井原線ふるさとじゃ～ナル

７月１１日（火）晴れ
　久々の清々しい晴れ空。太平洋高気圧が西日本に張り出してきて梅雨前線を北上させつつある。もう一息で梅雨明けだろう。金曜日頃には梅雨明け宣言、一気に真夏に突入の天気図だ。この夏は猛暑の予感がする。怖いねぇ。
　昨夕には葡萄浪漫館の出荷者会議が行われた。例年は３月に開催されるがコロナ対応で文書配布だけだったが、本格的な葡萄シーズンの前に急遽開催されたのだが定刻少し前に浪漫館に行ってみると駐車場は満杯、中庭にテーブルと椅子が並べられて会場が設定されていたが補助いすを次々並べて対応していた。いつもの会議の倍近い出席者だ。出荷者はこんなにいたんだとびっくりした。
　直売所の運営だけならこれだけの出席者が集まらなかっただろう。昨日の議題が「インボイスがどうなるか？」みんな不安なのだ。小規模農家にとっては対応の判断ができない大問題なのだ。
　インボイスという言葉だけで拒否反応を感じる人もいる。今年１０月に施行開始は決まっているが基本原則は「適格請求書発行事業者」による「税率毎の消費税額」の記載の徹底なのだが、小規模事業者には煩雑な事務対応が問題となる。
　根本的な問題はインボイス制度の運用のライン設定が不明確だということに尽きる。事後処理的に「Q&A」によって事業者の網掛けや運用を後出しで補足していることに不安の根本がある・・・ように思う。
　葡萄浪漫館の役員さんの研究努力によって実地の直売所での運用の方針が示された。これを理解し安心して果樹や野菜を作り楽しく出荷する気持ちになる人がどれだけいるかわからない。
　この税制は「生煮えインボイス」とでもいう状況だ。税制がこれほどブレるのは良くないと思う。