日本橋丸の内破片レポート
午前中から日本橋へ。日本橋といえば、小泉純一郎が以前「橋の真上を首都高が覆っているのは景観上よろしくないから、高速道路移転せよ(3000億円かかるんだけど)」と提案したのに対し、石原都知事が「そんなしょーもない金をかけるぐらいなら日本橋をどこか別の場所に架け替えよ」という不毛なやりとりがあったのを思い出したが、その後どうなったのだろうか。ちなみに、東京にあるのは「にほんばし」で大阪は「にっぽんばし」である。ついでに言うと、大阪の日本橋は電気街であり機能的には東京のアキバと同じである。日本橋といえば鰻だそうで、昨晩からの胃もたれであまり食欲がないのだが、お昼は200年の歴史を誇るという老舗の鰻屋に連れて行かれる。関東では鰻を一度蒸してから焼くので関西風に比べるとかなり舌触りも柔らかく、箸で持つと簡単に崩れてしまうのである。備長炭で焼き上げた鰻は確かに旨いうまい。しかし隣の席では車椅子で言葉も不自由な障害者の男性客とその連れの女性が、どうやら男性の資産を巡って運用の相談をしているようであり、その連れの女性がまんまと金を騙し取ろうとしている魂胆が見え見えの会話が延々と聴こえるので、気になってあまり鰻を味わっている気分ではなかった。その後、銀座へ移動。1時間後、さらに丸の内へと続けて移動。丸の内では、話題の商業施設「新マルビル」に初めて入ってみたのだが、特に目当てがあるわけでもないので、とりあえずジャンキー御用達のチョコレート専門店を探す。ここに入っていたのは『ショコラティエ パレ ド オール 』という店で、店内ではチョコレートドリンクのメニューが充実していたのだが、時間がなかったのでとりあえず目に付いたセットを購入。内容も聞かずに見た目で選んだら、これが大失敗。これはチョコレートは外側だけで、中身はゼリーだったので意気消沈。値段は1粒たったの300円でした。