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2008年06月29日
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カテゴリ:生き方
「濡れ落ち葉」という言葉が一般的に使われるようになって、
10年以上になります。

インターネットでその意味を調べてみると、
仕事人間だった人(夫)が定年退職後、
家庭においては邪魔な存在になってしまったことを表現したもので、
1989年には流行語大賞、新語部門・表現賞に選ばれたのだそうです。

<ご参考>
濡れ落ち葉
http://zokugo-dict.com/23nu/nureochiba.htm


今から60年以上も前(昭和20年)、
太平洋戦争終結による荒廃の中から再出発した日本は、
「世界の奇跡」とまで言われるほどの経済復興を遂げました。

そんな日本の根幹を支え、発展させて来たのは、
まさに中高年以上のお父さんたちだったと言っても過言ではありません。

「企業戦士」とまで称された
中高年の誇り高きお父さんたち..。

ところが、定年退職後、
そんな企業戦士たちは目標を見失い、
「粗大ゴミ」と呼ばれたり、
払っても払ってもなかなか落ちない
濡れた落ち葉に似ているところから、
「濡れ落ち葉」と表現されてしまったのです。

世の中の真面目に働くお父さんたちは、
高度成長下の日本において、
激烈なまでに仕事に追いまくられ、
仕事中心の生活にならざるを得ない現実がありました。

そんな仕事に追いまくられる生活を長年続けていると、
直接仕事に関係のないボランティア的な活動や趣味等には
取り組む余裕も意欲も次第に失せて無くなるものです。

身近な家族から始まる
お父さんたちの人間関係の希薄化の現象は、
年を取るに従って、
ますますお父さんたちのアタマの硬直化を進行させ、
いよいよ仕事をリタイアした途端、
痴呆への道をひた進ませたような気がします。

日本の社会の中では、「その道何十年」というように、
生真面目に仕事中心の生活を「良し」とする風潮が
今でもずっと存在し続けています。

たしかに、
ビジネス専門分野にスラッと天高く聳え立つような
その道のエキスパートっぽい人の方が
見栄えが良いのかも知れません。

しかし、そんな社会の価値観はどうあれ、
「仕事が総て」の人よりも、多少見栄えは悪くても、
ムダと思われることを沢山持った裾野が広い人の方が
より深く楽しい人生を歩めるのではないか、
と私は思うのです。

より深く掘るためには、
思いっきり幅広く掘り進める必要があります。

それならば、
幅広い知識があるビジネスチックな人が良いかというと、
そういう人は、あくまでも、
ビジネスのためだけに幅を広げているに過ぎませんから、
真の意味で裾野が広くなっている訳ではありません。

今現在のビジネスの上でしか使いものにならない
薄っぺらな知識ではなく、
例えば仕事と全く関係のない
ボランティア活動や自治会活動のように、
一見すると非常に遠回りで非効率的に見えるようなことにも、
心から真剣に取り組むことです。

要するに、ビジネスライクの範疇を徹底的に取っ払って、
多少お節介でも効率の悪い雑学博士になることです。

そうすることが、
幅広く深く人生を楽しめるコツのような気がします。

それは、日本の社会的価値観からは
多少ズレているのかも知れません。

しかし、人間関係を含めたバランスからみると、
素晴らしくカッコイイ人生を歩むための第一歩だと
私は信じているのです。


<ご参考>
飛躍するためには、深く沈んで広く掘れ
-本当に大切なのは何か?-
http://www.nbn.ne.jp/bellnet/sougyou/essay/h18/hiyaku.htm

峰廻路伝
-回り道のように見えても-
http://www.nbn.ne.jp/bellnet/sougyou/essay/h18/houkairo.htm





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最終更新日  2008年06月29日 16時43分45秒
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