おとぼけ香港生活から脱皮

[香港] カテゴリの記事

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• 香港の乞食

  昨日、モンコックを歩いていたら全身白い粉を噴いて、物乞いをしているおじいさんを見かけた。おじいさんの皮膚の表面はワニの皮膚のように無数の凸凹があり、赤く腫れ上がっているようにも見える。人形のように微動だにしないその物乞いのおじいさんであるが以前もモンコックで見かけたことがある。以前のおじいさんはアトピーをひどくしたような感じで皮膚がささくれを起こしていたような風だったのだが昨日のおじいさんは以前よりまして更にひどくなっていた。何ミリもありそうなほどの白い膜と言っていいくらいの得体の知らない白い粉状がおじいさんの全身を包んでいる。卵の殻のように剥くと「ゴボッ」と音をたてて剥けそうなほどだ。どうしてそうなっているのか皆目検討もつかない。香港の物乞いは中国の物乞いと違って追ってきたりはしない。（*参照【番外編乞食事情】）だけど、大変な人ごみの中で不可解な状態の乞食に出くわすとやはり目を見張ってしまうのだった。あれは、私が初めて香港を訪れた時だった。私は初めて「物乞いしている人」を見たのだが、その時もとてつもない衝撃だったことを今でも覚えている。地べたに大きく足を開いて座った男性はまだ、若いようにも見え、中年にさしかかったようにも見えた。下をうつむき、しきりに体全身を細かく揺さぶっていた。そして、男性の右足、ひざ下に注目してしまった。なんと、男性のその右ひざしたからくるぶしの所まで血がほとばしりそうな状態の骨が見えそうなほどの肉が見えていたからだ。きっと故意に自分の足を削いだようにとても深い傷が男性の足、ほぼ全体を占めている。自分のこの傷が心底痛いのだろう。←（当たり前だ）あの細かな動きはこの痛みに耐えるものだったのかもしれない。香港返還に全世界から観光客が訪れてはいたがこの男性に気がついている人は誰もいなかったと言っていいほどこの男性の周りでは時間が早く過ぎていた。きっと、豊もこの物乞いに気がつかなかったのだろう、私が血の気が引きそうなほど、卒倒しそうなほどだったのにとても平然といて、何があったのか知らなかったと言わんばかりの顔をしていた。それから何年かして、また何処かでこの同じ物乞いに出くわしたことがあった。もう何年も経っていたとあって、あの削がれた右足はケロイド状であったはものの完治していた。だが、その物乞いは今でも足が痛いといわんばかりに体を振るわせていたのだった。

  2005年08月31日

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• 台が割れた・・・

  bebeが住んでいる家は最近（と言っても去年の始めですが）になってやっとこさキッチンを入れた。（*参照【改造３】キッチン）　　　↑（読んで頂いた方がわかりやすいかと思います）　それまではパパさんの住んでいる家までいかなくてはならなくてかなり不便な生活を強いられていたのだ。そんな不便な生活から開放され、日々の行動範囲が減った所為か体型がちょっと崩れ始めた。ははは・・こんなことはいいのだが←（よくないよ！）このキッチンを着けるのにあたって色々と問題があった。←（苦労の連続です！）Ｌ字型で頼んだ人工大理石で出来たキッチンシンクの台が２つに折られてしまったこと。↑（あのいけ好かないタバコ野郎、ゆるさん！！！！）もう、それはそれは私の中の憤懣やるかたない思いは今も続いている。■２つに折られてしまった台を接着するため　パテを付けて研磨しすぎて　台の一部が凹んでしまったこと。■それが原因で水が溜まり　ガス台の方まで流れていってしまうこと。■蛇口の位置を勝手に変えられ　付けられてしまったこと。■収納棚の扉の金具が何度も　取れてしまい、扉が壊れそうに　なったこと。■外の排水が下に漏れ　下の階の人から何度も　クレームが付いたこと。←（業者が付けた）こんな色んな問題が出てきてどうにか快適なキッチンにするため自分の対処の仕方でこれらの問題を解決してきた。（例えば、流れてしまう水を食い止めるため布巾を置くとか金具を買って付け替えた）だが！！ここになってこともあろうか２つに折られた台の隙間が割れはじめ下に水が漏れ出した・・・最悪！！！全てはあの取り付け業者の所為で今でも問題と対処しなきゃいけないキッチンに今でも、あのいけ好かないタバコ野郎の顔が脳裏に浮かんでくる。*割れたところはシリコン買ってきて　隙間を埋めてみました・・・－－；

  2005年08月28日

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• 香港版！紫蘇発見！

  以前から裏通りに売られている葉っぱがとても気になっていた。いつもそこを通る度にその葉っぱを手にとって匂いをかいでいたのだった。↑（売り物だっちゅーのっ！）札には一札（一束）２元とある。そして、値段の上には「紫蘇」の文字。おおおお～～～！これはまさしく「紫蘇」の文字！！でも、その紫蘇、表は青々と日本にあるような青ジソで裏は赤紫色でまるで赤ジソのようなのだ。「紫蘇」と書いてあるけど、２色の紫蘇は見たことも食べたこともない。買うのにはとても勇気がいり、その路地裏を通った時には必ず立ち止まって店の人に断りもなく、匂いをかいでいたのだった。紫蘇の香りがしない・・・そして、今日、また同じく路地裏を通り、立ち止まって匂いをかいだ。←（匂いフェチじゃありません）そして、いつものように紫蘇の香りなど全くしなくそして、いつものように元の位置に戻してその場を立ち去った。だが、ふと思いつき数歩歩いて立ち止まる。よし。おばちゃんに聞いてみよう意を決し、踵を返した。ちょっと湿った紫蘇の一束を手に取りbebe　「これ食べれるの？」おばば「食べれるに決まってるよ！」bebe　「美味しい？」おばば「美味しいさぁ！」手に持っていた紫蘇の匂いを嗅いでみた。「紫蘇の匂いがするぅぅ～～～！（驚）」あれほど何度も手に取り匂いを嗅いでいたのに今まで紫蘇らしい紫蘇の香りなんて一切なく、いつも買うのに躊躇して買うことができなかったのである。私が「これくれ」と言う前におばちゃん、袋に入れ始めた・・・よっしゃ、買ったるわい！意気揚々と買ったはいいがどこに使ったらいいものか全くメニューを考えていなかった・・・*デジカメないのでお見せ出来ないのが残念！　裏表２色なんです！

