【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

フリーページ

2009年06月21日
XML
カテゴリ:生き方
修行道の中でも最も過酷な行の一つである千日回峰行。
この行は、いったん入行したら、
途中で絶対に止めることは出来ないという
厳しい掟がある命がけの行。

千三百年の歴史の中で、満行されたのは僅か二人。

一日四十八キロの山道を十六時間で、
登ってその日のうちに帰ってくるという行を
今回やり遂げた塩沼亮潤さんに、質問が出ました。

「塩沼さん、どんな瞬間に喜びを感じました?」

想像を絶する千日の荒行ですから、
やり遂げた時は、さぞかし凄い歓喜だったのだろうと思っていると、
塩沼さんの回答は違いました。

その答えとは。

「山の中では、日々の一歩一歩に喜びを感じました。
東の空から陽が昇り、西の空に沈んで行く。
雨が天から地へ降り注ぐ。
春夏秋冬と巡る季節の中で、
自己のありのままの姿や小さな自分が見えて来るのです。
大自然の中では、人は雨を降らすことも、
そよ風を吹かすことすら出来ない。
『あぁ、生かされているのだなぁ』と実感出来た時、
感謝の涙が流れて来ました。
土砂降りの雨の中で、おにぎりを食べていたら、
雨で米粒が手から流れました。
一粒一粒を啜るように食べていた時、
なんて自分は幸せなんだろう。
この瞬間にも地球上では食べられなくて亡くなっていく人がいる。
自分の心を磨くという尊い仕事をさせて貰って、
なんて幸せなんだろうと、涙が出て来ました。」


<ご参考>
峰廻路伝  -回り道のように見えても-
http://nitte.heteml.jp/essay/h18/houkairo.htm





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年06月22日 03時56分58秒
コメント(0) | コメントを書く
[生き方] カテゴリの最新記事


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ひかり1

ひかり1

お気に入りブログ

出発して29日目 New! いたる34さん

落語「た」の73:… New! 越智 健さん

久々良型 Nori1022さん

沢木遥の「幸せ力を… 沢木遥さん
1日1つ目標達成のヒ… R.Nagashimaさん

コメント新着

 人間辛抱@ Re:オムライス(07/12) これは美味しそうですね。食べてみたいで…
 トラのコ@ Re:駕籠に乗る人担ぐ人(06/28) ご訪問いただきましてありがとうございま…
 人間辛抱@ 初めまして・・・ 足跡から来ました。 どうぞ宜しく御願い…

© Rakuten Group, Inc.