カテゴリ:大船フラワーセンター
↑来園者に配られたポストカード フラワーセンター大船植物園が、改修工事のため、2017年7月3日~2018年3月31まで、8ヶ月間閉園します。一時閉園のことはしばらく前からホームページにも書いてあり知ってはいたのですが、迂闊にもそれがただの改修工事ではなかったことを知ったのは数日前のことでした。 温室が無くなる、という噂を聞き、慌てて調べてみました。 「タウンニュース・鎌倉版、6日23日号」に掲載されていた記事の中に「観賞温室は改修して温室機能をなくし、花き愛好者団体が利用できる展示場などとする。」と書かれているのを見つけました。 確かに、ホームページにリンクがはられていた「お知らせ」の中に『既存観賞温室の展示場化=展示機能の強化』と書いてありましたが、迂闊にも、その意味を深く考えていなかったのです(私が気がついたところで、どうしようもなかったことなのですが・・・) 改修箇所と内容に興味のある方は、下段の表をご覧ください。 改修工事に伴う一時閉園についてのお知らせ ↑クリック or タップで拡大画像が開きます 今日が閉園前の最後の開園日・・・。今日がヒスイカズラはじめ温室の花たちの見納めかと、朝一番に行ってきました。入園口を入ってすぐの広場にいらした副園長さんとお話しして、もっとショックなお話を聞きました。改修工事が完了後の来春からは、運営、管理は全て外部に委託することになるのだそうです。当然職員の方達も総入れ替えになるとのこと・・・。 果たして、これまで通り「植物への知識に裏付けされた植物園」であり続けられるのでしょうか・・・。 なお、温室については、タウンニュースの記載通り、温室の建物そのものをなくす訳ではなく、経費削減のため温室の機能を無くす(自然の温度のままにする)ということなのだそうです。とはいえ、当然寒さに弱い植物は育てられなくなるでしょうね。 蘭、ハイビスカス、色とりどりのブーゲンビリア、いっぱい実をつけたバナナ、例年ならこの時期には咲いていない筈のヒスイカズラが、通路のど真ん中に一枝ぶら下がって咲いていました。自らのいく末を知らず綺麗に咲いているたくさんの花たちを一つ一つ眺めながら、暗澹たる気持ちになりました。 今日は園内にも、スピーカーから挨拶の言葉が流れていました。「園長花さんぽ」参加者に配られたパンフレットの末尾に書かれていた、園長からのメッセージの部分だけ抜粋させていただきました。 「フラワーセンター大船植物園は、昭和37年7月に開園以来、この7月で55周年を迎えます。この間1500万人を超える、ほんとうに多くの皆様にご来園いただき、四季折々の植物、当園のオリジナル植物などを鑑賞していただきました。 いろいろ不行き届きな点もあったかと思いますが、いつも温かく見守っていただき、応援していただきまして、職員一同心より感謝しております。 当園は、平成30年4月1日より、植物園の体裁を保ちつつ指定管理者に業務を委託する予定となっており、それに伴い、この7月から平成30年3月31日まで一時閉園して、改修工事を行います。 再開園する来年4月以降も、皆様にこれまでと同様にご来園いただき、楽しんでいただけることを、七夕の短冊に託したいと思います。」 温室の花たちも綺麗に咲いていましたが、中でもバラが素晴らしく、この時期にあんなに咲いているのに吃驚しました。花たちはまた改めて・・・。 神奈川県立フラワーセンター大船植物園 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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