七五三・衝撃の鉄球作戦
日曜だというのに、7時に起床。娘の七五三参りのため、妻と娘の着付けとヘアメイクのために行きつけの美容院に同行する。妻は自分のセットで動けないので、オトーサンは嫌がる娘をなだめたり押さえつけたりで、朝から体力を消耗する。着付けに結構時間がかかってしまい、慌てながらクルマで実家近くの東灘区の神社へ。先に到着していたわが両親&儀父母と合流し、さっそくご祈祷の申込み。「1人5千円」「兄弟2人の場合8千円」などと書いてある。なるほど兄弟割引ね。そうか、ヨソの親と結託して兄弟のふりすれば安く上がったな。なんて姑息なことを考えているうちに名前を呼ばれ、よその3家族と一緒にまとめて祈祷開始。娘は一応神妙な顔つきで座っていたので一安心。5分ほどであっけなく祈祷は終わり、娘は神主さんから千歳飴と(なぜか?)ケン玉を貰う。そのまま今度は神社の向かいにある写真館へ移動して、記念撮影。静止に耐えられない娘のおかげで、何度も何度も何度も撮り直し。写真屋さんは、娘を立たせてはカメラに戻って、というのをダッシュで何往復もするはめになり、気の毒に、まるで撮影の千本ノックじゃないか写真屋さん。なんとか撮影も終え、今度はお食事会場の和食料理屋まで再びクルマで移動。食事は上品な懐石のコースで料理の彩りもよく味もまあまあ。しかし娘は、両家のあまり噛み合わない会話と雰囲気に早々に飽きてしまい、さっきもらったケン玉を取り出すと、店の障子や義父の頭めがけて浅間山荘事件の鉄球作戦のごとく振り回すので、いちいち気になってゆっくり食事もしていられない。だから、こんなモン娘に渡すなっちゅうんだよな神主さんさぁ。七五三のセレモニーは結局どうにか無事に終わったけれど、オトーサンは疲れました。