と見境なく、本ばかり買っています。楽天ブックスでも1万円程大人買いしました。七緒の１冊目とか、美しいきものに連載されてた東福門院和子の生涯を書いた小説とか、染色家の吉岡幸雄さんの日本の色辞典とか。着物に関係のないところでは坂田靖子さんの黄金の梨（1）全四巻とか、浦沢直樹さんのMONSTERのうち最初の６冊とか…、他にも方丈記・徒然草に関する本など色々…。もともと自宅にあった本で、興味はあったけれど読まずにいたものなども引っ張り出しております。読書熱が高まってるんですかね。個々の感想はまたお買い物レビューにでも書きます。早く知りたい方は本ごとに聞いてください（笑）。ちなみに、総括すると、今回の買い物のうちはずれはなかったです。

  2006.04.13

  コメント(2)

• 記念コンサート本番。(長文注意)

  私の住む某市が政令指定都市に移行する日です。隣の町との市町村合併も、政令指定都市移行も特に賛成ではないし、お祝いする必要もないんですが、記念のコンサートに出てまいりました。第九が歌いたかったからです。朝から軽い発声練習・ゲネプロを済まし、本番のコンサートまで４時間以上の自由時間がありました。その時間、市長さんや府知事さんなどが記念式典をしてたらしいですが、われわれ合唱要員はとーっても暇でした。顔見知りの奥様方と、少し時間をつぶしてから近くのイタリアンレストランにランチにランチタイムの３０分前に乗り込んでおしゃべり。その後ランチのミニコースをおいしくいただいて長居しました。イタリア人の店員さん(オーナー？)が陽気で、いいタイミングで料理を出してくれたりコーヒーをすすめてくれたので居心地がよかったです。その後控え室に戻っても、まだまだ時間があったので、歯を磨いて、コンタクトを入れて、化粧をして、髪の毛をアップにして…と念入りに化けてみました。舞台用の白ブラウスと黒ロングスカートに着替えればいっちょあがりです。化け具合に感心されちゃいましたよ、練習は普段着＆風邪引きだったりでみすぼらしかったので(笑)。ベートーベンの第九はこれで４回目。オーケストラとの共演はこれが２回目です。前回はひな壇の一番後ろ四段目だったので俯瞰でオーケストラの様子を見下ろすことが出来ましたが、今回は一番前のソリストのすぐ横。目の前がオーボエさんやホルンさんたちでした。上から見たときはオーケストラのどの楽器が今鳴っているかがよく分かって、面白かったんですが、今回は楽員さんが楽器を吹く様子、弾く様子が、間近に見えてこれまた面白かったです。素人とはいえ、歌う人間としては「人間の体は楽器である」という言葉を昔から実感しておりましたが、楽器を扱う音楽家の方にとっても｢体は楽器」の一部なんですね。呼吸の強弱やタイミングの合わせ方、ちょっとした力の加え方、抜き方など、体がしっかり楽器の一部として連動してるんですね。管の方々を後ろから見ていると肺の広がる様子まで分かるんですよ。弦の方であれば弓の上げ下げ、力の入れ具合までも呼吸と連動していましたし。まぁ、もちろんこんなことを考えつつも、目線はあまり動かせません。なるべく指揮者の方へ。だってもう舞台の上ですから。私たち合唱メンバーはジーっと座っていなくちゃいけません。姿勢良く、微動だにせず(実際には無理ですけどなるべく動かないように)、硬い木のひな壇に座り続けるのはとってもお尻が痛かったです…。足首から膝、太ももにかけて、力を入れっぱなしな感じでした。１～３楽章と４楽章の前半…長いですよ？かなーり厳しかったです。しかも、風邪の名残で少し咳が残ってたんですよね。我慢しても我慢しても、どうしても出てしまう咳が。もちろんピアノやピアニシモのところで咳いちゃいけません。曲がフォルテシモになるまで待って待って待って、息をつめて待って、オーケストラの音が激しくなったところでコッソリ咳込んでました(笑)。舞台に存在するだけでも、その瞬間の演奏者ではなくとも、演者の一員であるんだなぁ～と変な(当然の？)責任を感じてしまいました。で、４楽章のある瞬間(テーマが流れるんですよ。)に、男性ソリストと同時に立ち上がるんです。そこから合唱メンバーが曲に思いっきり出張ります。もう突き抜けた気持ちよさがありますよ。私自身、宗教的には良く分かりませんが、このオーケストラと指揮と合唱の音の一体感、場の一体感があれば、そのまま突き抜けて天に届くんじゃないかと思うくらい気持ちいい清々しさがあります。本番は細かいことはほとんど考える余裕もなくあっという間に終わってしまいました。覚えているのは今までで一番声の伸びがよかった第九だったということと、足の裏がしびれて痛かったことぐらいですかね。正味の練習が１ヶ月半にも満たなかったにもかかわらず、とてもいい合唱だったと思います。即席団員さんたちの間にもなんとなく団結が生まれましたし。指揮の先生、合唱指導の先生方、その他関係者の方々もありがとうございました。楽しかったです。また歌いたいですね。演奏会終了後、舞台に飾っていたお花がもらえるという事で、着替えを済ませて行ってみたのですが、残念ながら行くのが遅くてもうありませんでした。あと、一緒にいた方が新聞の取材を受けてらっしゃいました。友人と立ち話をしている間に、他の方は帰られてしまっていて、帰宅が一人でちょっと寂しかったです。高島屋の呉服コーナーへ着物の手入れのことを聞きに寄り、本屋へも立ち寄って帰ってきました。(普段着に舞台用の派手メイクで、　ガラスに写った自分がケバかったです…。)はぁ、疲れた。

  2006.04.01

  コメント(2)

• 

  『マダガスカル』

  昼、池上曽根遺跡のところの公園をのどかに散歩し、夜は『マダガスカル』のＤＶＤを見ました。「おどるっのスキスキっ♪」っていうキング・ジュリアンの歌が頭を離れません(笑)。あと、根本的に問題が解決してないだろう…っていう中途半端さもなかなか良かったです。(「肉食」とか「帰りの船」とか…)あと、かわい子ぶった山口勝平氏の声も久々に聞きました。スペシャルエディションについていると言う｢ペンギン大作戦｣も見てみたいような…。近頃、あまり考え込まずに観られるアメリカ製のアニメにはまり気味。カートゥーンネットワークとかディズニーチャンネルとか。ボーっと見てることが多いです。日本のアニメは世界観を把握するまでまじめに見ないと駄目なので、だんだん面倒くさくなってきてます(笑)。続きもののドラマは一回でも見損なうと取り残される感じがあるのでほとんど見なくなってますし。うーん…頭の中が怠け者化しているようです。

  2006.03.25

  コメント(0)

