ルーブル美術館展が横浜にやってきましたね。
今朝テレビで目玉展示の紹介をやっていて、アラ!?どこかで見たことある絵だわ!と思ったのよ。
アングルの「トルコ風呂」。
これは今回ルーブルを出るのが初、だそうですね。
アタクシが現地ルーブルに行った時はまだまだお子様でしたので、超有名な「モナリザ」とか「サモトラケのニケ」を見て、納得して帰ってきちゃったのね。
個人的にはオルセー美術館のほうが好きだったの。
なので「トルコ風呂」はそのときの記憶じゃなかったのよ。
そう澁澤龍彦の『裸婦の中の裸婦』(文春文庫)で見た絵だったわ。
澁澤氏が厳選した裸婦の絵画12点を彼独自の視点から解説。
この解説方法が面白くて、対話形式になっている。
(毎回出てくる)先生と呼ばれる人と、同年代ぐらいの男性バージョン。そして先生と若い女の子バージョン。
この女の子がちょっと生意気っぽくて可愛らしかったりする。
で、この子をからかったりしている先生がいたり。
これは文庫でも絵の部分はちゃんとカラー。
この本の中でアタクシのお気に入りの「裸婦」は夢の中の女の章に出てくるデルヴォーの「民衆の声」。
黒、紫、ピンクの色彩がステキ。
ベルギーのブリュッセルってあんな感じだったかしら(°◇°)~