カテゴリ:合唱
以前所属していた老舗合唱団の定期演奏会に行ってきた。
会場は隣の市の響きがいいホール。少し遠くても音の響きのいいホール選ばれたようで 指揮者さんの音楽へのこだわりがみえる。 今回のプログラムは日本の合唱曲、宗教モノアカペラ曲2種とJazz風のミサ曲。 1.混声合唱曲「永訣の朝」(鈴木憲夫) 2.Ave Maria, O Magnum Mysterium (ローリゼン) 3.ロシア正教聖歌集から3曲 (アルハンゲルスキー、グレチャノフ、ラフマニロフ) 4.Mass(ドブロゴス) 少し早めにホールに着くと団員の皆さんはゲネを終えて衣装着替えまでの休憩中。 本番直前の緊張と不安な様子がひしひしと伝わってくる。すみませんね、今回はお気楽な させてもらいます(^^;)数人の知り合いに会うも、みなさんに「あれ、出ないの」と言われ てしまう。そうなんです、訳あって今回から聴き役になりました。 同じく聴き役になってしまった元団員に会場あちこちで出会う皆さん元気でなによりです。 開場となり客席中央の中央辺りに陣取った。後から続々とお客さんが来られ開演直前まで 続いていた。一番前3列のかぶりつき以外はほぼ7~8割かた席が埋まっていてまずまずの 入り。会場の影響はあまり無かったみたいでヨカッタね。 本ベルが鳴り団員がピアノを囲んでステージに整列。今回は60人ぐらいがステージに 載っている。 1ステ「永訣の朝」。座った席が悪いのかちょっと声が飛んでこないなぁと感じる。歌詞も 聞き取り難くこもった感じ。妹との永遠の別れを綴った宮沢賢治の悲しみがあまり伝わって 来なかった。楽譜にかじりつきの人が散見されたからかなぁ。チョット残念。 2ステ ローリゼン。春の教会音楽会でも歌われていた2曲。前2列が女声、後ろに男声 真ん中に女声に割り込んで2人ローベースという並び。音のぶつかりを多用した独特の透明感 のあるハーモニーを醸し出しているローリゼン。とても難しいんでしょうね。特にAve Maria はアレっと思う箇所がいくつかあり、落ち着いて聴けなかった。いつも言われている事だが、女声パートの中で飛び出る声を今回も感じた。声の響かせ方の違いから来るのでしょうか。 皆があわせるか、飛び出た人があわせるかどちらかにしないとねぇ。でも、最後のAmenは キレイなハモリでしたね。 O Magnumの方は歌いなれているのか、バランスよくまとまってきれいなハーモニーでした。 盛り上がりのところのベースのローDもシッカリ鳴っていてハモリの広がりを感じられた。 3ロシア正教モノはよくはまっていた。どばーっと歌いきるタイプの曲がこの合唱団に合っているのか、安心して聴ける。 10分の休憩を挟み4ステのジャズ風のミサ。ピアノがステージ最前端、その奥に指揮者と その周りにヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスのアンサンブルが取り囲み、 奥のひな壇に合唱団が並ぶ。 全員が並び終えるとステージ照明が落とされ、ピアノと指揮に上からのスポット照明。 1曲目のイントロでピアノがジャズっぽい和音を使ったイントロを弾き、早いテンポで アルトがKyrie eleison. Christe eleisonと歌いだす。アンサンブルが加わり音楽が広がる。 いやぁ~いいですよ。昨年、辞める直前に練習していて音源を聴きまくっていたので、その イメージがあったのだが、それを遥かに越えてスケールの大きさを感じました。ピアノや アンサンブルもうまく安定していて聴いてて心地よかった。照明も曲にあわせてタイミング よく変化させていて効果的だったと思う。動きの早いトコで少しバラけたり、リズムの乗り でもうちょっとというところもあったけど、全体を通して大成功のステージだったと思う。 アンコール後の拍手は指揮者ピアニストの何度かの挨拶が終わり、アンサンブルが退場し 合唱団が退場するまで続いていたことからも、このステージのお客さんの満足度が現れて いたと思う。 定演ご成功おめでとうございました。(^-^) これからの益々のご発展をお祈りしてます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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