トニーたけざきのガンダム漫画
……また妙なものを………(どうせ私だからさ。いいんだもん。)最初にしなくてもいい言い訳をしますが、私は今年38歳、間違いなくガンダム世代です。(と同時にヤマト世代で999世代ですが)だからファーストガンダムのキャラデザインの安彦良和氏が「機動戦士ガンダム ジ・オリジン」を連載し始めたときもちゃんとチェックし、単行本も買いました。えっへん!(実は私、安彦良和のファン。「虹色のトロツキー」も「ジャンヌ」などもあります。さすがに全作品はありませんが)(安彦氏の画力と物語の構成力は桁違いです。歴史物を書いて、最近更に磨きがかかったみたい)で、当然の成り行きでこの「トニーたけざきのガンダム漫画」にも手が出てしまいまして……まあ簡単に言えば、安彦版のガンダムのパロディなんですが、これがまた安彦氏本人も「どっちが自分の原稿か分からなくなる」と言うほどの激似ぶり。難を言えば女性キャラが今ひとつではありますが、男性キャラとモビルスーツはホントにそっくりだし、コマ割りや書き文字まで似せてるんだから驚きます。学園ネタで赤い優等生シャアとか黒い三年生(留年続きで三十路過ぎ)とか、キシリア様の前でおびえて「ガンダムの『ダム』はふくらはぎのくびれです」と叫んで墓穴を掘るシャアとか、「ぶったね、おやじにもぶたれたことないのに!」とアムロが叫んだ後、ブライトさんに蹴られたりねじられたりして折檻を受けてしまったり、もうめちゃくちゃ。でも大笑い。電車の中で読んだら不審者になれること請け合いのばかばかしさです。(絶対笑うって!)新学期ストレスでへとへとの脳みそには格好のリフレッシュ。ガンダム世代にはお勧めの1冊です。……ふう。息抜き終わり。さて、仕事しよっと。明日の授業は「平家物語」よ。