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カテゴリ:危機管理
1980年代後半から1990年代初頭の頃、「平成景気」とか言われて、日本人は、大変豊かで明るい時代を謳歌しました。
ところが、バブルは崩壊。 今度は一転して、暗く長い大不況時代へと突入したのです。 バブル崩壊直後の頃、先ずは真っ先に荒波をかぶった大手企業が、リストラや業務の見直しを徹底して行きましたが、中小・零細企業をはじめ、一般の人たちは、口を揃えて「大きな会社は大変だろうね」と、まるで対岸の火事のように傍観していました。 正直言って、私もその中のひとりでした。 誰でも、危機が目に見えて迫らない限り、頭では、「何か対策をとらなければ」と思ってはいても、昨日とほとんど変わらることなく、現状維持の生活を続けてしまうものなのでしょう。 その結果、大手企業が一通りの対策を終えた頃から、安穏としていた小さな会社に不景気という波が一気に押し寄せ、その後、回復の兆しも掴めないまま、未だに不景気をキリキリと胃の痛む思いで味わいながら、今度のリーマンショックを発端とする、地球規模の大不況を迎えました。 今回の世界的不況も、状況は、目に見えないほど緩い速度ですが、確実に日々悪化して行っています。 しかし、日々の生活の中では、昨日とあまり変わりのないように見えてしまいますし、面と向かって早急に問題解決を強制もされているわけでも、今直ぐどうしても対策を立てなければならない訳でもありません。 それは、明確に直面する深刻な問題よりも、ある意味、根は奥深いのかも知れません。 かくして、大半の人々は、原状維持のまま、「まぁ、そのうちに何とかなるのでは」と、今日も、昨日と同じ生活を続けているのです。 <ご参考> 平成21年2月12日(木)のモーニングセミナーは、 下記アドレスに掲載しています。↓↓↓ (25-2)本質を見抜く目を持つ http://nitte.heteml.jp/rinripdf/pdf/h21-2-12.pdf A3 PDFファイルです。 参考にして下さい。 <ご参考> 現状維持とカエルのハナシ -「行動」こそが貴重- http://nitte.heteml.jp/essay/h18/genjo.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月21日 05時17分42秒
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