  2005年08月27日

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• bebe襲われる？？

  もう、何年も前になるが台湾から旦那・豊の従姉妹とその友達が香港へ遊びに来た。その1日に私も一緒にどうだ？ということでお言葉に甘えてお供させてもらった。こういう場合、香港に住んでいる私が率先して彼女らを連れて歩くという図が正しいとは思うのだが、何分、彼女達は行きたい所を台湾のガイドブックによりすでにチェック済みで行きたい所と言ったら「鴛鴦茶（※注」が美味しくて有名な（？）茶餐店（えらい遠い。しかも蛋燵とお茶だけ）だったり、行列ができるカレー牛肉伊麺屋だったりなので羽をへし折られた鳥のように私はトボトボと後ろからついて行かなくてはならなかった。←（どっちが案内人だ？）このカレー牛肉伊麺屋というのは上環にあるのだが、上環をブラブラと探索しながら向かった時である。もうとっくにお昼が過ぎていたとあって朝食にお茶だけで過ごした私は　←（彼女等は鴛鴦茶と蛋燵だけ）もう完全にお腹をすかせ、目的も知らず（何処に行くか知らされていない）ただ歩くだけの活発的でない彼女等の行動に少々いらだちもあった。←（ハラペコが一番の理由だが）すると、ちょっと知能遅れっぽい女の子と付き添ったアマさんが前方から歩いてきた。女の子はあっちフラフラこっちフラフラとアマさんの手をかなり焼いている風だった。なので私達は必然と彼女達を除ける様に道路端をズラズラと歩いたのだった。突然、誰かが私の肩を後ろから掴んできた。一緒にお供をしている内の一人が車が来るからあぶないよ。と意味合いで手をかけたと思い、素早く振り向いた。と、同時に無数の水滴が顔に貼り付いた・・・・・・・一瞬の出来事で私はしばらく呆然となった。振り向くと、至近距離には私の肩を掴んだ知能遅れの女の子の顔があり、女の子の顔は憎悪に満ちており、私の顔に向かって「ペッ」と唾を飛ばしてきたのだった。知り合いと思って振り向いたらそこにあるのは知らない顔でしかもその顔は私を今にも「刺したるでぇ」と言わんばかりの表情をしており、これはある意味、夜道を歩く私に通り魔が襲って来たと同じ位の状況で私は背筋が凍らずにはいられなかった。あまりの恐怖にその場に立ち尽くしていると、従姉妹達が寄ってきてくれた。「あの子は頭がおかしいから」と声を掛けてくれたのだが、私の恐怖感は一向に納まらなかった。その知能遅れの女の子はというとアマさんに引っ張られ私達とは反対方向へと歩いていったのである。だが、私は段々腹が立ってきた。なんで、唾をひっかけられなきゃいけないのだ！！！そして、なんで、あのアマさんは何も言わずに去っていったのだ！！！！暫くは恐怖と怒りの感情が交互に訪れたが、従姉妹達に連れられてペニンシュラの午後ティーに連れて行かれ、おごってもらったので私は大層気分よく、家路についたのだった。←（食べ物で釣られるのかよ！！）※注－鴛鴦茶とはコーヒーとミルクティーを半々に入れたものです。　　　なかなか美味しいですよ。　　蛋燵はエッグタルトのことです

  2005年08月26日

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• 

  香港人の我慢ならない習性

  今、外から帰ってきたのだが、香港人に対していつも我慢ならないものがある。それは「なめ回すように人を見る」　ことだ。特にこのビルに住むおっさんで私が日本人と知ってか知らぬか↑（多分知っている）私を頭の天辺からつま先まで何度も何度も見る。道を歩いているとこのおっさんが店先で店主と座って話しているのを発見するのだがなめ回すように見る気配を感じてそのおっさんがいるとわかるのだ。そして、今しがた外から帰ってきたら入り口でおっさんと一緒になってしまった。前におっさんが歩き、少し離れて私が歩く。だが、おっさんの顔は私の気配を感じるかように顔が少し斜め状態！そしてエレベーターに乗り私はおっさんの後方に立った。なのに、なのに！わざわざ後ろ向いてなめ回してみてるんじゃねぇよ！！！このおっさんに限らず香港人て人の気も知らずにこういう人が意外に多い。こういうことをされていた香港人女性は思いっきり相手を睨み付けていた。←（頼もしい！）そして私はあまりの腹立たしさにおっさんにギロッと睨みつけるように威嚇してみた。だが、おっさんを見たくないために私の目先はおっさんのハゲ頭を通り越してエレベーターの壁を見ていた。むぅ、情けない・・・今日は実家の父の誕生日とあって少しルンルン気分で帰ってきたのに一気に怒りへと変わってしまった。ふざけるんじゃねぇぞ　こここっっっらっ！********************今日が父の誕生日だがプレゼントとして送ったタラバガニは期間限定セールだったので昨日実家に届いた。とても大きなタラバガニで大層喜んでくれました♪（嬉）ちょうど叔父さんも来ていて３人で食べたそうです。３人でもお腹が一杯だって！２杯贈ったから、もしかしたら今日も叔父さん来るかも？（笑）それから今度私が日本に帰る時にはこれを頼んで帰って来いだって！そうしたら私も食べれるからって。「誰が払うの？」と聞いたら私かよ！！　（冗談とは思いますが・・）贈ったのはコレ！　　↓この1,8kg前後のです！

