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カテゴリ:文化財保護課
こんにちは。
お茶好き&歴史好き&焼物好きの薺(なずな)です
今回は、地名で楽しんでみましょう
堅田の北方あたりには、歴史を学ぶ者(特に古代史)にとっては
ものすごく興味深い地名が遺されています 【「真野」ですね!!】 【「春日」山ですね!!!】
【「小野」ですね!!!!】 【「和邇」ですね!!!!!】
真野・春日・小野・和邇って......
第5代天皇であった孝昭天皇(大王)の第一皇子
天足彦国押人命(あまたらしひこくにおしひとのみこと)の子孫が名乗ったのが
真野・春日・小野・和邇(ほかには柿本・粟田・壬生など)という名なのです。
この一族の中心は奈良盆地にあり、
『日本書紀』によると大王家に后を出しており
古墳時代中~後期に大きな力をふるいました
彼らを総称して
ワニ氏
と呼ばれています。
【輪が2つでワニ? そのまんまのワニ?】
その一族が、堅田周辺にまとまって住んでいたのです。
では何故、堅田周辺だったのでしょうか
ご存知のように琵琶湖がくびれたところが堅田。
つまり、行き交う船を管理するには最も適したところですよね。
しかも、琵琶湖は沿海州や朝鮮半島北部と日本を結ぶ国際航路の一部でしたから
王権中枢の人々が直接的に管理していたのでしょう。
そういえば、琵琶湖から大陸を見据えていた人がいますよね。
第一回遣隋使である小野妹子さんその人です
「小野」出身であり、小野駅近くにある唐臼山古墳は彼の墓であるとする説もあるのです。
【唐臼山古墳】 【小野妹子まつりののぼり】
遙か昔を思い起こさせるよすがが無かったとしても、
地名だけでも十分楽しめますよね~
琵琶湖畔のワニ
地名巡りしてみませんか
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最終更新日
2012.06.25 09:32:31
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