• 声も出ないのに第九の練習

  風邪ですよ。風邪。喉風邪。今週はひたすら寝て過ごしてます。昼は薬が効いてたので友達からの誘いも無視して寝続け、夜は声も出ないのに本番が近いので歌の練習に行ってきました。高い声が出ないとか大きい声が出ないとかいう段階じゃなく、歌い声は高いところも低いところも、大きい声も小さい声も、全くでないので、口パクです。指揮を見ながら楽譜の確認をするだけのために練習に行ってきました。ものすごくまじめに口パクしましたよ。話すことさえままならないので、行きも帰りも練習中も、誰とも喋らず、くら～く過ごしました。マスクしてると表情が見えないので話しかけられるどころか、会釈もほとんどありません。(しても気づいてもらえなかったり…)友人に声をかける気力もないくらい。ほんと、自分は人見知りだったんじゃないかと思うくらい暗かったです(笑)。そういえば第九の前は必ず喉風邪をひいている気がします。最初の時は前日リハの段階でほとんど声が出ていなくてどうなることかと思いました。数年前もマスクと喉プッシュなんとかを片手に練習に通ったような。喉が弱いので冬場は特に喉大事にしてるつもりなんですけどねぇ…。少し暖かくなって、ハイネック・タートルネック以外の服を着て油断したからだと思います。*************************************昼、ゴロゴロ寝ていてあることにハッと気づきました。とある申し込み書類の提出期限が確か今週中！慌てて確かめると今日の消印まで有効だったんです。その時点で１５時半くらい。慌てて書類を書き上げてパジャマにコートを羽織っただけで最寄のポストまで急ぎましたが、そのポストの回収は１５:００が最後。いったん家に戻って服を着替え、車で本局まで行きました。本局の普通郵便の回収は１７：００が最後なので、目の前で消印を押してもらって一安心でしたが、もし本局の回収も終わってたとしたら、どうすればよかったんでしょうかね？速達をお願いすれば今日の消印を押してもらえたのかしら？今週はずっと寝て起きてご飯食べて薬飲んで寝る生活をしていたので、曜日感覚がおかしくなって、こういった締め切り関係をすっかり忘れていました。

  2006.03.17

  コメント(6)

• 『県庁の星』

  『県庁の星』を見てきました。面白かったです。若い若いとは言え、織田さん老けましたね、やっぱり。佐々木蔵之介がかっこよかったです。最後が勧善懲悪みたいな簡単な結末じゃないところがいいんでしょうね。スムーズに行き過ぎるとおとぎ話やヒーローものっぽいですもん。夜、寝る１時間前くらいの間に急激に喉の痛みが…。風邪をひいたようです。冬の間用心してたんですけど、ちょっと暖かくなったのでタートルネック以外の服を着たからか、それとも帰宅してうがいをするのを３０分くらい忘れたからか、日曜の映画館なんて人ごみに行ったからか…。原因はともかくかなりの喉の痛みです。ユーカリとラベンダーティーツリーとヒバをマグカップで蒸気吸入して、マフラーとマスク二重で寝ました。

  2006.03.12

  コメント(2)

• 

  『ナルニア国物語』

  『ナルニア国物語』を観ました。面白かったです。初日だったのでけっこうな人でした。末っ子を演じた子役の子が芸達者でしたね。ほかの子役たちも役に合ってたと思います。次男が魔女に魅入られちゃう描写がちょっと弱いかも？もっと妖しい魅力が欲しかったなぁ…。同じファンタジーものの指輪やハリポタに比べると第一話って感じだからなのか少し内容が薄めだったのかも。もっと息も切らさず次から次へとエピソードが詰まっていて因果関係が複雑に展開していくといいのになぁ…と。ディズニーの製作だから家族向け(子供にも分かりやすいように)なんでしょうかね？パンの笛のエピソードってギリシャ神話でしたっけ？その他、いろんな登場人物（？）生き物たちの設定とか言われとか神話とか、多分知ってたらもっといろいろ発見があって面白いんでしょうね。原作を読んでまたDVDなどで観たいですね。メイキングやコメンタリーも期待できそうな作品です。原作未読です。読んでみたいですが一度に買うとちょっとお高い…。

  2006.03.04

  コメント(4)

• 

  『ショコラ』

  『ショコラ』を見ました。女優さんたちが魅力的でした。衣装もおしゃれ。ジョニー・デップかっこよかったです。町並みがとても趣があって素敵でした。童話のような児童文学のようなストーリーと、登場人物の人間的な魅力が相まっていい後読感（映画だから後視聴感？）でした。ハッピーエンドです。********************チョコレートが食べたくなるので用意してから観始めましょう（笑）。

  2006.03.02

  コメント(4)

• 

  『めぐりあう時間たち』

  『めぐりあう時間たち』を観ました。1920年代、1950年代、現代、と３つの時間軸で、それぞれの時代を生きる３人の女性が主役です。３人の３つのストーリーは交錯しながら次々と場面転換され、３つが別の話のようでいて暗示的な関連性を持っています。共通項は３人とも自分の存在意義・生きる意義に対して疑問を持っていること。どの女性も不安定でナーバスで、「自殺」という考えがいつも頭の中に居座っています。メリル・ストリープもニコール・キッドマンもジュリアン・ムーアも、みんなとても魅力的な女性を演じているのに、人生の陰の部分を常に忍ばせ、時に表に表し、時に押さえ込む…という複雑で繊細な演技が素晴らしかったです。はっきりいって暗い映画です。難解で重いテーマです。でも、救いのない映画ではありません。共感できる女性の姿を描いています。****************************あ、監督は『リトルダンサー』の人なんですね。リトルダンサーも好きです。上映時に市内まで観に行きましたよ。いい映画でした。スティーヴン・ダルドリーさんかぁ、覚えておこう。

  2006.03.01

  コメント(0)

