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カテゴリ:起業のお話
「何故出来ないのか」、
「何故やらないのか」、 「何故出席しないのか」等々と、 仕事や勉強についてどんどん詰問し、 責め立ててばかりいたら、 その言葉を投げかけられた方は、 どんどん萎縮してしまうでしょう。 指導し指示している人の 現状を「なんとかしたい」という 一生懸命な気持ちはよくわかります。 けれど、指示され問い詰められた方にしてみれば、 恫喝や脅しとまでは行かないまでも、 自主的に「よし、やろう!」と思ったわけでもない 義務を喉元に突きつけられて、 明るく楽しい気分になるはずがありません。 こういった下向きの強力なベクトルを振りかざす 親や経営者、会の役員等々は、 指導者としてはあまり適格ではないと私は思います。 へそ曲がりな私などは、 強制されればされるほど、逆にどんどん反発して、 堂々とこれ見よがしに 手を抜くパフォーマンスをして見せたりして、 指導とは全く反対の行動をとるかも知れません。 そんな状況下に置かれても、 自分を最後まで押し殺して辛抱する従順な人は、 やがてその軋轢に耐えかねて、 心か体か、どちらかを 壊してしまうことになるかも知れません。 そうなることが客観的にわかっていても、 それでも、私たちは知らず知らずのうちに、 これと似たような行動を何の疑いもなくやっていたり、 すんなりと受け入れていたりすることが多いのも、 紛れもない事実なのです。 強制や監視を止めたとたん、元の木阿弥。 きっとその時点で、 強力に指導してやろうとしていたことは、 パタッと止まり、全くやらなくなることでしょう。 たとえ、どんなに厳しいペナルティを課したとしても、 ただ強制するだけでは無理なのです。 「強制」から「共感」へ、 思い切ってベクトルを変えてみましょう。 そのためには、 「共感を呼び起こすにはどうしたら良いか」を、 考えてみることです。 もしも、うまく共感を呼び起こすことができれば、 たとえあなたが何もせずに放っておいたとしても、 あなたの想像をはるかに超えて、 自主的に前向きに前進する大きなエネルギーが迸り、 どんどんと溢れ出て来ることでしょう。 ところで、 人の一生は健康に生きることが出来たとしても たかだか80~90年くらいです。 あなたの余命はあと何年くらいあるのでしょうか? 残された貴重な時間。 関わりのあった多くの人々と一緒に共感し共鳴し、 出来るだけ楽しく充実した時間にしたいと私は思います。 「やらねばならない」、「やるべきである」、ではなくて、 「やりたいなぁ」と心から思う気持ちを 大切に丁寧に育てるようにしたいです。 だって、その方がきっと楽しいでしょうから。 もしも、お願いしている相手の方に、 「やりたいなぁ」と言う気持ちを起こさせることが出来るなら、 指導指示している方も、されている方も、 お互いハッピーな気分になって、 もっともっと楽しいことが相乗的に訪れて来るような気がします。 そう言えば、以前、このメルマガで、 「共感共鳴」を生み出すファシリテーターについて ご紹介したことがありました。 以下に掲載しておきますから、 どうぞ参考にして下さい。 <ご参考> 共感共鳴からわき上がるハーモニー -ファシリテーターの考え方- http://www.nbn.ne.jp/bellnet/sougyou/essay/h17/kyoukan.htm 人であふれた駐車場 http://www.youtube.com/v/eJw-W2Ja1ho お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月05日 04時41分30秒
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