  2005年08月25日

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• 香港の地元人家事情

  昨日訪れた（*前日記参照）パパさんの友人宅のこと。（因みに昨日は２時の約束で　２時過ぎに行こうと思っていたら　２時きっかりに電話があった）昨日は大雨で天気が悪いとあって北側にある友人の家は夜か？と思うほど真っ暗だった。↑（私が着いてから電気をつけた）そして、この家は借家であり、以前はベランダであろう場所に違法建築をして部屋をいくつかつくり間貸しをして小金を稼いでいた。↑（今は違法建築の取り壊しを命ぜられ人はいない）違法建築の作られたトタン屋根だけをつけられたキッチンがあり（壁は泥棒進入防止の為金網）違法建築から出入りしなくてはならないトイレ＆シャワー室がある。間貸し用のいくつかの部屋は３畳ほどの広さで窓はなくクーラーは備え付けられていはいるが湿気で壁紙が広範囲に剥がれている。見たときはあまりにものひどさにびっくりし、心地良い部屋とはとても言いがたい独房にも似た気味悪さだった。こんな狭い部屋に５人家族や独身が住んでいるのだ。キッチンでご飯を作り部屋で食べる。リビングはあるのだが使用権はパパさんの友人にあり間借りをしている人達は部屋とトイレとキッチン以外は使えない。この家にはシャワーもなく大きなやかんにお湯をわかしてきっとたらいにお湯を張って使っている。↑（見たわけではないが、やかんを持って入っていった）友人は広い部屋（広くはないが）を使っていたのだが、タイに移住するからと間貸ししていた知人に受け渡し、自分は狭い部屋へと移った。ドアが開いていたので見えたのだが床も壁も汚いその部屋にゴザを敷き、布団を置いて寝ているらしい。他にはスペースはなくテレビがあった。↑（この家は土禁ではありません！）こんな家をみると（全ての香港人がこんな家に住んでいるわけではありません！）私達が住んでいる家が狭いながらでもいかに心地よいか納得せざるを得ない。↑（「下には下がいる」の心理で錯覚ともいう）ただでさえ、日本の広い家で（そんな広くはないですが）育った私は（今、自分の住んでいる家にも満足はしてはいないが）知人のようなこんな家だったら私は絶対に住むことなんてできないし、香港では４人に１人は精神病者であるというその１人になってごみをあさっていたかもしれない。↑（てか、日本に帰るよ！！！）

  2005年08月21日

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• 新鮮ならではの食材

  香港では「新鮮」さがとても重視される。だから、取れたての魚や蝦などの海鮮類、肉野菜など市場で買ってはその日に調理する。私は結構晴れ女だと自分では思っている。雨空の中傘も持たずに出かけたのだが途中、雨にあってしまった。←（残念！）しかも大降りになってきたので仕方なく私は軒先で雨宿りをしていた。そんな中、とても珍しく1羽のカモ（？）の雌鳥が車の行きかう中を飛ぶわけでもなくヒョコヒョコと歩いていた。この道は結構車が行きかう道でしかも五差路である。いつ車にひきつぶされるかわからない。私は今にも車に轢かれてしまうのではないかとヒヤヒヤしながら雌鳥を目で追っていたのだが雨の中麦藁帽子をかぶった上半身裸のおじさんが雌鳥の存在に気がつくと「あいや～」と言う顔で雌鳥を見ていた。この鳥はおじさんのか？？私は野生の鳥だと思っていたのだが違っていたようだった。おじさんのいた先をみるとどうも自転車の荷台から逃げたらしいかった。おじさんはすぐさま雌鳥を追いかけたのだがこの雌鳥、なぜかうまい具合に道を渡り、信号で発進する車をうまく除けながら←（多分車が除けている）またしても道を横切っていた。鳥らしからぬ早足でおじさんの手を焼いていた。この光景を微笑ましく思いながら眺めていたのだが、おじさんの姿が消えてなくなるまで私はこの滑稽な鬼ごっこを拝見していた。どこまで逃げたか知らないが、かなり長い時間戻って来なかった。自転車は鍵もかけずに置きっぱなしだ。そして雌鳥を手に持って戻って来た時にはおじさんは全身びしょぬれだった。聞き分けない孫をつれているおじいさんのようでとても微笑ましい。そして、おじいさんの顔からも笑みがこぼれていた。おじさんと目があった私は「大変でしたね」の笑顔をかけながらおじさんと雌鳥の行く先を目で追った。そういえば、何年も前に同じような光景を見たことがある。市場帰りのおばあさんが買い物袋から逃げた蛙を追いかけていたのだ。普通だったら食用蛙は買った店で首を皮を剥いでくれるのだが、このおばあさんは生きたまま買ったのだった。おばあさんより蛙の足が速く、蛙はトラックの下へと逃げた。自分がこれから食べる食材が逃げるなんて誰が思おうか？おばあさんの顔は恥ずかしながらでも逃げる食材を追いかけていた。手助けしたくとも蛙触れませんので（笑）こんなことを思い出しながら私の視線はおじさんにかじりついていた。自転車の荷台に乗せてあるカゴの中には羽をむしられた鳥が入っている。きっと配達途中か、店の人だろうか。そして、逃げた雌鳥の足を輪ゴムで束ねている。ゴムじゃまた逃げそうですけど？案の定、雌鳥はまたしても荷台のかごの中から逃げ出したのだった。今度は紐でくくりつけ大雨の中おじさんは麦藁帽子をかぶり自転車で走りだしたのである。たまには雨宿りしてみるのもいいもんですね。

  2005年08月17日

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• 宣伝FAXとの戦い

  最近になって宣伝FAXが流れてくるようになった。内装修理の広告や、コピー機の広告等だ。最初のうちは全てを受信をしていたのだが、これが頻繁に送られるようになってきたので紙がもったいなく思えてきた。しかもゆっくりと寝ていたい日曜日の朝7時に電話（FAX兼用）の音で起こされた時はもう私の中では我慢ならない悪質なものとして捕らえるようになり知らぬ相手に敵意さえ抱くようになった。←（夜遅くにもくる）そして、抗議電話をしようにも電話番号が記載されていない。←（かけるのは豊ですが・・）うちの電話は「非通知受信拒否設定」ができず敵からのFAXを受信しているだけだと相手の思うツボなのでFAXに切り替わって「非通知」だと知ると有無を言わさず即座にストップボタンを押して敵のFAXを流させないという対処にでた。「非通知」→「ピー（ストップキーを押す音）」「非通知」→「ピー」「非通知」→「ピー」なんとも地道な作業だ・・・（情）これを実行してからというものfax紙の無駄がでなくなったのだが、敵との根比べとなった。だが、敵も尻込みせずに更にしつこくFAXを送りつけてくる・・・敵はきっと機械で定期的に送っているのだろう。以前はストップキーを押すと夜、あるいは翌日にFAXが再度送られてきていたのだが、ある時ストップキーを押しても髪容れずにすぐにまたFAXを送ってくることがあった。そんな私も更に気合が入ってくる。FAX受信音が受話器から聞こえてくると私の右手はストップキーにいき「非通知」の文字を確認してから即座にストップするのだった。恐れ入ったか！がはははは見えない敵と戦っていたある時、一軒の会社から電話がきた。相手：「○○さんのお宅ですか？すみません、何度もFAX送ろうにも　　　　送れないんです」えええええええええ～～～！！！確かに旦那・豊に、ある会社からFAXが送られてくるからと聞いていた。だが、会社ともあればFAX機に会社名やFAX番号を登録しないか？？？私は先方の会社名、もしくは番号がディスプレイに出るものだと思って帰宅する豊に「今日もFAX来てないよ～」と報告していたのである。そして、それを聞いた豊は「いい加減な会社だな・・」と非難していたのだった。相手の言うように「FAXが送れない」となると私は気合を入れて先方のFAXを拒否していたことになる。そしてあの髪容れないしつこいFAXの主はこの企業だったということになるのだ。私は他人事のように「そうですか？」といい、豊の欲しがっていたFAXを受信することができた。それからというものの、未だに広告FAXが送られてはくるが、少しだけ受信させて広告FAXだとわかってからストップキーを押すようになった。