• 『ＬＩＣ東西狂言』

  『ＬＩＣ東西狂言』を観にいきました。う～ん♪楽しかった！！「東の野村、西の茂山」をいちどきに観ることの出来るすごくお得な狂言会です。今回は第五回の記念公演なのですが、実は第二回の公演も拝見いたしました。野村萬斎さんは私の大好きな俳優さんのお一人で、生の舞台を拝見するのはこれで３度目です。茂山千作さんももちろん大好き。こちらは狂言の舞台でしか拝見したことありませんが、これまた３回目か４回目か…。茂山一門の狂言は分かりやすく親しみやすくがモットーのようですので、観て素直に楽しい舞台です。そしてなんだか可愛らしい雰囲気があります。野村さんの方はもう少しウィットの利いたというか理知的なというか、型を守ることでの面白み・滑稽さみたいなのを重視しているように思います。ちなみに茂山家は大蔵流狂言、野村家は和泉流狂言です。演目と出演者はＬＩＣのサイトによると「三番三」三番三／茂山逸平　　千歳／丸石やすし　 笛／竹市学　　小鼓／曽和尚靖・幸正佳・成田達志　　大鼓／河村大 トーク　 茂山千三郎×野村萬斎 「鶯」 何某／野村萬斎飼い主／野村万之介 「花折」 住持／茂山千作 新発意／茂山千之丞 花見の衆／茂山あきら・茂山千三郎・茂山正邦・茂山宗彦 佐々木千吉・丸石やすしとなっていますが、丸山さんの役は当日他の方に代わってました。お風邪でもひかれたんでしょうかね。「三番三」は(さんばんそう)と読み、先月見た文楽の「三番曳」と同じ新年の賀を祝うおめでたい舞のようです。文楽の緩急のある激しいのとはまた一味違ったわりと穏やかな舞でした。私はついこの間の文楽の同じ演目と比べたりして面白く観たのですが、多分、こういうストーリー性の薄い、セリフもない、謡と笛･鼓だけで踊る舞は一般的につまらない演目なのではないでしょうか…。新年の賀と言うには２月ももう末で清々しさや神聖さが足りないような気もしますし。(うちの母は途中寝てました。)トークも面白かったです。やっぱり野村萬斎さんのお喋り好きだなぁ～♪話す時の溜めや強弱の付け方が、変な面白みを生み、なんとも独特です。ちょっとうちの兄と似ているというのは私と母の共通の意見。５周年のアニバーサリー公演ということでいつもはお一人のトークが今年は茂山さんと野村さんの対談形式。「ななつのこが…」という大蔵流と和泉流それぞれに伝わる同じ曲を同時に謡いながら舞って、その違いを楽しむというのをしていただけたのですが、すごく面白かったです。手の上げ下げの違いや謡の調子の違いをワクワクしながら見入ってしまいました。「鶯」は主へのささげる鶯をトリモチのついた棒で取ろうと野原へ探しに来たけれど、見つけられず、鳥飼の籠の中の鶯を狙うというお話。鶯が取れるか鳥飼とカケまでするのですが、結局取れない情けない人が、そのことを故事と歌を引き合いにして嘆くのですが、最後に本歌取りのように元の歌をアレンジしてしまうのが見事な落ちでした。ところで、今時トリモチがどんなものか知ってる人がどれほどいるのでしょうか？私だって童話や昔話で知っている程度ですよ。「花折」は桜の銘木を有するお寺の住持が、「毎年花見客がきて桜が折られるので今年は誰も庭へ入れてはならん」と寺の若い僧に言い残して出かけるお話。で、花見客がくるのですが、寺に入れない花見客は門前で宴会を始めてしまい、留守番の若い僧はその楽しそうな様子につい庭へ引き入れて一緒に酒宴を…。ついには自ら桜を手折って舞を舞い、花見客への土産に枝を上げてしまいます。途中から筋は読めてしまうのに、なんとも憎めない楽しいお話です。花見客たちの宴会の様子なんて現在のお花見や宴会に通じるものですし、オジサンたちがお酒を酌み交わす様子や、酔っ払いが「あ～あ…」と言うようなことをやらかしちゃう様子が、本当に面白かったです。今回の舞台、「三番三」が１月「鶯」が２月「花折」が３月と、この季節をなぞって順番に配されていて素敵な趣向でした。帰りにロビーでコーヒーを買って、おまけのポスターもいただいてきました。今、部屋の扉に貼ってます♪来年も忘れずチケット予約しなくてはっ！！！

  2006.02.26

  コメント(0)

• 

  『ロボッツ』

  液晶テレビ＆DVDプレイヤーを購入したという友人とお昼を一緒に食べがてら、『ロボッツ』を観ました。テーマもある、山場もある、キャラの魅力もある。全体的に安心して見られるのがいいですね、アニメは。楽しかったです。時間がなかったので日本語吹き替えやコメンタリーは観る事ができませんでした。草薙君と矢田さんでしたっけ、日本語。まぁ、いつかまた時間があったら借りようかな。

  2006.02.23

  コメント(0)

• 『あらしのよるに』・雑貨屋さん

  映画『あらしのよるに』を観ました。割とお気に入りだった雑貨屋さんが閉店セールをしていたので買い物もしました。詳細後日

  2006.01.17

  コメント(0)

• 

  トランペットの話

  体調があまりよくなかったので出かける予定をキャンセル。朝９時半ごろ祖母から雨漏りなので「誰か来て」のＳＯＳ電話。父と母が急遽バケツや雑巾、ビニールシートを抱えて祖母の家へ。体調がイマイチの私は戦力にならないとお留守番です。自宅に一人になったので、暇つぶしにトランペットを鳴らしてみました。これは３日の日に親戚の子から返してもらったものです。高校の頃ほんの少し(半年くらい)やっていたのですが、吹く場所＆機会がなくなり、親戚の子が吹奏楽部に入ったと聞いたので貸し出していたのです。中学１年生の子がもう大学受験というから５年半は手元を離れていた楽器です。お金のことを言うのは何ですが、高校の入学祝い全てと、お年玉数年分をつぎ込んで、ヤマハのゼノシリーズYTR8335USを自分で買ったんですよ。(思い入れたっぷりです…はい。)同期で入った子と同じシリーズを買ったんですよ。その時は高校大学の最低７年、そしてその後も…と思っていましたから。諸事情で吹けなくなってしまったんですけどね。ほぼ６年ぶり、もうドレミを出す押さえ方もあやふやで、(元々、やっと合奏に参加できる程度、短い曲をなんとか吹ける程度の腕です。)そもそも根本的に音が出るかさえ不安でしたが一応吹いてみました。ご存知ですか？トランペットやホルンなどの金管楽器類(ラッパ)は、ただフーッと息を吹き込んでも音は出ないんですよ。唇を自分でブーと振動させて、その状態で息を楽器に吹き込むとラッパの音になるんです。で、その第一段階は何とかクリアしました。音は出たんです。次に基本のド(Ｂ♭)の音を安定させるためにロングトーン(のばす)の練習。だんだん「ほら貝」のような不安定さが消えてドになってきました。で、やっと教本を開いてドレミの音階に挑戦してみました。ほんと、久しぶりですので、完全に忘れきっているかと思いましたが、一度思い出すとあとは大丈夫でした。ゆっくりゆっくりと「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」次はちょっと長めに「ドー・レー・ミー・ファー・ソー・ラー・シー・ドー」今度は往復で「ドーレーミーファーソーラーシードー・ドーシーラーソーファーミーレードー」何とか上のドまでは出ました。流石にオクターブ上のレやミ以上になると口元の筋力や勘の衰えで思うように出せません。１～２度、半音階の上り下りを練習して、ロングトーンをもう一度して、この日はお終いにしました。（そもそも体調不良で家にいたはずですしね…笑)窓も扉も締め切っているとはいえ、一般住宅地ではラッパの音は騒音ですからね。しかも曲やメロディーでさえないただの基礎練習ですから、ただの雑音・騒音以外のなにものでもないです。嗚呼、サイレントブラス(消音機)が欲しい…。楽天では↑このあたりが最安値(12,000円前後)。これでも初期型より安くなってるんですよ。特殊なミュート(カップ式の蓋)をラッパの口にはめて音を消し、内部マイクで拾った音を電気的に再現し、演奏者はイヤホンで聞けるという仕組み。しかも、音は漏れないのに吹くときの抵抗感や息苦しさは感じないとか…。(詳しくはこちらがとっても分かりやすいサイレントブラスの構造)私が昔トランペットを吹いていた頃はこれの初期型が出たばかりの頃でした。しかも学生には２～３万円のこの機械は高嶺の花。先輩たちでさえもってらっしゃらなかったのだから、初心者も初心者、若葉マークさえ貼りたての私なんかはとてもじゃないですが手が出せませんでした。(楽器買ったばかりでしたし。)今はあの頃よりはほんの少しだけ多くお小遣いがあります。だから、お金を貯めて買う計画を立てなければ。学校のような練習場所のない、かといって練習場所を借り続ける財力のない、中途半端な大人には必須でしょうし。暖かくなったら大き目の公園に行って練習するのもいいかもしれません。年末に公園で練習している中学生くらいの子も見かけました。トランペットを初歩の初歩から教えてくれるような教室が近場にあるなら通ってみてもいいかな～…とも思っています。(着付け教室が終わったら何か習い事始めようかと考えていますし。)それには軽いケースも欲しいですね。今のは頑丈で重厚ですけれど、重くてかなり古くなっていますから。とにかく、久々のトランペットの練習は、ほんの15分でしたがとても楽しかったです。

