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カテゴリ:かむ太郎の法則
個人的には、「一番好きな哲学者」と言えば
↑ちょっと怪しげ? フランシス・ベーコン なのです。 その一番の理由は、誕生日が同じ日(ただし399歳年上) 特に「知は力(ちから)なり!(Ipsa scientia potestas est)」 という言葉は、コンプレックス満載の私には 心に突き刺さるものがあります。 で、本日は ↑かなり怪しげ?? ルネ・デカルトのお話・・・ 過去にも何回か綴っているはずですが、 その記事を探し出せませんので 内容がかなり重複するかと。 デカルト、と言えば「方法序説」です。 発刊当時の正式名称は 『理性を正しく導き、学問において真理を探求するための方法の話。 加えて、その試みである屈折光学、気象学、幾何学。』・・・長いぞ この名称からわかるように、内容は 昨今一般的に言われる「哲学」というよりは 「科学を突き詰めて真実を解き明かす」 というイメージです。 その中で、森の中で迷った旅人の行動について 次のように述べています。 「あちこちむやみに動き回ってはアカン! 留まることもアカン! 一度決めた方向にひたすら進むべし!」と。 ただし、現実的には ①救助のアテが有る場合は留まるべき。 ②明らかにヤバい方角は避けるべき。 でしょうが・・・ 過去の人生において、確かにデカルトの言うように 決めた方向にひたすら進む! という行為には光明を見い出す要素があるように思えます。 一歩進む・・・ということで 今居る位置とは異なった視点が得られます。 それが、少しでも高い位置で有れば 見える景色自体が異なります。 留まっていた場所からは見えない何かが 新たに見えることも多々有ります。 とてもじゃないが超えられない、と思っていた山でも その麓に行ってみたらトンネル(隧道?)が有ったり、 とんでもない崖も、そこまで行ったら 階段や梯子がかかっていたり・・・ とにかく、「踏み出して、そこに行かねばわからない。」 ということに人生においては幾らでも遭遇します。 若かりし頃は、目先の難題に対しては あらゆる結果を想定し、 ・望める範囲の最上の結果 ・想定する範囲の最悪の結果 を割り出し、「最上」と「最悪」を天秤にかけ よほどのことが無い限り (多少の「最上」<「最悪」ぐらいでは、「GO!」) 「最悪」の事態に対し、腹をくくった上で 「最悪の事態でも、死にゃあせん!」 という結論で突き進んできました。 ま、何とか死なずにここまではこれたんですけどね。 ところが、ここに来て、齢(よわい)64ともなると 「よほどのことが無くても」いつ何時ぽっくりと 死に至るかわかったもんじゃありません。 そこで、最近は、 森の中(人生)で迷った時の行動指針として ・留まっていても、体力が持たんので動く! (デカルト先生と同意見) ・じっくりと吟味して方角とタイミングを決め 何かにぶち当たるまで突き進む。(ただしゆっくり) ・この期に及んで「何かにぶち当たる」は、 即ち、今回の人生これ以上挽回不能! ・なので、「ぶち当たらない!」と信ずるのみ! どうせ何とかなっちゃうのさ・・・ぐらいの気持ちで。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月25日 15時23分32秒
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