  2005年08月15日

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• カルチャーショック　in 香港

  私が香港に来て2，3年も経った頃に初めて「カルチャーショック」という物に目の当たりにした。その頃は週末ともなると意味もなく徹夜で朝を迎えるということをしていた。ずっと起きているとさすがにお腹がすいてくる。当時の香港は経済が低迷していた為家から5分ほどのパパさんの家の下には24時間営業をしていた古ぼけた茶楼があった。私達も何度か行った事があるのだが、湯飲み茶碗や蓮華の一部が欠けていたりお箸が汚かったりする。そして、お茶代が安かったり、点心が安かったりする。　　←（定食も安い）そして、朝からボロの服をまとったおじいさん達がアルコール度数ン十度というお酒を持ち込んで飲んでいたりするのだ。だから、私達夫婦の間ではその茶楼を「貧乏食堂」と呼んでいた。なので、午前４時頃お腹がすいてしまった私達は近所でたった一軒だけ店を開けている２４時間営業のこの茶楼へ飲茶しに行った。店は混んではいなかったが、朝４時ともなるとやはり、おじいさんやおばあさんが点々と座っていた。この老人達、顔なじみでない私達が一歩足を踏み入れると、皆が入り口を振り返り私達が席につくまで異質な物を見るような目つきで見てくる。そして私達は空いている席に座り、お茶を頼んでお茶碗や橋を洗う。それからあまり美味しくない点心を頂くのだがお腹が空いているから少しでも美味しく感じるのだった。すると、豊の座っている後ろの席では誰かと話をしているような独り言を一人で延々としゃべり続けているおじさんが座っていた。ま、ここは香港４人に１人は精神障害者がいるっていうしここにいてもおかしくないそして、私達の席の隣のおじさんは痰が絡んでいるらしく喉を鳴らしている。すると、このおじさん、痰を口に含ませるとペッと床に吐き捨てた。汚い・・・・－－；ま、ここは香港しかも貧乏食堂だこんなことは当にわかりきっているはず痰の一つや二つ・・・そう思い直し、食事を進めていたのだった。しばらくすると、異様にも２０歳そこそこの若い女の子が一人店に入ってきた。きっと夜遊び帰りなのだろう。店員にあれこれと注文をするとこの女の子は店の奥のトイレへと足をフラフラさせて入って行った。なんと！泥酔ですか！結構長いトイレを終え、フラフラしながら席に就く所まで見届けたのだった。この隣のテーブルの痰の絡んだおっさん、私の許容範囲を遥かに超え、一つや二つでは収まらなかった。何度も何度も痰を床に吐き捨てたかと思うと今度はなんと。手鼻手鼻と言っても両手で鼻をかんで水で流すあれではなく親指で片方の鼻の穴を押さえてもう片方の鼻から力いっぱいに鼻水を飛ばすこれなのです。この鼻水の行き場を見てしまった私は食欲を無くしだした。う・・壁に鼻水が垂れている・・・痰と手鼻を何度もやられとうとう私は耐えられなくなり豊に「気持ち悪いから帰ろう」と告げ、私達は会計を済まして帰ろうと席を立った。会計をしようと出口に向かうと先ほどの女の子が座っていたテーブルでは女の子が点心の上につっぷし頭から炒麺をかぶって寝ていた・・・←（どうやったらかぶれるんだ？？）後に地元のスーパーでこの女の子を見かけたのだが、腕には無数の薬を打った後が残っていた。やっぱりこの子薬をやっていたのだ。