  2006.01.14

  コメント(0)

• 「Ｍｒ．＆Ｍｒｓ．スミス」

  「Ｍｒ．＆Ｍｒｓ．スミス」を観ました。友人の友人からこの映画の鑑賞券を安く買いましたので、公開している間に観に行かなくては！と年明け早々の映画です。明るく、全体的に楽しいアクション映画でした。壮大な痴話喧嘩のお話です。アンジョリーナ・ジョリーがキュートでセクシーでしたねー。セレブな奥様がすごく似合う。ドレスやスーツもカッコいい～！あんなお洒落な生活してる夫婦ってほんとにいるんですかね？あれくらいの家庭だとお手伝いさんとかいそうなもんです。共働きであんなにお洒落で綺麗で完璧に家の中のことができるワケガナイ！とか変な確信を持ちながらみていました。車の中の口喧嘩もなんだか犬も喰わない感じで可愛かったです。ブラピってかっこいいけど、お猿っぽいですよね。トロイの時も思ったんだ、実は…。多分、筋トレで首周りから顔にかけての筋肉が締まったからだと思います。あと鼻の下がちょっと長いのかも？まぁ、かっこいいからいいです。ストーリーや組織のからくりについてはちょっと疑問が残りましたが、結局、ラブラブでハッピーエンドでしたよ。

  2006.01.07

  コメント(4)

• 

  真夜中の弥次さん喜多さん

  『真夜中の弥次さん喜多さん』冗談がわからない人、さむい笑いに厳しい人、落ちがないと納得がいかない人、理不尽な展開が許せない人、そしてホモセクシャルな描写が受け付けない人、は、この映画はお勧めしません。この映画を観た感想は限りなく０点に近い、もしくはマイナス点の人か、満点に近い絶賛をする人のどちらか両極に分かれると思います。別に監督のクドカンさん（？）や原作者のしりあがり寿さんには、これといった思い入れもありませんでしたし、出演している俳優陣の中(かなりの豪華キャストですが)に特に好きな役者さんがいるわけでもありませんでしたが、私は割と好きですね。観始めはコントか深夜のショートドラマを見てるような感覚でしたが、観終わるとなんとなく癖になってもう一度見たいと思いました。主役二人も可愛かったですし。いびつでシュールでナンセンスで格好が悪くて、それでも愛すべき人間の姿ってのが描きたかったんじゃないでしょうかね。バカバカしい笑いに紛らせて不恰好な本質を描く、その本質はとても悲しくて、それでいて純粋で…。まぁ、こうやって後からこねくり回せばいくらでも形容する言葉は出てくるものなので、実際のところはやっぱり観てみてください。大プッシュはしません。好きか嫌いかは大きく分かれる作品だと思いますので。あ、そうそう、この映画、来年全米公開されるそうですね。七之助さんはラストサムライの天皇役と同一人物とは言わなきゃわからないだろうなー(笑)。今日(月曜)の夜、そういえばお兄ちゃんと二人の特番やってましたね。

  2005.12.18

  コメント(2)

• ハリー・ポッターと炎のゴブレット

  火曜日の話になりますが、映画を観に行きました。「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」です。１作目から映画館で観てます。原作もちゃんと読んでます。今回はかなり展開が速く、詰め込みすぎ感があったような気が…。原作が上下巻なのに今までとほとんど変わらない長さの上映時間に詰め込んだんですから当然かな？説明が簡略だったり映像としての情報で流されていたりしたので、見落とす＆気づかない設定がかなりあると思います。何度も観て気づくという楽しみ方もあるのかなぁ？原作を読んでいてカラクリを知っている私でさえそう思ったのですから、映画だけの人はもっとわからなかったはず。ドラゴンと戦うシーンがちょっと長すぎたような気も…。でも前半後半にすると逆に長くてダレルのかもしれませんし、製作側の苦労の跡は感じられました。あと、登場人物が成長していて改めてびっくりです。ハリーもハーマイオニーも大きくなりましたが、特にロン・ウィーズリー役のルパート君、背が高くなって、双子の兄たちとちゃんと兄弟って雰囲気になりましたね。双子のお兄ちゃんたち、髪が伸びてもかっこいいなー。（一緒に観た人はロンの兄ちゃんだって気づいてませんでした。）ほかの子役たちもちゃんと大きくなってました。ネビルとかマルフォイとかジニーとか。ジニーは相変わらず可愛くて好みだわ♪今回新たに出てきたチョウ・チャンやセドリックは写真（静止の画像）よりも動いていたほうが可愛い＆ハンサムでしたね。シリウス・ブラックがもっとちゃんと出てほしかった気もします。ロンのお母さんとかお兄さんもね。あ、屋敷しもべ妖精の出番がなかったのもちょっと残念。まぁ、気づいたことをツラツラ書いただけですけど、面白かったですよ。火曜日はなんだか知らないけどマイレージデイとかで安かったことも嬉しかったです。

  2005.12.09

  コメント(2)

