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テーマ:仕事しごとシゴト(23410)
カテゴリ:会社生活
ワタシの部署のメンバーのひとりが、人事異動の内示を受けた。本人に異動の希望はまったくなく、定期異動の申請書類にもその旨を明示して提出していたので、まさかという感じ。本社に戻ることになったのはまぁ良いのだが、行き先は「管理系ど真ん中」のセクションである。現プランニング系から管理系へというのは、本人のショックは如何ほどかと思いを巡らせた。それにしても、所属長であるワタシが、その決定が事実だと知ったのは本人への内示のほんの直前、2日前。しかも正式なラインを通じての事前通達は一切なし。当然ながら彼も貴重な戦力のひとりに勘定しながら、そもそも人員不足の中で次年度の部内の体制を検討していた矢先に、まったく知らない間に勝手に部下をひとり減らされることが決まっていたという事実に、少なからず驚きと怒りを覚えた。 若干フライングとは思ったが、直接通達されてないので口止めされているわけでもなく、内示の当日にいきなり本人に宣告があるのはあまりに酷だと思い、その夜、とりあえずワタシの知っている事実だけでも彼に伝えておこうと、食事に誘った。 行きつけのカウンターで、「大体何の話か察しは付くか?」と切り出すと、「恐らく、こういう季節ですから・・・」と、半ば覚悟している返事。そう、実はその通り、ということで、まず決定内容を伝える。普段はめったに感情の起伏を表に出さないタイプの彼も、さすがに激しく動揺している様子。「それは本当なのか。いつ決まったのか。誰が決めたのか。その決定は覆る余地はないのか。なぜ自分なのか。希望は出していない。」等々、当然ながら数々の疑問や不満が口をついて出る。それに対し、「組織の人事というのは、いつだって理不尽さを孕んでいるもの」と前置きしつつも、この場は彼のモチベーションを下げることが目的ではないので、その決定に対するワタシなりの“解釈”ということでいくつか話をした。「今回の話は、具体的に指名があったと聞いている。こちらが放出するのではない、請われて引っ張られということ。いまや管理系のセクションといえども、戦略的思考を抜きにしてはやっていけないはず。そういう観点からも、現業のスキルを活かすような事を期待されているのではないか。」などなど。 それに対して「とにかく決定には不満である。突然言われても困る。今の部署のままでいたい。異動が避けられないと知っていれば、せめて別の行き先を希望したのに。」等々、日頃おとなしい彼にしては若干予想外の激しい抵抗の言葉。実は、もともと彼は、社内でのコミュニケーションが(タテ・ヨコともに)得意な方ではないし、仕事においてもあまり自分の意志を貫いて主張するタイプではない。なので、この事態になってのこの態度を見て、今度はワタシも話し方のモードを変更。 だったら、なぜ日頃からもっとアピールしなかったのか。今の場所にいたい気持ちはわかったが、いて何をやりたかったのか。残念ながらそれは周囲にほとんど伝わっていない。いま在るポジションが気に入っていたとして、なんとなくそのまま続いていくなんてことは、特にこれからの時代あり得ない。自分はどうなりたいのかを見極め、なりたい状態に持っていくために今の場所が必要なら、い続けるためにはどうするか(或いは逆に、脱出するためにはどうするか)を常に意識しておかないと、今回のように予期せぬところに流されても誰も助けてはくれない。そういうもんですよ。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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しばらくイタリア行ってたんで、久しぶりに見たよ。
そーいやお互い4月から長女が小学校やね。 何ていうか…何て言ったらいいのか、全部陳腐になるような感慨しか出て来ないよ… (2007年03月22日 02時48分08秒)
五反田さん
>何ていうか…何て言ったらいいのか、全部陳腐になるような感慨しか出て来ないよ… 最近出没しないと思ったら、イタリアでしたか。で、これ↑なに?何のことやらさっぱりわからんですよ。 (2007年03月22日 19時03分17秒)
心斎橋ワタルさん
え?ああ僕にもよく分からん。 ただ「ああもうこんなに大きくなったんだなあ」 とか「こっちも年をとるわけだ」とか そんなことばかり書きそうだなあ、ということ。 書きそうだけど、書きたくないやん。 しかしランドセルって高いねー。 (2007年03月23日 01時44分12秒)
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