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カテゴリ:国際関係ニュース
アムネスティ☆報告
国際事務局 ナイジェリア:原油産地ニジェール・デルタから人権侵害の新たな証拠 作家であり、また人権擁護活動家であったケン・サロ・ウィワと8人の活動家仲間らが処刑されてから10年が過ぎた。しかし、新たな証拠は、ナイジェリアの原油産出地であるニジェール・デルタに住む人びとが、いまだに治安部隊の手による死と破壊に直面していることを明らかにしている。 アムネスティ・インターナショナルが本日付で発表した報告書は、いかに外国石油会社の活動に抗議する、または原油生産を妨害したと疑われる貧困に苦しむ村々が、集団的懲罰を受ける危険に直面しているかを浮き彫りにした。 2月4日、ナイジェリア政府特別部隊は、ウグボロド族の居住地付近から、シェブロン・ナイジェリアが所有するエスクラボス石油基地にいた抗議者に向かって発砲した。 一人が撃たれ、その後死亡した。また30人の抗議者が負傷し、そのうちの数名は銃撃やその他の武器により重傷を負った。負傷者をボートで病院へ搬送することに数時間がかかった。政府とシェブロン・ナイジェリアのどちらも、十分な医療、または負傷者の搬送を支援せず、またこの事件に関する徹底して独立した調査を行わずにいる。 2月19日、政府特別部隊がオディオマのイジャウ族を襲撃した際に、少なくとも17人が殺害され、女性2人が強かんされたとされている。襲撃の表向き理由は武装した自警団員を拘束することであったが、容疑者は捕まらず、また村の約80%の家屋が破壊された。事件の前月、シェル・ナイジェリアはこの地域の石油探索計画を撤回したが、これはオディオマの青年らが事業の中止を要求し、シェル・ナイジェリア石油会社がこの土地の所有権問題を認識したことが報道された後のことであった。襲撃に関する審問は公にはならず、告訴された者は一人もいないまま、オディオマでは荒廃した状況が続いている。 報告書 Ten years on: injustice and violence haunt the oil Delta http://web.amnesty.org/library/index/engafr440222005 参考 アムネスティインターナショナル 2005年11月3日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/11/07 11:47:33 PM
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