池井戸潤作「下町ロケット」
続々 最近読んだ本☆池井戸 潤下町ロケット (小学館) 第145回直木賞受賞作主人公 佃 航平は、元宇宙科学開発機構 研究員。7年前、種子島宇宙センターで行われた実験衛星の打ち上げは、エンジンのバルブシステムの動作不良が原因で失敗した。エンジンの開発主任であった航平は責任を取って辞職。あれから7年、彼は父親が経営していた、精密機械製造業「佃製作所」を継ぎ、ロケットエンジンのキーテクノロジーで有るバルブシステムの研究開発を続け、世界最高レベルの特許を取得した。このバルブシステムが使えなければ、圧倒的な技術的優位のもとで宇宙航空戦略を推進すると考える帝国重工のスターダスト計画は骨抜きになる・・・。日本を代表する大企業と、片や従業員数200名、資本金3000万円、売り上げ高100億円足らずの中小企業。技術者としてのプライドや様々な立場の人の思惑が交差して、事は簡単には進まない。果たしにロケットは無事上がるのでしょうか・・・。宇宙ロケットなどとは無縁の私ですら読み始めた途端に引き込まれてしまい、一気に読んでしまいました。半沢直樹シリーズに続き、池井戸潤さんの世界にどっぷり嵌ってしまいました。☆有川 浩空の中 (角川文庫)