  2005年08月13日

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• ～怪談話～　in 香港

  こんな暑い夏の日の夜はやっぱり稲川淳二でしょうか？いえいえ、今日は私の霊体験を聞いてください。あれは去年か、一昨年、冬の日だったかもしれません。夜も静まり返った時間に、私達夫婦は寝ていました。すると豊が寝言をいうのです。寝言なので何を言っているのか聞き取れませんでしたが、ずっと寝言を言っていました。目を閉じながら何かを言っています。そして、その寝言だと思っていた言葉は私に言っていたのです。「電気つけて・・」豊がそう私に言ったのが聞こえたので電気をつけました。私：「どうしたの？」豊：「そことそことあそこから僕をみていたんだ」ぎょえ！！この部屋に顔だけ浮かんだ１０体もの霊が豊を見ていたというのです。電気をつけたからか、霊がいる気配すら感じませんでした。それから、怖いのでしばらく電気をつけて起きていました。これがこの部屋で起きた霊体験の始まりでした。そんなことも忘れた頃。今度は私が体験をしました。その日も夜も更けた頃、寝ていた時に起きたのです。私は日本にいた時に2度ほど金縛りは経験しています。そして、3度目はこの香港で経験したのです。突然の金縛りで当然のことながら全身身動きができません。金縛りにあった時は成仏できていない霊が忍び寄ってきていると言われています。なので、こういう時には霊にあなたはもう亡くなっているんだと認識させるために「成仏してください」と念じるようにとどこかで聞いたことがあります。以前、日本で金縛りにあった際には「成仏してください」と頭の中で唱えていました。するとスッと今までの金縛りが嘘のように解けたのです。ですが、この部屋で起きた3度目の金縛りに私は「消えうせろ！！」と喧嘩を売っていました（笑）さすがに怖いので目はあけませんでしたが。それから今年、4度目の金縛りにあいました。その日は週末ともあり、豊は徹夜でネットをしており電気は煌々とつけっぱなしで、ベッドの上で横になってネットをしています。私は眠かったので先に寝ていたのですが、それは突如来たのです。やはり「金縛り」という自体は怖いですが、その日は豊が起きているという安心感から、私はすぐさま目を開け、豊に助けを求めました。開けた目の隙間からかすかに豊の後ろ姿が見えました。「助けて、助けて！」と口で言おうとするのですが言葉にならない音しか出なかったように思います。手を伸ばせば豊が気づいてくれるのではと考えできるだけ手を伸ばそうと自分の意識の中でするのですがなかなか届きません。ずっと助けてと言っていたつもりですが、豊にはわからないようでずっと背を向けたままでした。そして、視線を足元にゆっくりゆっくり移していきました。やはりいました。そこには紺のトレーナーを着て、紺の帽子を深く被り、紺のスーツケースを引いた男の人が家の中にいました。足元はベッドより下なので見ることはできませんでしたが。うちの家の中で待ち合わせをしていたのか、はたまた家の中で休憩をしていたのか、荷物整理をしているようにも見えました。その男は長い時間この部屋に佇んでおり、その間中も金縛りにあったままでした。そして私は目を閉じ、金縛りが解けるのを待ちました。その男が家から出て行ったんでしょうか。金縛りから解けることができたのです。この家は通り道なのか？！　初めて霊を見ましたが、霊も旅行へ行くのですね。日本ではベッド脇の壁から男の唸り声を聞いた時にはさすがに朝まで眠れませんでしたけど。また忘れた頃に来るのかしら・・・げんなり

  2005年08月10日

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• シソの値段

  今日は吉之島（ジャスコ）へ行ってみた。最近、手作り納豆を食卓へ出していた私ではあるが、旦那、豊に「小粒納豆が好きだから買ってくれ」と言われ、私の納豆作りはあえなく終了！（*ねばる女になる女）なので、ジャスコで納豆を山ほど購入。かごの半分は納豆で占めていた。ははは・・野菜売り場で品物を見ていたのだが、市場で購入する倍の値段で売られているのだからジャスコで買い物している日本人はさぞかしぼられていることだと思う。確か、シソはHK$6くらいだと記憶していたので買おうと手を伸ばしたのだが、届く手前で手が止まった。なぬ？！１６ドルぅぅ～～～？？？？！たかだか、10枚のシソが１６．５ドル（247円）で売られていた。こんなの買う人いるのか？恐るべし、日系スーパー。

  2005年08月06日

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• キレそうになった私

  日本に帰っているパパさんに頼まれて香港ドルからUSDに両替し、更には品物を注文した会社へ代金としてUSDを指定銀行口座へ振り込んでくれと頼まれた。借りたお金はまた返すからと・・・・さっそく昨日、旦那のキャッシュカードでお金をおろしたのだが、1日HK$2万までが限度らしく仕方なし、今日、残りの必要なお金をまたおろしに行った。そして、２，３軒回ってレートのいい銀行を探し両替をしたのだが、私のもらった番号札は「A６４０」。その時点で呼ばれていたのは「A５４０」・・・げ！！！１００人も待つのかよ！！！！（実際にはDとかFとかあったので100人以上になる）↑（人に頼まれたことなのでイライラする）タグには約30分待ちと書いてある。でも、30分以上は優に超していた。←（更にイライラが募る）両替を済ませ、別の指定銀行へ行かなくてはならない。最近買ったサンダルだったが為、靴擦れをおこし痛み出す。←（暑さも手伝いイライラが募る）指定銀行で入金を頼んだのだが、銀行員が1枚ずつ、1枚ずつゆっくりゆ～～っくりUSDの裏表を確認していた。←（イライラ）そして、2枚が横にはじかれたので聞いてみると、「印刷が薄くなっているし、もう1枚はちょっと破れている」なぬ？？偽札だと言いたいのか？？！！しかも、ちょっと破れているだけで受け付けないってか！！！！（イライラ）↑（と心の中で叫ぶ）あまりにも動作がゆっくりで自分では決め兼ねないから他の銀行員を呼び確かめてくれるのを待っているらしく、なかなか事を終わらせてくれなかった。わたしゃ、昨日からこのUSDを振り込む為に暑い中、何度も足を運んでいるのよ！！！靴連れだって起こして足が痛いのに！←（銀行員には関係ないんですけど？）　　↑（と心の中で叫ぶ）本当に、本当にゆっくりで昨日からのイライラが募ってしまった。私はすかさず「今HKBKで両替してきたばかりよ！あなたもアメリカでそのお金が使えるわ！！！！」（ふがふが）と言ってしまった。この喧嘩口調が功を奏したのかニセ札との疑いは晴れたのだった。ちょっと話は逸れるが、今、１００ドル札の透かしを見てみたら微妙に透かしの位置がずれているのが何枚かある。これはもしや？！ニセ札？？と思うのだけど、実際どうなんですか？しかし、USD２５００以上は手数料がかかるらしく手数料は会社持ちにしてくれと言ったのに勝手に２分割され、また明日振込みに来てくれと言われてしまった。（タダだからって）この一件の頼まれごとで何度も足を運ばなくてはならないなんて思ってもみなかった。はぁ、だるい。*帰りに市場に寄り、おばちゃんの店で買い物をしました。　そしたら、おまけに２本ニンジンを頂き、　bebeのイライラは収まったのでした♪←（単純！！）

