貧困の終焉
2025年までに世界の極貧状態の人をなくすという壮大な計画。
そのための具体的な方法と、世界の国がやるべき役割。
著者の財政建て直しの経験と
国際機関の専門知識の活用で
貧困撲滅への手段は整っています。
後は先進国がGDPの0.7%の経済的負担があれば
貧困は必ず撲滅できる。
しかもこの数字はとっくに約束されたもので
問題はそれを守っていない先進国
最大のアメリカを始め、日本などがいるということです。
著者が唱える「臨床経済学」という考え方は
とても素直に受け入れることができます。
こんな人生を送っている人がいるということをはじめて知りました。
こういうシステムも考えて実行できるというのは
すばらしいと思いました。
微力ながら何か行動を起こそうと思った一冊でした。