|
カテゴリ:会社生活
夕方、デスクに向かって企画書を作っていると、ふいに大先輩のクリエイターOさんが、「心斎橋ちゃん、これ知ってるか?ホレ。」と言いながら、ワタシの目の前にボンっと何かを置いた。見ると、小型の水筒のようなものである。「なんですかコレ?」と聞くと、「テンガや」と一言。テンガ…?知らん。 某コンドームメーカーの商品デザインなども手掛け、アダルトグッズの業界事情に詳しいOさんの説明によると、このテンガというのは『株式会社 典雅』という日本のメーカーが開発した男性専用の「オナニーグッズ」だそうで、一見それとはわからないスタイリッシュな外観デザインで、昨年度のグッドデザイン賞にもノミネートされ、初年度だけで100万個(現在累計200万個突破)の売り上げを記録した大ヒット商品なのだそうである。 ⇒思わず笑ってしまう商品コンセプトはこちら。 それにしても、外観からはいったいどうやって使うのかさっぱり想像がつかないのだが、説明によると、底の部分にある蓋を開け、その中に己のジュニアを挿入し、そのまま前後にぱこぱこ動かして使うのだそうである。 ⇒HPによると、中身の構造はこんなややこしいことになっておるようである。 ちなみに、日頃から何事にも研究熱心な我が部のマーケティング・スタッフTくん(35)は、社内でもいち早く商品テストを済ませたそうなのだが、調査結果は「ハッキリ言って、凄すぎます。最高です。イッた後も容器の中に収納されるので事後処理も要らないんです!」などと、眼を潤ませて熱く語るのであった。そうかい、わかったよわかったよ。 うーむ。しかし性能は最高でグッドデザインかも知らんが、どうも野郎がこいつを下半身モロ出しの股間にあてがって必死でぱこぱこしている姿を想像すると、とてつもなく間抜けで情けない気がするのう。 と思いながら考えているうちに、この商品にぴったりの使い道を思いついた。 「宇宙」である。 このスペーシーなデザインといい、ジュニアに密着し密閉された状態で液漏れの心配もなく処理できるのであれば、スペースシャトルの中などの退屈な宇宙空間でのレクリエーションとして、こりゃもう最適なのではないか。というか、むしろ「NASAが開発」って言われた方が、より機能性にも信頼感が高まって、さらに倍の勢いで売れるんじゃないか?特にアメリカで売りだせば、爆発的に売れると思うのだが。 そもそも、これまでのところ宇宙空間での性的行為に関する実験については、NASA当局は頑なにその事実を否定しているという話を聞いたことがあるが、ワタシは眉唾だと思っている。毎回、小動物とかのしょーもない実験ばかりがクローズアップされているが、そもそも人類が宇宙に踏み出す最大の目的は、地球以外の場所で人類が存続できる可能性を探るためのはずで、だとすれば性的実験に手を付けていないワケがないと思うのは考えすぎだろうか。 まぁ実際のところ、宇宙の無重力状態で男女が合体するのはなかなか至難のワザのような気もするが、もし本当に性的実験がまだ成されていないのであれば、この「テンガでぱこぱこ」が宇宙空間での輝かしい性的実験第一号に認定されてもおかしくない気がするのだけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[会社生活] カテゴリの最新記事
|
|