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カテゴリ:英田サキ
エスシリーズ漸く最後の巻のレビューになりました。 最後はエス残光です。 とにかく最高。(ネタバレ注意) STORY 裂罅の最後で宗近が銃弾に倒れ、椎葉は腹を括る。 今まで宗近と自分のどっちつかずな関係やこの自分の曖昧な復讐心などなどに 終止符を打つべく、五堂を殺すため一人で六本木のクラブに乗り込んだ。 しかし五堂に拳銃を向けたとき、 以前そのクラブで五堂と一緒にいた女が五堂を庇おうとする。 その女は実は都内で旋盤の仕事をしていて、 椎葉が密かに『密造銃に関わっているのでは?』と思っていた少女、吉澤紀里だった。 結局紀里の登場も手伝って、椎葉は五堂を殺すのに失敗してしまい、 逆に五堂によって軟禁されてしまう。 軟禁されていた場所は五堂の別荘で、 その場所には紀里と、宗近の腹違いの弟であり、松倉組の組長の東明も滞在していた。 そこで少しずつ全貌が明らかになっていく。 感想など 宗近と椎葉の関係もいい感じに決着がつきます。 義兄篠塚との関係もとてもいい方向に向かいます。よかったよかった。 五堂はラスボスってヤツですが、恐らく『MONSTER』のヨハンのような人間なのだと思います。 彼の過去は壮絶すぎでした。狂わない要素がないという感じなのです。 私は五堂のようなキャラの人間が出てくる話が結構好きです。 哀しく静かに狂っている人間というか…。 ラスボスがそういう人間だと、いたたまれない気持ちになりますよね。 ヨハンもその類だと私は分類していますし、地味にシャア・アズナブルとかもそっち系の人かも…? 要するに結構五堂を嫌いになれませんでしたw 五堂には紀里の存在があって、よかったなと思いました。 ていうか一番コイツのこと多く語ってますねw 英田さんは当初、椎葉が宗近のために罪を犯し、刑務所に入り、 宗近が待っているというようなエンディングにしようとなさったらしいんですが、 それも見てみたかったですけど、こっちの終わり方とてもいいです(≧▽≦)ノ ホントに面白いものを英田さんありがとう!というかんじです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 25, 2008 12:04:16 AM
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