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カテゴリ:闘病と肉体改造・・・明日のために
久しぶりの投稿は、病院のベッドからです。
どこから話せば良いでしょうか・・・ 平成13年 今から21年前に「糖尿病」と診断され 即時2週間の「教育入院」を経て、闘病生活に突入したのですが、 当初は自覚症状もなく (糖尿病自体は、ほとんど自覚症状はありません。) 通院も疎かになりがちで、HbA1cの値が漸増する日々でした。 最悪の時は「10.0」を超えるまでになっていました。 初めは投薬を拒否していましたが、流石に免れることも出来ず 通院しながら、投薬を続けてきました。 5年前に、自覚症状が無いまま「心筋梗塞」を起こし 心臓の血管にステントを入れる手術をしました。 その後、糖尿病性腎炎えお併発し、クレアニチン値が 「2.0」を超えてからは、気が付けば「3,0」を突破し 去年の今頃は👉 「こんな感じ」 今年の6月には、とうとう「4.0」を突破してしまい、 eGFRが「15未満」という領域に入ってしまいました。 これは、下の図で言う「G5」=末期腎不全 こんな状況になっています。 先月の診察時に、いよいよ 透析 への具体的なお話を頂くとともに 「腎臓内科」へ回されました。 この科へ回されるということは、 引き返せない階段を一歩上った、ということなのです。 担当医に率直に 「透析を開始したら、寿命は残り10年 と聞きますが、実際のところはどうなん?」 と質問したところ、 「透析をしなくても、今の状況は既に ご自身と同年代の平均余命の半分だと考えて下さい。」 調べたところ私と同年齢(62歳)の平均余命は どうやら、22年ほど・・・ 参考👉「各年齢の平均余命」 即ち、その半分の11年 ただし、これはあくまでも「平均余命の半分」であって 「健康余命」という観点では概ねその「2/3」らしいので 8年弱・・・ってこと?か? 目の前が暗くなりつつも 「最近の日本の透析実績は優れています。 最低でも10年プラスαを目指しましょう。」 と担当医が励ましてくれますが、はっきりと 「選択肢は3つ!!! ①腎臓移植 ②腹膜透析(腎臓への負担は軽いが腹膜の耐用年数が数年) ③血液透析(腹膜透析をしても、いずれこれに移行) 」 とのこと。 ①は、いろいろと調整やら問題やら待期期間やら ちょっとハードルが多すぎ。 検討の末、現時点では生活リズムへの影響が最小限 に抑えられそうな「腹膜透析」にして数年凌ぐ。 というおおよそのプランを頂いてきました。 腹膜透析には、腹膜に施術が必要で最低2週間の入院が必要との事。 「これ以外の選択肢はありまへんか?」との私の問いには 「それは即ち、ある日救急車に運ばれて3日後に死ぬ、 ということと同じ。これ以外の選択肢はお勧めしません。」 との回答でした。 「この数値では体がだるいでしょ?しんどいでしょ?」 と、検査結果を見たほとんどのドクターや看護師が聞いてきますが、 一朝一夕で、この数値になった訳ではないので、 そう言われてもなかなか実感がありません。 とは言え、ちょっと歩くだけでもしんどいのは否定できませんが、 単なる運動不足なのか、何なのか??? 坂道をゆっくりと転げ落ちるように こんな展開になってきちゃいました。 それでも、前向きに心の整理をしつつ 11月16日に再度受診して方向性を決める ・・・ということになっていました。 「再来週は腎臓内科の受診ぢゃ~ 数値はどうなんやろ?お腹切るのは怖いぜ恐いぜ~」 と不安を抱いていた先週の土曜日(11/5) 午前中の仕事を終え、午後から月一の漢方の先生の診察を受け (この時点では、「1ヶ月以上下痢気味です。」ぐらいの主訴で 新たに漢方薬を処方してもらった程度。)普通に帰宅。 夕食後、少しお腹が痛くなったので早めに就寝。 翌朝、全日本大学駅伝を観戦し終わった頃から、 トイレに駆け込む回数が増えたものの、便通は無し。 夕方には「赤ワイン」のごとき下血があり、 そこからは、ただただ痛みに耐えて一晩過ごしました。 翌月曜日(11/7)、何とか峠を越えたようで少し楽にはなったが 前夜半、熱も一時「37.4度」まで上がり (平熱が低いのでこれでもダメージ多) コロナの疑いも捨てきれなので、クリニックに出勤して すぐに抗原検査とPCR検査両方お願いして ドクターに診てもらったら、 「紹介状を書くから、すぐに〇〇病院の●●先生にかかること!」 体調も回復しつつあるけれど、念のため・・・ というつもりで、病院へ行ったら 車いすに乗せられ、あちこち検査に回され 何と! 問答無用!即入院!家族を呼べ! 様子を見て病状次第では今晩開腹手術! 車いすに乗っかった時点で、完全に心が折れて まな板の上状態です。 結局、かろうじて手術は免れましたが、 「虚血性腸炎」との診断を頂き 点滴台に繋がれております。 月曜、火曜、水曜・・・今は明けて木曜(11/10)早朝ですが、 日曜日の夕方に「さつま芋のおじや少々」と「くり羊羹一口」 を最後に絶食状態に置かれています。 火曜日の朝からようやく 「水、お茶、ポカリスエットはOK」 で水分と点滴と抗生剤で生きながらえています。 80時間以上何も食べてないので、 歯磨きすら「美味しいもの」になってます。 飲み込むのをがまんしながら口を漱ぎます。 糖尿病を患って以来見たことも無い「血糖値70」 というほぼ「低血糖状態」になり、 糖分を「ポカリスエット」で補うよう指示されました。 (どうせなら、自販機でみつけた「おしるこ」ではダメか? と聞いたら、「ダメ!!!」と言われました。) こうとわかっていれば、病院に来る前に コンビニ寄って何か食べておけばよかったぜぇ。 力石徹になったつもりで頑張っています。 このまま回復すれば良いのですが、 そうでない場合は開腹手術となります。 手術自体は危険なものではない!とのことですが、 私の場合は、心臓と腎臓に負荷がかかり、 10%程度は死に至る可能性有り!らしい。 担当医曰く 「10%というのは低いと思われるかもしれませんが このような手術で10%という数字はかなりハイリスク」 着の身着のまま何も考えずやって来て そのまま入院になってしまったので、 仕事の締め切りやアポや何やかや・・・ ぐちゃぐちゃになっています。 とりあえず、PCを持ってきてもらい 病院内のWIFIで何とか出来るだけこなしています。 とにかく安静にして、煩わしい娑婆事から離れなさい。 という主治医の言葉とは裏腹に トラブルの電話が毎日鳴り響く病室です。 あ~ 何とかあと10年、元気で生きたいよねぇ。 現在、生命の源となっているお茶ポカリスエット&点滴 入院セットに付いてくる箸とフォークとスプーンがうらめしいぜ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年11月10日 08時55分42秒
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