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カテゴリ:起業のお話
辛いことや「私ってダメだな..」と思い悩み、
落ち込んでしまうような日々が誰にでも 必ずあるはずです。 傍目には、 順風満帆な人生を歩んでいるように見える人でも、 突然身内の人の死に直面したり、大病を患ったり、 仕事で失敗をしたり、辛い試練に 人知れず涙を流しているかも知れません。 生きていれば、必ず試練に遭遇します。 試練を何とか乗り切ったとしても、 次々と、また別の試練が必ずやって来るものです。 そんな時、「私ってダメだな..」と、 内向きに消極的になってしまうと、 ますます気持ちが暗く落ち込んでしまって、 引きこもりがちになって、 なかなか行動を起こせなくなってしまう経験をされた方も おいでになるでしょう。 「起業創業を目指す皆さんは、 そういった試練を積極的に 乗り越えなければいけませんから、 「辛いこと」や「できないこと」、「ダメなこと」があって、 落ち込んでも、さっさと乗り切れるように...」 と、そう書き始めて...。 「本当にそうか?」と、 筆が止まってしまいました。 人の性格は千差万別であり、 考え方も感じ方も価値観も種々様々です。 試練を、一瞬にして乗り切ってしまう人もいれば、 ずっと長く引きずって、暗く思い悩む人もいます。 一瞬にして立ち直る人の方が良いかというと、 必ずしも、そう簡単に、 決めつけられるはずのものでもありません。 私たちは、どちらかというと、 概して、全体を引っくるめて 評価してしまう傾向があります。 「こうすべきである」とか 「そんなやり方や生き方はダメ」等々、 全体を引っくるめてレッテルを貼ったり、 思い込んでしまいがちです。 けれど、よくよく落ち着いて考えてみると、 辛い経験や、できなかったこと、ダメだったことはもちろん、 さらっと立ち直れることも、くよくよと思い悩むことも、 その人にとっては、 大切で貴重な人生の一つの過程だと思うのです。 その人が一生懸命取り組んでいるのなら、 人生にとってムダなことは何一つありません。 「たとえ回り道でも人生勉強の一環。一生懸命なら、全部OK!」 だと私は思うのです。 ただ、人生のほんのちょっとの躓きや辛い試練に晒されて、 辛さに辛抱仕切れずに、 全体をまとめて「ダメだ」と否定することだけはやめましょう。 「できないこと」や「ダメなこと」があった時こそ、 ゆったりとした気持ちで大きく自分自身を包み込んであげましょう。 「木を見て、森を見ず」と、 全体が見えないことを戒めるコトバがありますが、 「森を見て、木を見ず」という、 あえて目先だけを見て、 全体をわざと見ない方が良い場合だってあり得ます。 バランスはいつの世でも大切で、必要なことです。 そういえば、先日、 ある尊敬する女性が、 ブログにこんな文章を掲載されていました。 *** 私は夕焼けの朱色が大好きです。 今日はすっごい綺麗な夕焼け! ラッキー!! と思ってサングラスを外したら、 あれっ? 普通の夕焼けでした。 そこで、もう一回サングラスかけ直してみると すごく濃い鮮やかな夕焼けが..。 心の中に染み込むようでした。 そうかぁ..。 黒いフィルターを通して見た方が 美しい時だってあるんだな~。 闇の中で藻掻いている時、 「早く出口を見つけたい!」と、 そればかりに必死になってた。 でも、少し周りを見回す余裕があれば、 そこには、もしかしたら 明るい光の世界よりも、もっともっと素晴らしく 美しい世界が広がっているのかも知れない。 *** 困難に一生懸命立ち向かう人間って、素晴らしい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月19日 07時18分15秒
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