テーマ:DVD映画鑑賞(14217)
カテゴリ:大河ドラマ
運命の出会いなのか、夢の中で出会った人に、現実に出会い恋をする。
日野富子と足利義政の出会いがそうだった。 1994年の大河ドラマ。 家族中ででこのドラマにはまった。 大河ドラマの視聴率はあまりよくなかったみたいだけど、 私は面白かった。 三田佳子演じる富子は実は鬼の子。 三田佳子の母がお参りに言った際に酒呑童子に犯され身ごもった子で 生まれてまもなく「火の橋の扇」をもたされ舟に乗せられ流された。 1年後また母は姫を産み、その子が本当の富子だったが その富子は熱病にかかり、目が見えなくなってしまう。 それでは将軍家の正室になれないということで 目の見えなくなった富子と、椿を交換することになる。 橋の上ですれ違う椿と「水の橋の扇」をもった富子。 「今日からそなたが富子じゃ」と一休に椿はいわれる。 盲目の富子はその後「森侍者」(しんじょ)として 鼓をうったり、笛を吹いたりして生きていくことになる。 この「森侍者」(しんじょ)の役は最初島田楊子(陽子)のはずだったが 島田陽子がごねて?壇ふみに変更になった。 私はこの役をみるたび、もし島田陽子だったらどうだったんだろう? っていつも思ってしまう。 壇ふみが悪かったわけじゃないけどやっぱり島田陽子がやったほうが もっと強みとか凄みがでたんじゃないかななんて思った。 このドラマの中で義政の母役を京マチ子が演じている。 子供時代の義政と兄が犬追うものをして兄が落馬して死ぬシーンがあるが、 その時京マチ子の台詞で 「そなたが死ねばよかったのじゃ」というのがあって あんな言葉をいわれたらそうとうなショックだろうなと思った。 京マチ子が死ぬ時もまた同じ台詞をいい、富子(三田佳子)に対しても 「そなたも本当の富子ではない。鬼の子じゃ」と言うシーンがあって 義政と富子は二人とも心に大きなキズを背負って生きているなと感じた。 その二人は唯一大切な思い出として夢の中で出会いお互いに惹かれ 結ばれたと信じていたのに、実はそれも仕組まれたもの・・ 陰陽師に頼み二人の夢を操作し、二人を好きにならせるようにしたと わかった時、二人は愕然とする。 私もよくいろんな夢を見るけど夢の中くらい幸せになりたいと思うし、 夢の中の人に出逢った人ともし結ばれるなんてロマンチック!って 思うし、夢を壊さないで、夢だけは自分のもの、って気がするのに、 それをぶち壊された時のショックは計り知れないと思う。 このドラマは他にもいろいろ名シーンがあって 乳母の「お今」の存在もなかなか良かったな~~。 なんでこんなに面白かったのに視聴率よくなかったのかしら?? 一般受けはしないのかな。 花の乱キャスト表 花の乱 総集編 VIDEO 単品注文 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月15日 22時23分12秒
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