浮世絵に見る旧東海道と戸塚宿
今日はピアノコンサートがあり、戸塚区民文化センターへ行ってきました。写真の浮世絵は、会場の桜プラザから駅に向かう通路の壁面に掲示されていました。以前から気になりつつ通り過ぎていました。今日は一人だったこともあり、じっくり見てみると、これがなかなか面白いのです。日本橋を起点として最初が品川宿、次が川崎宿、神奈川宿、程ヶ谷宿(保土ヶ谷宿)、そして5番目が戸塚宿。浮世絵に描かれた人々の背景には、今では想像すらできないような風景が広がっています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一点ずつ見ていくと、これがなかなか面白いのです。下の2点の作者はいずれも広重。「看板」と「中央の女性」が同じだからでしょうか、当初同じものを掲載してしまったと勘違いしました。でも、よくよくみると随分違っていました。一番大きな違いは、看板の下の人物で、上は馬に乗るところ、下は降りるところのようです。他にも衣類の色や模様、そして背景の木々、建物などなど「間違い探し」で遊べそうです。看板の文字は「こめや」だろうと思うのですが、どうやら「米屋」ではなく「宿」だったようで、看板の左に掛けてある赤い札には、大山溝中、月島溝中、百味溝、神田溝中、京橋溝中と書いてあります。(札の文字は「講」ではなくて「溝」となっています)