• 

  京都南座「吉例顔見世興行」その２

  京都南座「吉例顔見世興行　坂田藤十郎襲名披露公演」…の演目とその感想～。まず座席の良さに感動。前から四列目、花道の真横！すごい～～～！役者さんの顔もしっかり見えるし、見得をきったときの飛び散る汗や、目の寄り具合、力の込め具合、足を踏み鳴らした時の振動まで間近に感じられます。夜の部、１幕目は「双蝶々曲輪日記（ふたつちょうちょうくるわにっき）引窓」お幸というお婆さんの実の息子でお尋ね者物の濡髪長五郎と、義理の息子で代官に取り立てられたばかりの南与兵衛、義理と人情と情のお話です。このお話では南与兵衛役の中村梅玉さんが、早口寸前の滑舌のいい話方が小気味良く、良かったです。次がお待ちかね「口上」です。幕が開いた途端に、舞台の絢爛豪華さに目を奪われました。舞台には片岡仁左衛門さん、尾上菊五郎さん、中村吉右衛門さんなど、私でもテレビなどで知っているお顔が…。特に仁左衛門さんは母が好きなので一緒になってミーハーに「やっぱり男前やねぇ～」と感嘆。役者さん一人一人が坂田藤十郎襲名のお祝いの言葉と挨拶をなさるのですが、それぞれちょっとずつユーモアを混ぜられていて、楽しかったです。休憩の間に某首相Ｋ氏がＳＰに囲まれながら会場へ入っていたので、そのことに言及される役者さんもいました。最初の舞台でハキハキ喋っていた梅玉さんは、口上では早口以外の何物でもないスピードで一気に挨拶をされてました(笑)。役者さんたちの挨拶を締めくくるのは今回の主役坂田藤十郎さん。何度も大きな拍手と「山城屋！」という声をかけられておられました。３幕目が「本朝廿四考（ほんちょうにじゅうしこう）」の「十種香」と「奥庭」です。「十種香」では死に別れたと思っていた許婚の勝頼(吉右衛門さん)が目の前に現れて、驚き、戸惑い、恥らう…という年若いお姫様を坂田藤十郎さんが演じておられるのですが、それがまたなんとも可憐で可愛いんです。姿かたちと流れるような仕草で女の人に見えるだけじゃなく、更に恋に恥らう年若い初々しさもちゃんと表現されていて、もう一人出てくる腰元役片岡秀太郎さんの落ち着いた仕草とはきっちり別物。すごいなー、さすがだなー…と思いました。素顔は普通のおじいちゃんなのに…。更に後半で勝頼を追う刺客として、私のお気に入り梅玉さんと母のお気に入り仁左衛門さんが次々と登場。梅玉さんの忍者っぽい軽やかで素早い身のこなしと、仁左衛門さんの重々しい迫力のある見得が対照的で、どちらも素敵でした。花道を踏み鳴らしながら駆けて行く様子や、目をギョロっと寄せて見得をきる様子が花道のすぐ横の席から間近に見られました。仁左衛門さんは特に普段の温和で上品なイメージと全く違い、荒々しく、雄々しい役だったので、新鮮な驚きを感じました。「奥庭」は追っ手のかかった勝頼の身を案じた藤十郎さん演じる八重垣姫が、狐の神様のついた兜に無事をお祈りし、やがて狐に憑かれたように守られながら勝頼を追いかけるに至る場面です。今度の八重垣姫は「人形振り」という手法で、役者さんが文楽を真似て操る人と人形を演じる形でした。さっきの八重垣姫の生き生きとした初々しさを踏まえてこの人形振りを見ると、全く様子が違います。まず表情がない。ピクリとも表情が動きません。そして首の動きや手の動きがロボットのようにカクカクしていながらかつ滑らかな不思議な動きなのです。更に前にかがんだ後に起き上がる時、人形遣いが本物の人形を「よっこいせ」と持ち直す仕草をちゃんと役者さんたちが表しておられるのです。それがコミカルで見事で、「芸」なんだなぁと思いました。更に途中からは人形だった八重垣姫が生身の八重垣姫に戻り、そしてついには狐憑きになっていく様子が本当に見事に演じ分けられていました。ただただ藤十郎さんの演技に感嘆、拍手するばかりでした。最後は｢相生獅子」と「三人形」ストーリー性少な目の舞が二つです。「相生獅子」は豪華な笛や太鼓、三味線などに乗せて、赤と白の振袖を着た美しいお姫様二人が優雅に楚々と舞い踊り、やがて紅白の獅子の精となって更なる華やかさで舞い納めます。赤の姫、尾上菊之助さんの可憐で美しいこと！そして何より顔が小さい！！！あまりに可愛らしくて十三参りの姿のようなあどけないお姫様です。白の姫、中村芝雀さんは柔らかな面立ちで、少しお姉さんの色っぽい風情。お姫様の舞なのに、時々スピーディーになったり、大胆な動きがあったり、少しずつ少しずつ激しくなっていき、足を踏み拍子をとり、徐々に徐々に獅子の動きへとなっていく様子が素敵でした。華やかな、夢のような情景で、竜宮城の宴を見た浦島太郎ってこんな感じだったのかなぁ？と思ったり…(笑)。舞を習ってみたいなぁとも思いました。花道を行くお姫様二人はものすごい汗で、優雅に華やかに見せていても、実際はとてもハードなんだろうと感じました。「三人形」は片岡孝太郎さんの太夫と片岡愛之助さんの若衆、若衆のお供の尾上松緑さん演じる奴（やっこ)の三人が、三人三様の踊りを見せてくれます。一人一人のそれぞれの踊りを見せた後、三人とも同じ振りを踊るところでは、全く雰囲気が違いました。太夫は太夫らしく色っぽく気だるい風情で、若衆はいい所の坊ちゃん風に少し生真面目な部分も見せつつ、奴はどこか荒々しさを含んだコミカルな動きで、舞を見る「面白み」を感じられました。今回、２０００円のあらすじ本と音声解説ガイドを利用したんです。あらすじ本がとても詳しく親切なので次に観る時は音声ガイドは要らないかもしれないなぁと思いました。音声解説ガイドも本当に詳しくわかりやすかったのですが、音声ガイドを聞いて解説を読んで舞台を観て…となると、どれもどこか見落としたり聞きそびれたりしてしまうのです。役者さんの台詞も、事前に想像していたよりはわかりやすい言葉でしたし。音声ガイドがあるならあらすじ本は要らない、あらすじ本があるなら音声ガイドは要らないな…と感じました。あらすじ本は後に残りますしね。嗚呼、本当に楽しかった！！！一幕ごとに山場があって見せ場があって、緩急があるので、お客を飽きさせない工夫がすごいなぁと思いましたし。調子に乗ってこんなに長い感想文を書いてしまいましたが、自分の覚書でもあるので、まぁいいのです。また行きたいなー♪今度はこんないい席でなくてもいいから(高いし…)。この日は水曜日に姉に買ってもらったコートとスカートで行ったんですよ♪

  2005.12.05

  コメント(0)

