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☆同級生・東野圭吾 ・祥伝社 ・1993年2月10日 第1刷発行 ☆登場人物 ♣︎西原壮一 修文館高校3年、野球部主将 ♣︎壮一の父 金属加工会社を経営。仕事のほとんとを東西電気から請負っている。 ♣︎西原春美 壮一の妹、生れつき心臓疾患がある。 ♣︎宮前由希子 修文館高校3年、壮一の子供を妊娠、交通事故死 ♣︎水村緋絽子 壮一の元恋人、 ♣︎水村俊彦 緋絽子の父、東西電気専務 ☆あらすじ 東西電気の半導体製造工場が半導体の洗浄用に使用していた、トリクロロエチレンの地下貯蔵タンクからの漏れが発覚した。その地域に障害を持って生まれる子供の多いことが、住民の一人により明らかにされた。壮一は春美の疾患は単なる不幸では無かったこと、水原俊彦こそ自分達が一番許してはならない人間であることを知った。その事が原因で、壮一と緋絽子は別れた・・・。 壮一の子供を宿した宮前由希子がトラックに撥ねられて死んだ。目撃者の話によると、彼女は何者かに追われて道路に飛び出したという。 壮一は自らの心の動揺から、自分に好意を持ってくれている由希子の心につけ込む様な形で関係を持ってしまった事を悔いた。自責の念にかられた壮一は、皆の前で、由希子の子供の父親は自分達だと告白した。 由希子を追いかけ、死に追いやったその張本人は生徒指導の教師御崎藤江だったことを知った壮一は、授業中、御崎藤江にその事実を突きつけて追求した。御崎藤江は夜の教室で、何者かによって絞殺されてしまった。 その直後、ガスが充満している教室で倒れている水原緋絽子が、見回りに来た用務員に発見された。 相次いで校内で起きる事件の真犯人は、一体誰なのか・・・。 恩師を慕い教師となり、独身を貫いて来た御崎藤江。恩師に裏切られたと思い込み絶望した彼女は他殺を装った自殺だった。そして、水原緋絽子は狂言自殺だった・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 作者、35才の時に発行された作品。 カバーに書かれた文章によると、 『ミステリー界の若き騎手が渾身の力で書き下ろした、デビュー作「放課後」を超える哀切と感動の本格学園推理の傑作誕生!』 と、有りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.05.24 17:39:24
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