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テーマ:死別でも頑張る!!!(322)
カテゴリ:育児
母である私の、4月から中学校の現場復帰に伴い、
小3のカツヤザウルスと小2のユウヤノドンは学童に、 2歳になったばかりのマナタンは保育園に、それぞれ新しい生活を踏み出しました。 まずはちびのマナタンから。 現在慣らし保育中。9時から12時過ぎくらいで保育園から帰ってきます。 送り迎えは実家の母。 今日10日が始業式なので、今朝は兄たちが通学班で登校した後、実家に連れて行かれました。 私はその後出勤です。 13日からは慣らし保育を終えて、早朝保育と延長保育を組み合わせて私が送迎をします。 そんなマナタンは、保育園に預けられるときは 今生の別れのようにおいおいと泣きますが、 すぐにけろっと泣きやみ、おもちゃに向かって走っていくそうです。 給食も気まぐれに食べるので、早速保母さんに叱られたそうな。 兄たちよりも気が強いだけのことはある。 そんな訳で、彼女は全然心配いらないようです。 私が帰ってきてからはべったり甘えていますが。(笑) 次男ユウヤノドン。 春休み中学童通学が始まるやいなや一輪車に夢中になり、 必死で練習しています。 飽きっぽい彼がいつまで集中できるか、励ましながら様子を見ています。 学童の指導員さんたちは子供たちが飽きないよういろいろな遊びを仕掛けてくれるので 家にいるより楽しいみたい。 二人そろって弁当を持って意気揚々と出かけていきます。 さて、長男カツヤザウルス。 表面上はユウヤノドンと同じ。明るくて元気でお調子者で本が大好き…… でも先日とても哀しいことがありました。 数日前の晩、恒例の寝る前の仏壇への挨拶 (家族そろってお線香を上げ、「パパお休みなさい。」と言う) をした後、カツヤザウルスがぼそっと一言。 「パパ、いつ福島から帰ってくるのかなあ。」 ……固まりましたね。 その場では問いただすことが出来ず、翌日勇気を出して言葉の意味を聞きました。 そしたら、この子はいつかパパが帰ってくると本気で思っていたのですよ。 亡くなった直後、「パパは天国から僕たちを見てるんだよね。」なんて 妙に綺麗事を言い、それからもパパは天国説を何度か唱えていたカツヤザウルス。 普段は聞き分けが良すぎて、小2の精神年齢ではないと担任に言われていたカツヤザウルス。 明るくて、優しくて、おちゃらけで、弟や妹の面倒を見てくれて、 だから私はつい、父親の死を彼は乗り越えているのだと思いこみそうになっていた。 でも違ったんですね。 マナタンは父親の思い出を持たないままだろう。 ユウヤノドンはひょうひょうと割り切ることを知っている子だ。 でもカツヤザウルスは、かっちゃんぱぱの秘蔵っ子だった。 兄弟のだれよりもパパとの思い出を覚えている子。 でも、パパはもう帰ってこないんだよ、って、 彼の思いこみを修正することは出来ませんでした。 いつかカツヤザウルスは自然に気が付く。 パパがもう帰ってこないことに。 分かっていて認めたくなかった事実と向き合う日が彼には必ず来る。 そのときにこの子は本気で泣くだろう。 私はカツヤザウルスが本気で泣いたときに受け止めてあげるしかできない。 今のこの子がパパが帰ってくると信じていることで心の平衡を保っているのなら あえてそれをねじ曲げることは出来ないじゃないですか。 カツヤザウルスが、珍しく泣きながらパパがいつか帰ってくると信じてる、とつぶやいたとき この子にはこの思いが、支えが必要なんだと思ったのよ。 だから、抱きながら「そうだね、いつか会える日が来るかもね。 今だってきっとカツヤザウルスのことを見てるよ。 あなたやお母さんからは見えないだけで、近くにいるんだよ。 でも、カツヤザウルスが淋しくて泣きたいときにはお母さんも一緒にいてあげるから、 いつでも泣いて良いんだよ。」 何だかな………一緒に泣きながらそんなことしか言えなかった。 パパはもう帰ってこないんだよ、と死の意味を伝えるべきだったのでしょうか? 前途多難だ。 私だけでこの子たちを育てていけるんだろうかね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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