• 

  京都南座「吉例顔見世興行」

  昨日の歌舞伎の詳細をつらつらと…。上方歌舞伎の大舞台、師走の風物詩(にわか知識)、京都南座「吉例顔見世興行」は今年、「坂田藤十郎の襲名披露公演」でもあります。人間国宝の歌舞伎俳優中村雁治朗さんが231年ぶりに上方歌舞伎の大名跡「坂田藤十郎」の名前を現代に復活させて襲名なさる。と書いたらちゃんと説明になってますでしょうか？中村雁次郎さん改め坂田藤十郎さんはふっくらつやつやしたお顔のにこやかなおじいちゃんです。多分白塗りしていないお顔なら見たことあるあるって人多いと思います。私も実際みたことあったし。ちなみにこのおじいちゃん、元宝塚女優で現参議院議長の扇千影さんとご夫婦。若い頃、曽根崎心中のお初を演じて扇雀ブーム(扇雀は雁治郎の前の名前)を起こした名女形だそうです。日本の伝統芸能である歌舞伎には上方歌舞伎と江戸歌舞伎があり、演じ方や舞い方、ストーリーの解釈や演出が色々違うそうです。演じる俳優さんも大体東西に分かれています。(市川團十郎とか、坂東玉三郎さんとかは江戸の歌舞伎の人ですね。)大名跡「坂田藤十郎」とは、元禄文化華やかかりし頃、京都を中心に活躍した歌舞伎俳優で、和事(やわらかで優美な歌舞伎の演技)を完成させた人物として有名。近松門左衛門の作品を多く演じたりしたようです。江戸時代に３世まで続きその後途絶えていたお名前。(そう言われれば日本史の授業でチラッと聞いたことあるかも？)歌舞伎は初めて観るのでドキドキでした。こうやって↑改めて調べながら説明を書くとすごいことなんだなー…と思いますが、行く前は「ちょっとテレビで見たことある歌舞伎俳優(雁次郎さん)も出るみたい」「なんかニュースにもなってるっぽい」「なにやらいい座席らしい」くらいしか知識はありませんでした。南座の前で昼の部と夜の部を入れ替える時にちょっと待たされたので、ミーハー気分で「まねき」を記念撮影しておきました。　（嗚呼、肝心の坂田藤十郎のまねきが入ってない）細かい演目とその感想はまた明日にでも。

  2005.12.04

  コメント(4)

• 姉とデート＆「エリザベスタウン」

  姉に「どうしてる～？元気～？」とメールをしたら、水、木と休みだと言う電話が来て、姉とデートすることになりました。昼ごはんを一緒に食べようという約束で１時ごろ車で姉の家へ。石鹸３つと借りていたDVD、そしてオペラ座の怪人のDVDを持参しました。大阪市内に入ってから姉の家の鍵を忘れたことに気が付きましたが、戻るにはもうかなり来てしまっているので「まぁいっかー」とそのまま。ところが鍵の束がないので立体駐車場に車を入れられない…。仕方なく近くの有料駐車場に停めに行きました。姉んちの駐車場なのに姉は車をまだ持っていないので車庫の鍵は人に預けてばかりなのです(笑)。水曜なのでレディースデー。「エリザベスタウン｣のチケットを買ってお昼にオムライスを食べました。そして姉が、遅めの誕生日プレゼントと早めのクリスマスプレゼントを買ってくれるということで、近鉄の３階へ。二人であーでもないこーでもないと洋服を物色しました。姉が普段買うような価格帯のお店に連れて行ってくれたので、自分では買わないような値段にドキドキしながら試着、試着、試着…。途中、姉が職場へ用事を済ませに行っている間に、「一人でもうちょっと見て決めておき」と言われたので、更にぐるっと見て、ブーツなども見たのですが、やはり姉が連れて行ってくれたお店の物のほうが上等な感じで、他のお店の商品を開拓すると何を着てどれが良かったのか自分でも分からなくなりそうだったので、途中で見るのをやめました。ベンチで休憩しながらメモ帳にどのお店のどの服を試着したか書き出し、どんなところが良かったか、順番をつけるならどれか、を決めました。戻ってきた姉に相談して、ＡＮＡＹＩの白のＰコートとＲＯＰＥの透けた黒ベロア地のスカートを買ってもらいました。ありがとう＞お姉ちゃん。自分では買えないような洋服で、どこに着ていこうかドキドキしちゃうよ。歳が離れているから、いつまでも可愛がられて嬉しいやら照れくさいやら。歳が離れていると言えば、私が試着している時に、姉が店員さんから「お友達同士でお買い物ですか～？」と聞かれていて、ちょっとショックでした。８つ離れてるんですよ…。私が老けて見えて、姉が若く見えたんでしょうね。まぁ、うちの姉ちゃん基本的に可愛いからいいんだけどもさ…。エリザベスタウンはオーランド・ブルームやキルステン・ダンストがなかなか良かったですが、内容としてはもう一つ物足りない感じでした。ストーリーの必然性が足りないのかも…。主人公は父の死に泣いてたり、失業で絶望してたりするんですが、結局ラブストーリーでごまかされちゃったような感がありました。キルステン・ダンストはスパイダーマンのヒロイン役の子ですよね。すごく美人ってわけじゃないのに表情が豊かで可愛いんです。好きだな～♪愛らしい。オーリーはいい演技してるんですけどねー、演技か演出か、その両方か…ちょっと大げさなんですよ。躁鬱っぽくて共感しにくい。家族も親戚もホテルのカップルも、主人公もヒロインもみんないい人で、全てが丸く治まってハッピーエンドなので観た後の気分は爽やかでいいんですけどね。アメリカの結婚式やお葬式が何日もかけてお祭りのようだなってところは面白かったです。夕飯も姉のうちで食べて、今日買ったコートやスカートをファッションショーして楽しんでから帰りました。家に着いたのは午前様になっていて、さすがにちょっと疲れました。既に寝ていた母を起こして買ってもらった洋服を見せびらかしたり…。よく遊んだなー。そうそう、姉にプリンターを借りる約束だったのですが、すっかり忘れ去って帰ってきてしまいましたよ。プレゼントのお洋服で浮かれきっていたんですね(笑)。

  2005.11.30

  コメント(0)

