大阪万博、このまま推進していいの?
11月28日(火)曇り時々雨&居風 大阪万博の建設費の歯止めが壊れている。 2017年当初、1250億円と見込んでいたものが、2020年1850億円に、現在では2350億円+837億円=3187億円と約2.5倍に膨れ上がっている。 国や大阪府は経済効果2兆円見込めるから開催意義があるというが、何とも怪しい見込みだ。そもそも今回の「大阪万博」の大義がどれだけの共感を得られるかということだ。「万博は、人・モノを呼び寄せる求心力と発信力があります。この力を2020年東京オリンピック・パラリンピック後の大阪・関西、そして日本の成長を持続させる起爆剤にします」という。 ということであればまずは東京オリンピック・パラリンピックの総括として、「経済効果と赤字額 について計算した結果、経済効果は約 6 兆 1,442 億円、東京オリンピック・パラリンピック組織 委員会および東京都、国の赤字の総額は約 2 兆 3,713 億円」という報告がある。 これはよくわからない経済効果6兆円と東京都と国の赤字が2兆円以上という悲惨な現実が示されている。その負の遺産を反省もせず、大阪・関西、そして日本の成長を持続させる起爆剤にするという。国際情勢を見るとウクライナや中東の戦争による難民問題、物価高騰による飢餓問題を考えると日本の成長、ましてや大阪・関西の発展の起爆剤にするなどというイベントが世界の人々からどう見られるか? この不安定な国際情勢で予算の浪費は途上国や被災民にどうみられるか? あの大不評の350億円リングをガザの人々にプレゼントして家をなくした避難民の役に立てれば平和の象徴にもなる。 コンパクトな万博にして入場料を安くすれば多くの来場が見込める。総工費・総経費が安くなれば国民からも理解が得られやすくなる。 と思うのだが・・。