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2006年12月22日
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カテゴリ:旅行生活

沖縄2日目。午前中にホテルをチェックアウトし、那覇のDFSギャラリアのブランドショップを念入りにひやかした後、上の階のフードコートでランチだけして出る。この日の予定は、ひたすらクルマで北上して名護のホテルまで移動するというのがメインなのだが、12月に入って「硫黄島玉砕戦」をはじめ「沖縄戦」を含む戦争もののドキュメンタリーを深夜に何本か観てしまった影響で、本島南端の「平和祈念公園」と「ひめゆりの塔」にも寄ってから行くことにした。


平和祈念公園の敷地内に膨大な数で整然と並ぶ「平和の礎(いしじ)」は、国籍や軍人・民間人の区別なく、沖縄戦などで亡くなった全ての人々の氏名を刻んだ祈念碑である 。なんとなく読まなければいけないような気がして、途中まで戦没者の名前をいちいち目で拾いながら歩いていたが、全部で24万人分もあることを知って急速に断念した。


「ひめゆりの塔」を探して周囲を見上げるが塔らしきものは見当たらず、ようやく「あーこれか、これか」と観光客たちがみんな勝手に納得して合掌したり写真を撮ったりしているのは実は慰霊碑(納骨堂)。ホンモノの塔というのはこの手前にあるわずか50cmぐらいの石なので、間違えてはいけない。しかし奥の「資料館」はなかなか見ごたえがあった。特に、戦死した200人強の女学生のセピア色の遺影が四方の壁からこっちを見ている薄暗い展示室はある種異様な空間である。あわせて展示されている生存者の証言作文集を読むと、当時の地獄のような情景描写がこれまた激しく生々しいリアルさで、ムスメ1号もいつまでも食い入るように読んでいましたよ。

若干重い空気を引き摺りつつ資料館を後にした頃には、既に日が傾きつつある時間。さあここからは名護のホテルに向けて、いっきに沖縄本島縦断の2時間のドライブへとアクセル全開だ。しかしまあ高速からの風景は延々と、山山山平野、畑畑山山山・・・という感じなので退屈極まりないのである。もっと退屈なのはチャイルドシートに拘束されっぱなしのムスメ2号で、日が暮れて辺りが薄暗くなる頃からとうとう限界が来たのか、やがて狭い車内をつんざく絶叫&号泣が果てしなく続き、家族全員イライラ度をアップさせながら前だけを見つめて無言で堪える。さらにこの日もカーナビが嘘つきで、どう見ても何もない道の途中で「目的地付近です」というのでクルマを停めてもう暗い車外に出てみるがやはり何もなく、仕方なく地図を見ながらやっとのことで目的地に到着した。もうヘトヘトである。

  
ホテルに着くと、さっそく晩飯。ムスメ2号の状態がどうにもならないので、交渉の末、日本料理屋の個室を借りられてやれやれである。らふてー、ゴーヤの天ぷら、琉球ガラスで冷酒をいただく。それにしても疲れた。もう飲むしかないのだ。結局どっちにしても飲んでばっかりだが、まぁそれはいつものことなのだ。






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最終更新日  2007年01月19日 02時48分03秒
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