－見渡せば自分の器は見えてくる－


人は自分の身近にいる人の行動や考え方の影響を
無意識のうちに少なからず受けているものです。

ところで、昔から、「朱に交われば赤くなる」とか、
「類は友を呼ぶ」という諺があるように、
あなたの周囲には、同類の人たちが、
自然に集まって来ていることでしょう。

同じような考え方をし、
同じような行動をとる人たちが
自然に集まって影響し合うものです。

極端に言うと、
「その人の器に合った人間しか集まらない」
と言っても過言ではありません。

もしもあなたの身の回りに、
客観的に見て「イヤだなぁ」と思うような人が多いのなら、
間違いなく、あなたにもそんな要素が少なからずあるはずです。

あなた自身は、あまりにも身近過ぎて、
そのことに自体に気づいていないかも知れませんが．．。

もしも幸いなことに、
周囲の人たちから映し出される
自分の中のイヤな部分に気づくことができたなら、
それを冷静に反面教師として是正の努力をしていけば良いと思います。

ふだん身近で一緒にいる人の影響は
想像以上に大きいものですから、
できれば、「良い人」と一緒に居たいものですね。

「良い人」と一緒にいると、「良い人」に必ず似て来ます。

仲の良い夫婦がだんだん似て来たり、
つき合っている恋人同士や友人同士が、
いつの間にか次第に似て来たりするものです。

例えば、相手のことを心から思う関係であれば、
顔まで似て来るような気がしますから不思議です。

だから、一緒にいる人はすごく大切で、
「良い人」を選択することは極めて重要なことなのです。

「良い人」を積極的に一生懸命に選びましょう。

「良い人」から「良い考え」や「良い行動」の影響を受け、
そのことを楽しく周囲の人に発信できれば、
こんな幸せなことはありません。

人間は、嬉しかったことを人に話している時は、
間違いなく幸せになれます。

嬉しい感情や幸せな感情は、不思議に、
必ず、嬉しい出来事や幸せな出来事を呼び寄せるものです。

人間関係は、偶々（たまたま）とか、
運の善し悪しで決まるものではありません。

ふだんの考え方や行動に沿って、
その人間に合ったふさわしい人間しか集まらないものなのです。

「私はこんな人間です！」という、
目には見えない光線をみんな発信しています。

その光線の波長が合った人間が、
自然に安定的に寄り集まるものなのです。

だから、胸を張れる光線を発信し、
尊敬・敬愛出来る人とつき合う必要があるのです。