蜂に刺された?
子供のオムツかぶれがひどくて皮膚科に行くことにしました。家のすぐそばにちょっと古びた皮膚科の個人医院があります。行く前に電話しました。電話に出たのは、いかにも高齢の男性。耳が遠いらしく、何度も聞き返される。何とか子供の症状を伝えようと、大きな声でがんばりました。「8ヶ月の女の子なんですけど、見ていただけますか?」というと「蜂に刺された?」「は・ち・か・げ・つの子供で、おむつかぶれですっ。」「・・・。まぁ、来てみなさい。午前中だけだよ!」このままなかったことにしようかと、迷ったものの何せ数歩で行ける距離。とにかく行ってみようと思いました。恐る恐るドアを開けると、意外とこぎれい。古いながらも掃除が行き届いており、いい感じ。おそるおそる「こんにちわ~」と呼びかけると出てきたのは、頭に手ぬぐいを巻いた小柄なおじいさん。鋭い眼光で、矢継ぎ早に「保険書出して。名前書いて。こっち来なさい。」げっ。この人、受付兼ドクター?大丈夫かなぁ。やっぱりやめとけばよかった。と思っても、もう遅い。いわれるままにあわてて診察室へ。