  2005年08月05日

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• 洗濯物ハンター（ハイターではありません）

  私達が住んでいる中国式ビルを唐楼（トンラウ）と言い、よく、駐在員の方々が住む綺麗なビルを洋楼という。この違いはバスがあるかないかの違いだったと思う。とにかく、唐楼というのはシャワーとトイレが一緒にあって、とにかく狭い。洋楼に住む人達は窓がそれほど開かない為、洗濯は乾燥機で乾かすか家の中に干される（かも知れない）。そして、唐楼に住む私達は豪快に外へ干す。昔、「なるほど・ザ・ワールド」で紹介された←（なつかしー！）香港独特の洗濯物を縦長に干すのは最近少なくなってほとんどの人たちは横に干すようになった。この洗濯物、やっかいなのは洗濯物が下へ落ちる事だ。昔は窓辺に屋根付の鉄格子で囲われたベランダがあり、洗濯物が下へ落ちるということはなかったのだが約5年前に政府からの強制撤去が命ぜられそのベランダは取り外された。なので、風が強い日などは洗濯物が下へ落ちてしまうことが度々起こるようになった。この間なんて、強風に煽られて他所のお宅のTシャツがとんでもない所まで舞っていったのを気の毒に思いながら笑っていたのだった。←（歪んでる？）大通り沿いに住んでいたら、私のヨレヨレパンツが大多数の人に見られると思うとぞっとする。　←（パンツは今まで落としたことありませんが）私が洗濯物を落としてしまう場合は、地面か下の階のお宅の物干し竿にベロンとひっかかるか又はその下の階の屋根にベチョっと落ちてしまうかだ。初めて下の階へ落としてしまった時は豊に頼んで下の階のお宅へ出向かい申し訳ないが拾ってもらったのだった。だが、これを立て続けに落としてしまったのでさすがに豊に頼みづらくなり、そこで考えたのが「コソ泥作戦！」だ。ハンガーを紐で吊るして洗濯物を取るのだ。ハンガーに洗濯物がひっかかるようにハンガーを上に向けて紐をくくり付けなくてはならない。落とした洗濯物のちょうど平衡に吊るせる箇所にハンガーを持っていき吊り上げる。これが慣れるまでがなかなかで、集中と忍耐を要するのだ。強風の中、洗濯物を拾う時は大変だ。風に煽られてハンガーがなかなか目標物にたどり着かない。2本の竿の間をすり抜けて、階下のお宅の障害物をも突破しなくてはならない時があった。階下にお住まいのおばあちゃんは私が洗濯物を拾おうとしてるのを気づいてるのに、のん気にお手並み拝見をしていた。おばあちゃんが屋根の上の洗濯物をさりげなくハンガーにかけてくれればいいのに・・・そう願いながらも強風に煽られたハンガーを獲物に定めなくてはならない。もうすぐ雨が降りそうだ。ある意味、スリル抜群の魚釣りゲームでもある。獲物が吊れるまで待つのではなく、こちらから獲物を獲得しなくてはならない。指と腕が疲れてきた頃、障害物をクリアし獲物が捕らえることができた。そして、私は自信を取り戻したハンターのように自分の必殺仕事人ぶりに優越するのであった。　　　拾えたもの　　　　拾えなかったもの　*豊のパンツ　　　　*バスマット（誰かに取られた）　*豊の靴下　　　　　*私の靴下　*豊のTシャツ　*豊のトレーナー　*豊の作業ズボン　　*私のノースリーブシャツ　まだあるが、忘れた　　

  2005年08月04日

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• 面接怖い・おとぼけ面接失敗談

  香港での初めての職探し。ネットや情報誌を見ては興味のある仕事があると履歴書を添付してメールで送っていた。一つ目の面接では、香港での初面接とあってかなり気合が入っていた。筆記用具と一応履歴書を持って面接に臨んだのであるが、な、なんと、英語の履歴書の書式にここで記入しろと言うではないか！英語の履歴書書いたことないのですが・・・（涙）仕方なしに記入していたのだが、さっぱりどうやって書いたらいいのかわからない・・隣の部屋で面接していようと、私は豊から持たされた携帯で家で待機している豊に電話で教えてもらわなければならなかった。←（まぬけです・・）きっと時給の折り合いが悪かったのだろう。連絡は来なかった。←（筒抜けだったからじゃないのか？）2つ目の面接。前日に先方より電話が来た。担当；「（略）パートを希望されるんですよね？　　　　それで、○×△◇・・・・」（近所の工事がうるさく聞こえない）←窓が全開だ！担当；「・・・・○○さんは英語は大丈夫ですか？」私　；「はい？・・ええ、大丈夫だとは思うのですが、　　　　しばらく使ってないのでかなり忘れてると思います♪（汗」　　　　　　　　　↑　　　　かなりおおぼら吹いといた私　；「あ、あの面接してくださる方は？（汗」担当；「あ、私が面接します」　（ホッ♪）大法螺を吹いてしまったので内心ドキドキだったが面接してくださる方がこの担当の日本人だと知ると一瞬にして、安堵に変わった。そんなこんなで1つ目の面接で会社で用意された英語書式の履歴書を書かなくてはならないと勉強になった私は2つ目の面接には履歴書と筆記用具と「電子辞書」を持参して行くことにした。2つ目の面接でも、案の定英語版履歴書を渡された。私には電子辞書という強い味方がいるのだ　ふふふふふ・・用紙に記入している間は部屋の中には私一人なのだが、私はカバンからコソコソと電子辞書を取り出しては調べていた。←（テストじゃないんですけど？）そして、電子辞書を叩いてはピコピコと音が鳴っている・・・書き終わってしばらくしたら香港人女性が入ってきた。用紙を取りに来たのね♪そう、思ったのだがこの女性、一向に用紙を受け取るわけでもなく、対面のソファーに立つと自己紹介をしてきた。な、なんですと？！この人と面接するのか？？し、しかも、英語でぇ～～～～～～？？！！！心の中では「やべぇよ、やべぇよ」と出川が言っている。←（んなわけない）bebe、世紀のピンチである日本人の担当の人が面接するんじゃないのかぁ？？私の体は一気に硬直する。脳みそを英語に切り替えようにも切り替わらない。↑（そら、ああた、大法螺吹いてるんですもん）うう、まずった。「かなり英語忘れてます♪」なんて言うんじゃなかった・・・あまりの緊張で噛みまくり香港人女性が座ってくださいと手を出してきた。しかし！！私はここで大きなミスをしてしまった。英語と言う、英語が頭の中に入ってこないが故、私は、なんと、あろうことか香港人女性の手を握って「あくしゅ」をしてしまったのだ！手を握られた香港人女性、一瞬顔がびっくりするが笑顔で丁寧にあくしゅに応じてくれた。やばい！！　この手は握手をするための手じゃないのか！角度がそれらしいから、握っちゃったじゃないの！私はここで自分の犯したミスに気が付き、ますます緊張がピークに達する。心の中で「やべぇよ、やべぇよ」と出川が言っているしどろもどろだが、文法もおかしいが相手は理解してくれているようだった。しばらく話していると、知らない単語が出てくる。うう、どうしませう？そこで、私はあの「電子辞書」を取り出して堂々と単語を調べた。調べると知っている単語だったりするのだから、そうとう頭はキテいる。そして、これが私の最大のミスだったのも知らずに・・どうにか、こうにか、英語での面接が終わりしばらく待つこととなった。となりの部屋ではさっきまでミーティングが行われており、終わったようで静かだった。先ほどの面接してくれた、香港人女性がきっと担当の人と話しているであろう、コソコソ話が壁一枚隔てている私の耳にも聞こえてきた。延々と話している・・・そんなにも報告することがあるのか？すると、何十人もの爆笑の渦が沸いた。まだ、ミーティング続いてたの？？もしかして、「あくしゅ」のこと笑らわれてるのぉ？？ううう・・・コソコソ話も終わり、しばらくしたら日本人の担当の方と社長らしき人が部屋に入ってきた。しゃ、社長登場ですか！（滝汗）「聞いてないよぉ、聞いてないよぉ」と私の心の中では上島が言っている。←（しつこい？）自己紹介を一通り済ませ、面接らしい質疑を受け、仕事内容の説明をしてきた。そして、担当の方が口を開いた。担当；「なんか他社の電子辞書をお持ちのようですね　　　　どちらの製品でしたっけ？」はい？？！「でしたっけ？」　なんで知ってるんだ？もしや、コソコソ話してるときに聞いたのか？？私はすかさず、言い訳をした。「これは主人のお下がりなんです。先日、御社の製品を買い・・・（滝汗」うう、まずった・・・担当者の隣では社長がのけぞったまま私の顔を見ないこの時点でもうダメだと悟り、面接は終わった。そして、先ほどの香港人女性が部屋へ入って来ると、時給の確認終えてから、席を立った。私が最初にミスした「あくしゅ」を今度は本気で相手から握手してきた・・・この人の手冷たいな・・・と、全く関係のない事を思いながら肩を落として帰っていった。

