カテゴリ:本
・発行:文藝春秋 ・発行日:令和2年9月17日 ・隔週木曜日発行 スポーツ・グラフィック ・1980年創刊以来初の将棋特集 この本の冒頭に、次のような文章が書いてありました。 【次々と記録を塗り替える驚異の18歳の前で、王者たちは首を垂れた。 渾身の一手に人生を懸けるその眼差しは、なぜ我々の胸をうつのか。 才能と才能が火花を散らす姿は、なぜ激しい興奮を呼び起こすのか。 感動や熱狂は、スタジアムでも、盤上でも、同じように巻き起こる。 勝負の世界を生きる天才たちの実像と思考に迫る、本誌の将棋特集】 ♣︎目次 •天翔ける18歳 藤井聡太 •記録で辿る異次元の歩み •[東海の血脈]板谷一門の偶然と必然 •[トップ棋士縁側対談]佐藤天彦× 中村太地。 藤井聡太の将棋とは? 佐藤天彦(19988年生まれ。'17年七段)談 藤井の将棋は曲芸のような鮮烈さをあたえるが、 決して異端ではない。 圧倒的な計算力に基づいて、しっかり積み上げられている。 中村太地(1988年生まれ。'16年九段。)談 終盤戦で秒読みになったら「あとは指運だね」 という言葉で片付けられていた部分を、 読みで正解を導き出せる。そういうすごさ。 •中原誠が語る「18歳の羽生と藤井」 •[特別エッセイ] 22時の少年 羽生と藤井が交錯した夜 •天才が切り拓いた矢倉新時代 •[新名人の決意]渡辺明 敗北の夜を越えて •「失冠からの再出発]受け師は何度でも甦る •[振り飛車への愛]久保利明 支える勇気、変えぬ信念 •豊島将之 仲間から遠く離れて •谷川浩司 [58歳の矜持]光速は終わらない •大橋貴光 [勝負スーツに込める志] •[将棋界が揺れた一1年] 羽生を止めろ 七冠ロード大逆転秘話 •佐藤康光が語る 大名人、この一局 •里見香奈'20年女流6段[腹立たしいけど、好きだから] •[影の演出者]棋士を支える呉服店 •[一筆入魂]将棋と書の深い関係 •[遅れてきた男]佐藤和俊 不惑の青春 44歳で全盛を迎えつつある晩成棋士の人生を追う。 その他 (株)文藝春秋発行のスポーツ総合誌「Sports Graphic Nunber」が、創刊40年で初の将棋を特集した1010号を9月3日に発売。発売日当日に売り切れ店続出。その日に3万部、4日に5万部増刷を決定、累計発行部数が20万部となった。同誌が20万部以上発行するのはサッカーW杯特集号以来なのだだそうです。(↓の記事を参考にさせて頂きました。) 本誌は、発売日当日に娘が買ってきました。 将棋といえば駒の動かし方を知っているくらいで、むしろ知識は皆無と言っていい私です。そんな私でも、彼の快進撃には驚き、テレビに登場すれば、一挙手一投足に目が釘付け・・・。とても18歳とは思えない、あの沈着冷静さ、礼儀正しさ、言葉使いは、どこから来るのでしょう。将棋の専門的な内容になるとお手上げでしたが、棋士としてというより、藤井聡太という一人の若者に惹かれて、この本を手に取りました。 ↑ クリック or タップで拡大画像が開きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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