カテゴリ:三渓園
足かけ5年もの歳月をかけて行われた臨春閣の保存修理事業が終わり、一般公開が行われています。期間は、2022年9月17日(土)~25日(日)まで。時々小雨が降るなか、昨日の午後、行ってきました。
↑ 門の正面が玄関 定期的に展示を行なっているそうです。 文化財建造物の保存修理事業は「変えずに残していくこと」が求められるのだそうで、建物内部に大きな変化はありませんでした。今回の工事のメインは経年劣化で傷んでいた檜皮葺屋根・柿葺屋根の葺替、耐震補強だったそうです。 ちょっとがっかりでしたが、建物の中へ入れることは滅多に無いとのこと。室内から眺める庭園風景は素晴らしく、それだけでも行った甲斐がありました。 池越しに、旧燈明寺三重の塔が見えました。 今回、見学できたのは1階だけでしたが 2階からだともっと眺めが良かったことと思います。 ☆臨春閣とは? 江戸時代はじめの慶応2年(1649年)に、和歌山市の紀ノ川沿いに建てられた紀州徳川家の別荘・巌出御殿と考えられているそうです。その後、大阪市此花区に移されていたものを明治39年(1906年)に原三溪氏が譲り受け、三溪園の地形に合わせて建物の配置を吟味し、大正6年(1917年)に移築が完了。建物の内部は元の状態が残されているそうです。(三溪園ホームページの説明文を参考にさせて頂きました) 臨春閣を見終わった後、三溪記念館の「所蔵品展」と、田中克昌氏の写真展「あとさき・臨春閣」を見て来ました。撮影出来なかった臨春閣内部の写真が展示されていました。こちらは撮影OKで、「SNSにアップして、広く共有して頂けるとうれしいです」とあり、ありがたく写させて頂いてきました。次回に掲載いたしますので、興味のある方はご覧ください。 A=臨春閣、 B=三溪記念館 三溪園 公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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