BEBE's roomへようこそ

初めて作ってみました


無花果（いちじく）のコンポート


皮をむいてお砂糖とお水でコトコト煮ました

私はこれを冷やしてそのままパクリと食べるのが好き

残った汁も氷を入れたグラスに注いで水で薄めて飲みます

これは私が子供の頃、おばあちゃんがよく作ってくれたおやつです


無花果の木って昔はどのお家の庭にもありましたよねぇ

我が家には無かったですがよく近所の方から頂きました

お菓子の箱にキレイに並べられて何箱も・・・

無花果の実って独特の香りがするから夏になると外を歩いていても

すぐわかるくらい

昔はそれが嫌いだったけど今となってはそれも懐かしい香り


頂いてすぐはそのまま皮をむいて食べるけど熟れるのも早いからすぐ腐っちゃう

なのでおばあちゃんは食べ切れない分を煮てタッパに保存していたんです

私は煮たほうが大好きで毎日おねだりしていたなぁ～


私が今作っている＜食事＞はおばあちゃんから教わったものが多いです

おばあちゃんは自営でお店を営みながら小さな畑を耕していたので

食卓にあがる野菜はいびつながら新鮮で旬のモノばかり

だからどの季節にどの野菜が美味しいかを身体が知っているし

身体が求めるみたい（＾－＾）

今はナス・かぼちゃ・ミョウガ・しそ・・・無性に食べたくなる

そしてこの無花果・・・

おばあちゃんは亡くなってしまったけれどおばあちゃんの味は

私に受け継がれたようです

そんなことを想い出しながらおばあちゃんの味を再現してみました



それにしても無花果をスーパーで買う時代になってしまったとは・・・

新潟にいた頃はミョウガもシソも家の近くに植わっていたし

山菜は近所のおばちゃんが採ってきてくれるのでもらっていたし

スーパーで買うものではなかったんですけどねぇ

少し寂しい気もします