カテゴリ:本
☆「暮しの手帖」とわたし・大橋鎭子 ・発行所=暮らしの手帖社 ・平成22年5月21日 初版第1刷発行 昭和の名編集者、花森安治さんとともに「暮しの手帖」を作り続けた大橋鎭子さんが、90歳にして初めて書かれた自伝。 この本は、著者の第6高女時代の後輩である石井好子さんが書かれた、先輩大橋鎭子さんへの想いと、石井好子さんと「暮しの手帖」との関わりが綴られた文章から始まります。 そして、大橋鎭子さん自らの子供時代ことやご家族のこと、第6高女時代、戦時中の仕事や暮らし、そして花森安治さんとの出会いから、昭和23年の「暮しの手帖」誕生へと続きます。また、昭和33年に国務省の招待でアメリカへ視察旅行に行かれた時のこと、商品テストの裏話、メーカーとの共同開発で生まれた「布巾」や「ステンレス流し台」のこと等々・・・。この本には、暮しの手帖誕生初期の話から始まって、昭和53年に花森安治さんが亡くなるまでのことを中心に書かれています。(創刊当時は1万部だった部数が、30年後の昭和53年には90万部だったそうです) 最終章「すてきなあなたに」には、花森安治さんの突然の死と花森さんが遺言だと言って残された言葉、最後に90才を過ぎても元気にご活躍されている大橋鎭子さんの様子も紹介されています。最後に、本の裏表紙に書かれていた、私にとっては懐かしい、あの有名な言葉をご紹介いたします。 そして、本の中に掲載されていた懐かしい写真です。 ↑写真に添えられていた文章をお借りしました。 《 私と「暮しの手帖」の出会い 》 私と暮しの手帖との出会いは昭和40年代の初め、主人が買って来てくれた一冊から始まりました。世に言う花嫁修業らしいことはしないまま早くに結婚してしまった私にとって、暮しの手帖の記事は時には先生であり、時にバイブルの様な存在でもありました。特に我が家の定番となっている「料理」には、暮しの手帖のレシピが幾つもあります。お煮しめ、クリームチキン、麻婆豆腐、酢豚 等々・・・。暮しの手帖は私の料理の先生でもありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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