結婚式の披露宴では、キャンドルサービスが行われることがよくあります。

明かりを落とした暗い披露宴会場の中で、新郎と新婦が手を携えて、各テーブルを回ります。

回りながら、各テーブルのキャンドルに一つずつ火をともして行くと、キャンドルの炎は、一つまた一つと、次第に明るく多く、会場のそこかしこで輝き始めます。

人の心に火をともすことも、これとよく似たことなのかも知れません。

周りの人々の心にどんどん無償で火をともして行ったとしても、元の火が次第に減って暗くなってしまうわけではありません。

むしろ逆に明るく強く増え上がるのです。

世の中を明るく、人の心を暖かくするのは、キャンドルサービスと同じなのかも知れません。



＜ご参考＞

自明灯　－自ら灯りを、灯々無尽－
http://nitte.heteml.jp/essay/h18/jitoumyou.htm