• 「ＡＬＷＡＹＳ　三丁目の夕日」とハリポタ

  公開前から見る見るとずーっと言ってた「ＡＬＷＡＹＳ　三丁目の夕日」を、やっと見に行きました。父が原作の漫画のファンで、よく読んでいて、ケーブルテレビで放送されるアニメや映画のメイキングも一緒に見ていたので、是非家族で行こうと約束していたのに、休みになると腰の重い母と、予定がいっぱいの父の二人の都合がつかなかったんです。でもこの日は勤労感謝の日で父も母もお休み、更に水曜日なのでレディースデー！前日の夜遅くにネットで座席指定のチケットを購入して、朝10時15分からの回を見に行きました。もちろん天気がいいのでお洗濯や布団を干してから、ウォーキングを兼ねて緑道をてってか歩いて映画館へ向かいました。面白かったです。細部までよく再現されたセットや小道具、精巧なＣＧ合成による町並みなど世界観に違和感がなかったです。(これは父や母のお墨付き。)実物のセットとＣＧの境目がほとんど分かりませんでしたし、俯瞰や煽り、引き、アップ、とカメラアングルがバラエティー豊かで、映像の奥行きを感じて楽しかったです。本当にその場にいるような感覚でした。ちょっと駅のモブシーンのその他大勢を表したＣＧの動きが、不自然だったところはありましたけどね(笑)。あ、あと子供が着ていたセーターやズボンが上等すぎる、デザインも今風だ、と母が言っておりました。あの頃の子供はお下がりお下がりでもっと着古されたものだったそうです。ストーリーとしては、キャラクターの性格設定を漫画とは結構変えてありました。六ちゃんが男の子じゃなく女の子でしたし、鈴木オートのお父さんや、茶川さんの性格が随分違いました。でも原作自体がオムニバスなストーリーなので、違和感はなかったです。逆に、鈴木オートのお父さんが喧嘩っ早いことで、六ちゃんとの師弟愛的なものの表現や、ご近所さんとの付き合いの密度が高くなっていた感もあったり…。オムニバスなエピソードを一つの作品としてまとめるのに上手く働いていたと思います。役者さんも適材適所だったんだと思います。わざとらしくない熱演で好感が持てました。昭和30年代の庶民の日常を描き、それぞれの人の生活に小さな(本人にとっては大きな？)ドラマがあり、それが積み重なって緩やかな、幸せな、時間が流れていく…。そんな群像劇と言うんでしょうか、素敵なお話になっていました。笑いも涙も沢山散りばめられていて、とっても良かったです。ほんわりと心があったかくなりました。父は「お父さんちょっと泣いちゃった。」と笑っていました。私もじわーっと泣きました。いい涙と笑いで見終わった後にすがすがしい気持ちになれました。お昼は３人でお好み焼きを食べ、スーパーに立ち寄って仲良く買い物もして帰宅しました。うん、仲良し家族でした。夜、出かけた先で今度は「ハリー・ポッターと賢者の石」をみました。最新作のＣＭ映像と比べると「ハリーちっちゃっ！」って感じで、３人とも幼いですねー、子供だわ～、かわいいわ～♪ちょっと寝不足だったのと、以前にも劇場やＤＶＤで見ていたこと、更に本日２本目の映画で疲れていたのとで、とっても眠くて、ラストのボルデモートの影がブワッっとハリーを通り抜ける前後と、その後のダンブルドア校長とハリーが保健室で話しているシーンで、２回意識がなくなりました…。見終わったら車を運転して一人で帰らなければいけないのに、かなり眠さがピークでどうしようかと思いました。眠気を覚ますために窓前回で帰宅しましたよ(笑)。

  2005.11.23

  コメント(2)

• 「私の頭の中の消しゴム」

  岸和田のユナイテッドシネマの割引券があったので、久々に臨海をドライブがてら行ってきました。実は最初、東岸和田のワーナーマイカルと勘違いしてて、窓口で割引券を出し、お姉さんに「こちら当館の割引チケットではございません」とにっこり微笑まれてしまいましたよ…。恥ずかしや。何を見るか決めずに行ったので入り口で相談。「ALWAYS 三丁目の夕日」は家族と行こうかという話をしているので、除外。私は「エリザベスタウン」、連れは「私の頭の中の消しゴム」が見たいということで、しょうがないのでじゃんけん。負けました。なので、嫌だったけれど「私の頭の中の消しゴム」を見ました。連れが見たがっていたのは前から聞いていたのですが、最後まで違うのにしようと主張してあがきました。いや、良かったですよ？作りも丁寧で、映像や音楽もとても綺麗でした。俳優さんも素敵でした。もちろん泣けましたし。ちょっと療養生活が奇麗すぎるなーとは思いましたが、とてもよく出来ていて感動的でした。ただ、嫌だったんですよ、叔父が若年性アルツハイマーで長い闘病の末亡くなっているので、当時聞いた様子や、叔母の思い出話と重なりすぎて辛いのです。１０数年前、兄の結婚式に出席してくれた叔父を見て、「久々に会ったらえらい老けたねぇ、叔父ちゃん」と言っていた２，３年後に様子がおかしくなって、通院や検査、そして仕事をやめざるを得なくなり、入院、寝たきり、長期療養のために転院を繰り返し…。恍惚の人となって、娘たち(従姉妹たち)の顔は分からなくなっても、妻である叔母が病室に顔を出すとにっこり笑っていた、という話や、昔から妻や娘が着物を着るのが好きだったからと、お正月に家族が着物でお見舞いに行くと本当に嬉しそうにしていた、という話、そしてお葬式の出棺の時に見た小さくなった叔父の姿や、喪主挨拶で泣き崩れないように震えた声を詰まらせながらそれでも毅然としていた叔母の姿などを思い出して、映画を見ながら、もう本当に駄目でした。当時まだ子供でしたので、叔父の療養生活や病状に付いては、もちろん親からの又聞きですが、それでも身近な人に実際にあった事と重なるので見ていて辛かったです。一日経った今でもじわっと目が潤んできます。映画としてはお勧めですよ。どうぞハンカチとティッシュを用意してご覧ください。

  2005.11.20

  コメント(0)

• 予防接種とコンタクト

  これから本格的な冬を迎えるにあたって、軟弱な体を持つワタクシとしては冬支度としてインフルエンザに備えなければなりません。主治医にも毎年予防接種を受けるように言われていますので、Miaさんの予防接種の日記を読んだ次の日にさっそく近くの病院に電話をかけて予約を取り、(普段通院しているところは大学病院なので遠いし高いのです)本日、注射を受けてきました。とっても混んでいましたが会員価格で２０００円と安かったのでラッキー♪もちろん痛かったです。その後市の中心部まで出て使い捨てコンタクトを購入。あと２枚くらいしか残ってなかったのです。年末年始はお洒落して出かけることも多いのでコンタクトは必須。軽く１万円ポ～ンと飛んでいきましたが、久々に(コンタクトは２年ぶり)検眼してもらえてよかったです。ここ半年くらいコンタクトでは見えなくて運転できませんでしたから。前回買ったときは右目の視力がドッと落ちた直後だったので右だけきつい度のものを購入していたんですが、今回は左目の視力が落ちていたので左の度を３段階きつくしてもらいました。しかも２年前に調べたときは右目が利き目だったのに、今日調べたら左目が利き目になっていたので摩訶不思議でした。利き目って変わるもの？？？普段使っている眼鏡と同じくらいのバランスで視力を矯正できる度数を処方してもらいました。その後、りき○さんのお店へ遊びに行きました。今週末でチャレンジショップから卒業されるのでその前に行きたかったんですよね。ご挨拶して、ゆず茶の話や最近の教室の様子なんかをお喋りしながら、作ろうと思っていたクリームのコツを教えていただきました。ネットでももちろんレシピは拾えるんですけど、やっぱり直接会って使用感やコツを教えてもらえるのは分かりやすいです。ふむふむ…と紙にメモを取りながらプチ授業を受けました(笑)。帰りにセール中だったホホバオイルも買いました。やっぱりホホバはいまじんさんのがお安いです。帰宅してさっそくクリームを作ったのですが、それはまた明日の日記にでも。