  2005年07月29日

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• 裏の顔

  昨日から漢方屋で漢方を煎じてもらって飲んでいるのだけど、以前から気になっていることがあった。この漢方屋、利用するのは2回目で、指定された時間毎にお店へ訪れては煎じてもらった漢方を飲むのだが、いつも行くとこの店の奥で昼間っからマージャンが繰り広げられている。今朝も9時に漢方を飲みに行ったら、朝だと言うのに店の奥ではジャラジャラとパイのぶつかり合う音がしている。こんな早くからマージャンなんてここの奥さん、お好きなのねぇ店主に働かせて・・・私はマージャンは「ドンジャラ」しか知らないので大人のマージャンとはどんなに面白いのかはわからない。私が時間をかけながら苦い漢方を飲んでいると、中年男性が店の中へと入ってきた。そして、その男性、店主と挨拶をしてそのまま奥の部屋へと姿を消した。そして、先に来ていた別の男が奥の部屋から顔を出し、HK$１００を崩してくれと店主に言った。店主はすぐさま男から１００ドルを受け取ると引き出しから細かいお金（20ドル、10ドル）と両替をしていた。と、私はここまでの光景を普通に見ていたのだが、どうも店主の行動がおかしい。両替したお金を普通に男に渡せばいいのだが、この店主、両替したお金を手の中へ隠し持ち外の通りに目を配らせながら裏の部屋が見えないようにササッと姿を消した。あまりにもの挙動不審な動作をするので、私は知ってしまった。この奥の部屋は賭博場になっているのだ！この部屋には何台ものマージャン台があって、中の者達はお金を賭けてマージャンをしている。だから、この漢方屋、とても儲かってそうに見えないのにもう何年も続いている。近所の漢方屋は潰れたというのに・・・そうだったのか、この店主、いい人に見えて実は別の顔を持つ闇の人間だったのだ。

  2005年07月20日

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• 漢方薬と陳皮梅

  今日、生理１週間前とあって近所の漢方屋さんに出向いて、台湾の中医さんに処方してもらった漢方を頼みに行ってきた。この薬は以前台湾で飲んだのだが、すぐに反応した。下痢だ。この漢方を飲んでいる間中、下痢に悩まされた。せっかく台湾へ来たのにどこへも行けず、殆どホテルに篭っていた。処方前、中医さんに診てもらったら、お血があると言われた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（だらだら血）当たっている。この中医さんは当たりかもしれない。そう、思っていた。だが、この漢方を飲んでもお血は治らなかっし、他に特別何か変わった感じもしなかったし、せっかくの台湾があまり楽しめなかった。そして、また懲りずに試そうと思い、近所の漢方屋へと出向いたのである。１日１回、６日間飲まなくてはならない。１日HK$３０×６日でHK$１８０（2,880円）。薬と煎じてもらってこの値段だから安い方だと思う。（自分で煎じたらもっと安い）さっそく、今日の夕方に飲んだのだが、熱い漢方薬は一気飲みができず、味わいながら飲まなくてはならないのでなんとも飲みづらい。そこで、漢方屋さんは陳皮梅を毎回くれる。梅をミカンの皮と砂糖で漬けたんじゃないかと思うのだが、よくはわからない。私はこれを口直しに食べながら、顔が歪んでしまいそうになる苦い漢方を飲んでいる。夕方、この陳皮梅を食べながら、ふと思い出したことがあった。香港には夏バテにならないように、涼茶（リョンチャ）がある。これは道端で飲めるのだが、これもまた苦い。そこで、陳皮梅をくれる店もあって、私はそれを初めて頂いた。陳皮梅と書かれた紙の中に更に白い紙に包まれ、オブラートに包まれた梅が出てくる。涼茶を飲んだあと、私はそれを一口で口に入れ、食べ始めた。梅の中には種があり、少し食べづらい。かんでも、かんでも硬い皮が邪魔をして中々食べ終わらなかった。口の中でもごもごしていると、何かがおかしいことに気が付いた。硬い皮だと思っていたのは実はオブラートで、そのオブラートは中々口の中では溶けてくれなかった。更に私はしつこく噛んでいた。が、どのくらい経っても梅はなかなか終わらない。未だに口の中に何かが残っている。そこで、私はあることに気がづいた。そういえば、このオブラートはあまりにも透明で、厚かったこのオブラートはもしやビニールか？！↑（気付くの遅すぎ！）気が付いた時には既に遅し、梅とビニールが混ざり合って出すには出せない状態まできている。それに生憎、軽装のままだったのでティッシュがなかった。仕方がないので、私（←よく飲み込む人*参照）はその梅と混ざり合ったビニールを飲み込んで食べてしまった・・　←（仕方がない？？）　　　そんな失敗もあったなと思い出しながら、ビニールを剥ぎ苦い苦い漢方薬を飲みながら、陳皮梅を食べた。

