お馬さんのきもち
このところのストレスを発散すべく、先週の土曜日(3/11)に中山競馬場に行った。馬券で負けて余計にストレスを抱えたらどうするんだ、とは思いつつ、「大好きな馬を見に行くのだ」「キレイな芝生を見に行くのだ」「G1焼き(いわゆる今川焼き)を食べに行くのだ」と自分に言い聞かせつつ出陣。この日はやや風が強かったが天気もよく、春の日差しを存分に浴びることができた。緑の美しいコースを眺めたり、内馬場にいるポニーと戯れたりしているうち、気分転換は完全にできたようだ。そうなると、馬券欲が出てくる。(笑)第7レースから参戦し、一進一退の攻防を繰り返しながら、収支トントンで第10レースを迎えた。そのレースは「アネモネステークス」という。4月に行われる3歳牝馬のG1レース・桜花賞のトライアルである。新聞を見る。有力な馬はいろいろいるが、勝つのは8番のアサヒライジングで堅そうだ。問題は相手。ぼくはここまで2戦2勝の11番・ロランラムールに注目。アサヒライジングからの馬単を少しドキドキするくらい買った。やがて馬たちが馬場に入ってくる。目の前を通るロランラムールに声をかけた。「頼むよぉ」すると彼女(馬)は(↓)こんな顔しやがった。かわいくないヤツめ。さて、レース。勝ったのはアサヒライジングだが、ロランラムールはずいぶん後でゴールした。結局この日、この後の中山・阪神のメインレースの3連複、中山最終レースの3連単をゲットしたのでそこそこのプラスだったが、ロランラムールちゃんに嫌われたのがショックだった。きっとあの娘は、その日、あんまり走りたくない気分だったのだろう。それを表情で表してくれたのに、汲み取れなかったぼくが悪いのだ。(笑)家に帰り、サラブレッドたちと同じ牧草を食べるムクさんを撫でながら、馬の気持ちももっと理解したいと思ったのであった。