  2005.11.18

  コメント(0)

• 

  リップクリーム

  この間の週末にリップクリーム作りました。母が「リップクリームが無くなった」と言っていたので母のために。去年生活の木で買ってきたリップクリームのキットを引っ張り出し、湯煎用の蓋付き容器に　蜜蝋(精製)　約１ｇ　ココアバター　少々　ホホバオイル　スイートアーモンドオイル　ウィートジャームオイル　　オイル合計５mlを適当に入れ、鍋で湯煎して、ローズinホホバ１０％の精油を３滴だけ入れて流し込みました。これ、１００％の精油だと濃度が濃すぎて駄目ですよね？でも、ホホバで希釈してある製品なのでリップクリームにも香り付けできちゃうのです。なかなか綺麗に溶けて市販品っぽい固さに仕上がって満足満足♪その後、自作の使い終わりに近いリップクリームと、市販のリップクリームの使い終わりに近いものの２本を爪楊枝で湯煎容器に取り出して、湯煎してリップケースに詰め直しました。最初に作ったリップクリームの香りが少し残っていたので少しローズ風。リップクリームの類って最後底のところに結構残りますよね？残っているのが見えているのに使えない…。ということでいつも何本か使い終わりが溜まると溶かし直しをします。で、リップケースが１本余っていたので、最後にもう１本作りました。　蜜蝋(未精製)　約１ｇ　ココアバター　少々(さっきより少し大目)　ホホバオイル　スイートアーモンドオイル(これが大目)　ウィードジャームオイル　　オイル合計５ｍｌ精油はなしです。未精製の蜜蝋とちょっと多くしたココアバターで甘い香りになるかな～？とやってみたんです。残念ながらそんなに甘くはなりませんでしたけどね。ココアバターをもっと増やさないとだめだったかな？結局終わってみると３本も仕込んでしまいました。最初から一気に３本分の材料で湯煎すれば手間が省けたんでしょうが、まぁ器具を出したついでにって感じだったので、楽しく３回湯煎しときました。ちなみに、湯銭に使った容器はすぐは洗いません。居間に置いて容器に残った分を指ですくってある程度使うのです(笑)。ここは貧乏性なのでしょうがないのです。最初だけはこれを使うと、湯煎容器とか分量とかが便利です。

  2005.11.15

  コメント(6)

• 

  『白い犬とワルツを』

  例によって例のごとく、ビデオ屋さんで借りた映画のお話。今回借りたのは『白い犬とワルツを』という映画。もともとはテリー・ケイの同名小説が原作。高校の頃だったか、友人に借りて読みました。しみじみいいお話です。仲睦まじい老夫婦の金婚式から始まり、婦人が亡くなった後の老人の生活を静かに描いているんです。老人の前にしか姿を見せない白い犬、その白い犬が老人の心を癒すんですが、子供たちは見えない犬の話を聞き、老人がボケたのかと心配するんです。穏やかな夫婦愛と、死に向かい合う老人の姿、そして子供たちの親への愛など、じんわりと感動させられました。1993年のアメリカの作品。主役の老人も婦人も、子供たちも、そして犬も、原作を読んで私がイメージしたそのままの映像と演技です。孫息子役がなかなかの美少年でした。ちなみに、この小説、３年前に日本でも映画化されています。舞台も日本に移して、主演は仲代達也さん、娘役は南果歩さんでした。こちらの作品もちゃんと映画館へ見に行きましたよ。でも、やっぱりあの白い犬の神秘性や、老人が家族に内緒で一人車での長旅をする所などは、舞台を日本に移すとイメージが違うなぁと思ってしまいました。あの無謀さや孤独感、荒涼感を出すには、やはり原作通りの舞台設定がいいのかもしれません。

  2005.10.05

  コメント(4)

• 

  『パイレーツ・オブ・カリビアン』

  公開されてた時はそんなに「見たい！！！」って感じじゃなかったんですが、ネバーランドでジョニー・デップにはまったので、これは押さえとかなければ、とレンタルしてみました。いやー、前評判通り面白かったです。ディズニーのロゴが出てきて、やっと、「あ、パイレーツ・オブ・カリビアンってカリブの海賊か！」と理解した間抜けです(笑)。まぁ、ストーリーは程よくまとまっていて、ハラハラドキドキもちゃんとあり、恋愛も冒険もある、子供にも見せられる(小さすぎるとゾンビを怖がるかな)安心展開です。キャラ設定や衣装、セットがすごく作りこんであるわりに、時代設定や時代背景がちょっと弱いかなーとは思いましたが、そこはそれ、おとぎばなしですから。何よりジョニー・デップがいい！こういう色物的な癖のある役はほんと上手ですよねー。「変な人」が上手いというか、まともな役をやってる方が逆に不思議に感じるというか(笑)。目が妖しいんですよねー、この人。ネバーランドで「まともな役もできるんだー」と感心しましたもん。オーランド・ブルームも結構好きなんですよ、指輪のレゴラスで美形キャラとして確立しちゃった感は無きにしも非ず。美形が嫌いじゃないワタクシとしてはやはり動向が気になります。(素直に美形好きと言ってしまえと…)俳優としてのキャリアより顔が先行しちゃってる感はありますよね。最近やっと顔とキャリアのバランスが取れてきた気がします。トロイのヘタレ王子が本来のキャラなんじゃないかと思ったり…。今回は未熟で青臭くて年若いながらも、それなりに腕っ節が強くて、愛する人の為にかっこよく活躍する役だったので、良かったです。かっこいいくせにコンプレックスがある感じが等身大だったからですかね。女優さんもちょっとおてんば(死語？)で、それでいて綺麗で、魅力的でした。えーっと、キーラ・ナイトレイ？うわ…1985年生まれか…若いなー(笑)。若くて美人で元気で、ピチピチです。個人的好みに基づき独断と偏見で星を付けるなら☆☆☆☆（４／５つ)ストーリーとかエピソードにもっと大人向けな味付けが欲しかったかも。ネットの情報なので不確かですが、続編が製作されるみたいですね。

  2005.09.26

  コメント(2)

全78件 (78件中 1-50件目)

1 2 >