都市の死角--------------!!
子供が連れ去られそうになる、不審者が現れる事件が発生。
それは犯罪予防研究室の前島研究員が研究して導き出した犯罪多発地帯で起こった事件だという。
更に犯行現場付近の防犯カメラの映像から、同じ偽造ナンバーの車に乗っている40代の男性が写っていたことも判明。
そこで、前島の犯罪マップを誰かが逆に引用して犯罪を繰り返している可能性が出てきたため、地域で行われる犯罪講習会に参加することになった泉たち特殊犯。
前島の講習会に熱心に参加するスタッフの中に、梶田という男が資料をまとめて来ると称して、情報を持ち出していた。
そのデーターをコピーし、コンビにで宅配を送ろうとしている梶田を発見。
瀧河はそのあて先を盗み見する。
それは土地の有効利用をするコンサルティング会社だった。
窪田社長に近づく瀧河たち。
どうやらこれ、借金を持つ者たちを利用した事件のよう。
だが、それと事件と何が関係するのか?
更に警棒のようなものを使った殺人未遂事件が発生してしまう。
これもまた同様の手口の犯罪が他地区でも発生していたというのだ。
そして、今日も防犯マップを完成すべく地域を廻ることになった講習会の人々。
そこには親子で参加する高峰の姿が。
前島と高峰の娘・詩織はなにやらマップを作ることで、約束をしていた。
だが、その日向かった場所。
何故か、突然回りを見渡し、詩織を見た前島は突然倒れてしまったのだ。
丁度前島を呼びに着ていた泉。
無理がたたったせいか。
心配する高峰は、必ず犯人を捕まえると約束するのだった・・・。
更に調べを進めると・・・。
なんと
事件が起きている場所に再開発計画が上がっているというのだ!!
そう、これはその土地に悪いイメージを定着させ、子供たちの安全のためとかなんとか言って、立ち退きを渋る者たちへ地域がらみで攻撃させようというのだ。
これはもう
新手の地上げと同じ。
それを請け負う会社が窪田の会社というわけか。
だが、泉はどうにも殺人未遂事件のことが気になるよう。
被害者から話を聞くと・・・。
どうやら警棒事件の被害者は、実は加害者になりうる人物だったよう。
なんと、彼も借金を抱えており、窪田に事件を起こせば金をやるといわれていたよう。
だがその時、子供を誘拐しようと物色していたところ、反対に襲われ、その時持っていた警棒を奪われ、襲われたというのだ。
泉から前島は倒れた経緯を聞き、前島を詳しく調べる必要があると言い出す。
高峰が言うには、
どうやら前島は、幼い頃、姉を暴漢に襲われ亡くしているよう。
そのため、記憶のフラッシュバックが起こった可能性があるというのだ!!
そう、一連の連続殺人未遂は前島のPTSDが引き起こした悲しい事件。
次に狙われそうな場所にあたりをつけ、張っていたところ、なんと詩織が現場に現れてしまったのだ!!
流石に刑事の顔を忘れて走り出す高峰。
現れた窪田の手下。
だがその背後にもうひとり。
今にも詩織に襲いかかろうとしていた犯人を殴り倒した・・・
前島の姿が!!
呆然とするしかない泉たち。
だが、瀧河を暴行犯と認識した前島は、瀧河に襲い掛かってくる。
流石にこれは瀧河がとめたのだが・・・。
詩織は何故こんな危険な場所にいたのか?
平和な街になれば、高峰の仕事も減る。
そのために地図を完成する必要があると、子供なりに、母親の仕事も理解し、そのうえで一緒にいる時間をもっと増やしたいと思っての行動だったよう。
よく出来た子だねぇ。
事件は解決した。
だが、何も知らないままの前島。
高峰たちが犯人を逮捕してくれたことを喜ぶのだ。
・・・それが自分だとも知らずに。
あの日、いつもは通らない狭い路地に姉を誘い入ったところで、暴漢に襲われ、姉は刺されて亡くなった。
そのトラウマをずっと抱えていた前島は、しばらくは何か凶器を持たなくては夜道を歩くことも出来なかったよう。
大人になって、克服したかに見えたが・・・それが最初の暴漢事件に居合わせてしまったことで、過去の記憶がフラッシュバックし、姉を助けようとして、犯罪者を返り討ちにしてしまったというのだ。
事件解決のご褒美は、テーマパークのチケット。
どうやら詩織が高峰と行きたいと言っていたらしい。
マップが完成したらという話だったのだが、一足先に渡すことにした前島。
受け取る高峰の目には涙が溢れてしまうのだった・・・。
なんという結末。
前島は警察病院に収容されることになったよう。
悲しい犯罪だけど、前島の活動は地域に役立っていると信じたい。
前島の想いは、ひとつ。
少しでも犯罪を減らすこと。
彼の作ろうとした防犯マップを完成させ、必ず地域に生かす。
それを強い意志で決意する高峰だった・・・。
ふたつの事件が犯罪マップを通じて重なってしまったということですか。
でも、前島には自分が犯罪を犯したという記憶はないだろうし、これは今後のケアが難しいんじゃないのか?
正義感強すぎて・・・招いた結果なのかもしれない。
それでも彼の正義を守りたい。
その気持ちが痛いほど伝わるラストだったかと。
若干展開が早すぎて強引な部分もありましたが、やっぱりしっかり最後までみせてくれたんじゃないかなぁ。
私的には結構じんときた。
タイトルもすごく印象的だったし。
それにそろそろ折り返しってことで、畑山のことも事件に絡めてきた感じですね。
今回犯罪を手伝った者たちが、借金に追い込まれたのは、突然預金がゼロになったからだという、無茶な話から。
それを操作してたのが畑山だというのか?
どんだけ~(><)
まぁ、彼女との対決が最後の事件になるんだろうし、後半の盛り上げにも期待!!
あ、瀧河のこともね。
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