  2005年07月19日

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• 見たいようで見たくないもの（*良い子は真似しないでね）

  香港には沢山のフィリピーナや、インドネシア人、タイ人がアマさんとして働いている。日曜にともなると、街のあちこちに、これらのアマさん達が日陰や陸橋にデモか？と思うくらい群なっている。ある所では仲間達のために陸橋でパパイヤのサラダなんかも作ったりしてるものだから、たくましい。アマさんとして働いている人達は日中、各家庭で仕事をしてると思うのだが（アマさん雇ったことないのでよくは知りません）そんな中、昼間なのにも関わらずちょっと小奇麗なフィリピーナが街を歩いていたりする。←（あ、今思えば、パブで働いている人たちかも）そういうフィリピーナもいるのだが、女1人と両脇に男2人、計3人のフィリピン人が私の前を歩いていた。男2人に挟まれた女は左の男と腕を組んでいる。だが、右隣の男はなんと女のお尻をまさぐっているではないか。しかも、女の大事な所まで手を忍ばせて・・・こんな公共の場でなんてことを！！！女はまんざらでもなさそうで、よけてはいるが喜んでいる。だが、何かがおかしい。何だろう？公共の場で破廉恥な行動をしているこの3人だが、どこだが違った雰囲気がある。左の男を見ると背は低いがちょっと太めで頭も刈りあがってはいる。後ろから見る限り、男であることには違いない。でも、やっぱり普通とは違う・・・その男一点にしぼり、よーく、よーーーく観察してみる、。や！もしかして女？？どうみても男っぽい歩き方でいるのだが、体形が女らしい。ちょっと横を向いた時、わずかではあるが胸が出ていた。だけど、右隣の男はまだ女にちょっかいを出している。右の男が今度は女のTシャツの中に下から手を入れ始めたではないか！女の肌がモロに露出し（だが女は喜んでいる）、その男もよく見るとこいつも女？？こいつらレズ？？？？いや、おなべ？　ん？レズ？　おなべ？　　プツン・・←（血管切れました）その後、この3人は横道にそれて行ったのだが、やはりこの3人は女であった。昼間からなんとも後味の悪いものを見てしまったが、随分と観察してました。（ウップ）

  2005年07月12日

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• 私の正体

  今日、街市（市場）へ買い物をしに行った時の事。今朝になって突然代休を取った、旦那・豊と一緒にお粥を食べた後に市場へ行った。どうにかして、おなか一杯食べて痩せたい豊は、今やベジタリアンフードに嵌っている。湯葉の食感を変えて、ハムに仕立ててみたり、こんにゃくをエビやイカの形や食感にしてあり、とてもヘルシーだ。これを売っている豆腐屋があるのだが、豊はさっそくあれやこれやと買い込んだ。この豆腐屋のおばあちゃん、とても小さくてかわいい。そんなおばあちゃんが今日は妙におまけをしてくれる。はじめての事だ。しかし、なぜだろう？もしかして、このおばあちゃん、豊があちらの人だと思ってる？豊は図体や声、ついでに顔もでかい。5頭身と言ってもいいくらいだ。←（関係ないか・・）この豊はいつも直射日光を浴びるとレンズが茶色く変わるメガネをしている。これをつけて会社にも行っているので存在感が大変あるらしい。それにスーツなんぞ着るとドンと言っても通用するほど、迫力が沸く。ショバ代をせびりに来たマフィアにみえたのだろうか？それなら大変すまないことをした。お代を済ましたはいいが、おばあちゃん、買った品物の料理の仕方を私に教えてくれている。これはいつものことで、曖昧にしかわからない私に毎回同じ事を一生懸命教えてくれる。だが、それを横でみていた客が「このひとは日本人だからわからないわよ」と言うではないか。なんで、私が日本人だってこの人がわかるのぉ？そりゃ、聞かれれば馬鹿正直な私は日本人と答えるけど、日本人と答える前に「フィリピン人か？」「タイ人か？」なんて言われるのがしょっちゅうで一度で当ててもらえたことなんてありゃしない。まぁ、言葉はちょっと、いや、かなりおかしいだろうとは思う。これは言ってしまった後で気が付いたことだが、新しい単語を覚えた私はさっそく使ってみたくなり、香菜を指差して「イムサイ（香菜＝コリアンダー）ください」と言うつもりが「インフィゴン（灰皿）をください」と言ってしまったこともある。←（当たり前だが、灰皿はもらわずに香菜をしっかりともらえた）もしかして、これだけでアホな日本人とバレるのだろうか？以前にも、ローストビーフを作るために牛もも1キロをこの市場で注文した。こちらではキロ数を使うのではなく、金額で肉を買い求める。しかし、レシピには牛もも1キロと表示されているので金額がわからない。しかも、ももと言う単語がわからず自分の太ももをバチンッと叩きながら「足（脚ギャ）」としか言えなかった。「ギャ1キロください」「幾ら分だ？」「ギャ1キロ」「だから、幾ら分だ？」と、九官鳥のようにタダ同じ事を繰り返すばかりだった。仕舞いには店の店主を呆れさせ買う事ができなかった。←（情けない）これだけでアホな日本人とわかるのだろうか？もしかしたら、私自身が気が付いていないだけでかなりの人たちがここに住むアホな日本人として認識しているのかもしれない。注＊日本人をアホと言っているのではなく、私自身のことを指しています・・

  2005年07月04日

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