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テーマ:たわごと(26822)
カテゴリ:会社生活
年内最後の東京出張。銀座と六本木でそれぞれ打合せをこなし終えた夕暮れ時、さて帰るかと時計を見ると、予定よりもまだ1時間ほど早い。 このまま空港に直行するのも勿体ないなぁと考えていてふと思い出したのが、今年の春頃六本木ヒルズの目の前にできたという温泉施設である。ちょうど昨晩、部のスタッフ全員集まっての忘年会も終え、なんだかハチャメチャに慌しかった今年の後半戦も、この出張でほぼ幕を閉じようとしているワケで、そうだそうだ最後はやっぱビシっと温泉で締めなきゃあいかんだろうと、よくわからない理屈に自分だけ深く納得しながら、わっせわっせと『六本木天然温泉zaboo』に向かったのであった。 めざすzabooは、すぐに見つかった。意外としょぼい外観に内心ちょっと躊躇しつつも中に入ると、環境音楽が静かに響くエントランスは落ち着いたシティホテルの佇まいで、エグゼクティブな銭湯という感じ。フロントではシックな制服のオネイサンがチェックインの手続きをし、タオルや館内用のルームウェアのようなものが入ったバッグを手渡されるのであった。しかし実はあまり時間もないので、いそいそと更衣室に向かいえいやあと素早くパンツを脱いで早速温泉にGOGO! 中に入ると、さすがにまだ平日の夕方のせいか、客はほんの数名。みたところ、若いホストとおぼしきロン毛のニイちゃんとか、職業不明のスキンヘッドに髭のオヤジなど。サラリーマン風はワシだけか。 で、肝心の温泉は、おもに露天風の岩風呂と洞窟風呂で構成されており、まぁ所詮ビルの中なので開放感はないのだが岩なんかドでかい天然石をゴロゴロ組み上げていて、それなりに演出としては頑張っている感じ。 湯は、温泉特有のぬめり感がなく残念だが、色が紅茶のような澄んだ褐色をしているのが珍しい。ほとんど貸切状態なので、思い切り手足を伸ばしてしばらくユラユラと漂う。ふう、弛緩。 洞窟風呂の奥が気になり、嬉しそうにチャプチャプ進んで行くと、予想外に入口が低く狭く、入口の頭上の岩に思い切り頭をぶつけてしまい「うぎゃ」と叫んで頭を抱えたままその場で悶絶していると、洞窟の中にいた外国人にゲラゲラ笑われてしまった。 などとアホなことをしているうちに予定の時間がきてしまい、スチームサウナやフィンランドサウナ、岩盤浴やリラクゼーションコーナーなど堪能できぬまま、慌ててパンツを履いてチェックアウトし、湯気を立てながら空港へとダッシュしたのであった。おわり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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