自己改善力
トヨタ流自己改善力世界のとっぴ企業となったトヨタの強さがわかる一冊です。生産現場からカイゼン提案。それを形にするときのマネジメント。それをすべての関連部署に広げる工夫。そしてそのカイゼンは企業を超えて系列会社、ライバル会社、果ては郵便局にまで広がりを見せる。人が考える力って、本当にすごいと思いました。より良いことを追求していくときに業種や業態なんか関係なくなるのですね。当事者意識をもつということが現場カイゼンの第一歩かと思いました。そしてその意識を目覚めさせることができるのが社長であり、管理職の役割。もちろん優秀な人は自分で当事者意識があると思いますが、組織全体でそういう状況になっていないと、いわゆる「出る杭」になってしまいます。全部門、全社でできるようになって初めてトヨタ式のカイゼンは成功していくのだと思いました。最近マンネリ気味と感じていた自分を戒めたいと思った一冊です。