村を救う----------!!
古美門、最後の戦い------ってことで、最後は前後編って形なんですかね。
しかし、今回はめちゃめちゃ鳥肌ものだったわ。
久しぶりに、役者ってすごい!!と感じさせられた、堺さんの芝居でした。
いやぁ、あっぱれ!!
今回見てて、堺さんのドラマもいいけど、生の舞台が見たくなってしまったよ(^^)
今回の感想は、全部拾うと文字制限引っかかるので、メインはやっぱ最後のシーンで。
次々と原因不明の病などで倒れていく老人達の住む村。
そこは過疎が進み、老人が占める村。
だが、その村に不似合いの化学工場があるようで。
そこは5年ほど前に出来た、日本を代表する仙波という会社の作った化学工場。
だが、この1~2年の間に老人がぽっくり逝ったり、何かしらわずらいをしたりと、どう考えても工場が関係しているとしか思えない症状が発生しているのだ。
だが、この顧問弁護士を三木がやっているよう。
これはもしや公害訴訟になるのか。
東京で1番の腕の立つ弁護士・・・と言うことで、古美門の元へやってきた村人たち。
だが・・・。
田舎にはいかない。
金が払えない。
絶対に勝てない。
しみったれた老人が嫌い。
この4つの事から、古美門はこの弁護を受けないと断言。
ちょっと酷い追い返し方。
相変わらず嫌いなものに対する態度は容赦ないなぁ。
まぁ、ここまでくると、いっそ気持ちいいけどさ(^^;)
当然怒りの黛は、しばらく留守にすると、南モンブラン市へ向かうことに!!
そこで、黛は、皆の体調や食べ物を調べることに。
すると、飲み水などから有害物質が発見されたのだ!!
それでも腰をあげない古美門。
何故?
・・・どうやらこの工場建設の裏で、5年前に村長を説得したのは、なんと古美門だったようで。
それはまだ古美門が三木事務所にいた頃の話で、その時の資料を匿名で送ってきたのは・・・沢地!!
そこで彼女を呼び出す古美門。
三木を倒せるのは古美門しかいないと言ってのける沢地に、古身門は、沢地がこちらにつけばあるいはそれが可能だという。
「三木を裏切れるんですか?」
その問いには答えず、3年前、古美門と一緒に事務所を出ていたら、今頃どうなっていたのか?
それを考えるという沢地。
そして、三木すら知らない電話番号を教えてくる沢地だが、古美門はその誘惑には乗らない。
そのくせ、沢地が帰ってしまった後、黛とはフェロモンレべルが違うって、匂いをかぐ古美門に笑ったって(>▽<)
ぺったんこだし(わはは)
そして、ついに古美門が村へ。
上から目線で、報酬次第で自分が受け持ってやると、押し付けがましい態度でやってきた古美門に、当然村人たちは帰れと、取り合わない。
だがそこへ、元村長の妻のたねさんが現れる。
彼女は5年前の建設訴訟の際に、まんまと旦那をたぶらかした弁護士として、古美門のことを恨みつつも、彼ならと、逆に最高の弁護士だと認めているようで。
そこで、仙波からの報酬3割という話でたねと契約する古美門。
さすがだ。
それにしてもさすが村長の妻、決断も商談も手際いいわ。
でも、彼女も仙波のせいで病気に苦しめられているようで・・・。
まずは三木に宣戦布告。
「今度は恥をかくだけじゃ済みませんよ。
この事務所、つぶしちゃうかも!」
って、めちゃめちゃ子供みたいにはしゃいでる古美門が可愛すぎるっ(>▽<)
そして、法廷では、正論を並べ、終始古美門の支配に。
だが・・・古美門は黛に言う。
「彼らには、戦争とズワイガニ食べ放題付きバスツアーとの区別がまったく ついていない」
そして、ついに三木側が和解を申し出ることに。
訴訟中の和解案。
そこで、仙波の社長自らが村民の前で謝罪し、見舞いの品と、10万円の商品券を持って現れたのだ。
そして社長は、村人たちは皆家族なのだから、一緒にこの困難に立ち向かいましょうと言ってのけたのだ!!
今回の訴訟のリーダー的存在の錦野もまた、ここら辺が妥協の場だと、和解をもうしいれてはどうかと提案。
だが・・・どうやら彼は息子に頼まれ、金で和解を申し入れろといわれていたよう。
その証拠写真を蘭丸に用意させていた古美門。
流石に今回は分が悪いと、一度身を引く仙波側。
だが・・・なんと、村人は、やはり和解を受け入れてもいいと言い出したのだ!!
仙波化学の誠意が見たい。
村人は金でなく、絆を見せてもらったので、それで納得するというのだ。
「素晴らしい!
皆さんのお考えに感服いたしました。
さすが「ふれあいと きずなの里」だ」
それではそのように手続きすると言い出す古美門。
そして、皮肉を込めて、黛に語りだす古美門の独壇場!!
ここからの古美門の怒涛の一人芝居がすさまじかった!!
「見たまえ。 彼らの満足そうなこの表情を。
ズワイガニ食べ放題ツアーの帰りのバスの中そのものじゃないか。
黛君。 よく覚えときたまえ。
これがこの国のなれ合いという文化の根深さだ。
人間は、長い年月飼い慣らされると、かくもダニのような生き物になるのだよ
皆さんは 国に見捨てられた 民。棄民なんです。
国の発展のためには 年金をむさぼるだけの老人なんて無価値ですから、
ちり取りで集めて端っこに寄せてようかんを食わせて黙らせているんです。
大企業に寄生する 心優しいダニ。それが 皆さんだ!」
この土地は、昔は蚕が栄えた場所だった。
だから絹美と呼ばれ、村の名前にもなっていた。
それが衰退し、今度は稲作が盛んになったものの、それも衰退し、過疎の一途。
「「絹美」という古臭い名前を捨てたら南モンブラン市というファッショナブルな名前になりました。
何てナウで ヤングでトレンディーなんでしょう!
そして今、土を汚され水を汚され、病に冒され、この土地にも もはや住めない可能性だってあるけれどでも 商品券もくれたし誠意も絆も感じられた。
ありがたいことです!本当に よかった よかった!
これで 土地も 水も蘇るんでしょう!
病気も治るんでしょう!
工場は 汚染物質を垂れ流し続けるけれどきっと もう 問題は起こらないんでしょう!
だって 絆があるから!」
ココまで言われて当然怒りの村人たち。
だが、古美門が言いたかったのは、ここからだったのだ。
年寄りだから?
「だからいたわってほしいんですか?
だから慰めてほしいんですか?
だから優しくされたらすぐにうれしくなってしまうんですか?
先人たちに申し訳ないとは、子々孫々に恥ずかしいと思わないんですか?
何が南モンブランだ。
絹美村は、本物のモンブランよりはるかに美しいと、どうして思わないんですか!
誰にも責任を取らせず、見たくないものを見ず、みんな仲良しで暮らしていけば楽でしょう。
しかし、もし誇りある生き方を取り戻したいのなら、見たくない現実を見なければならない。
深い傷を負う覚悟で前に進まなければならない。
戦うということはそういうことだ!
愚痴なら墓場で言えばいい!
金が全てではない?金なんですよ。
あなた方が相手に一矢報い意気地を見せつける方法は。
奪われたものと、踏みにじられた尊厳にふさわしい対価を勝ち取ることだけなんだ!
それ以外にないんだ!」
熱い、熱いぜ古美門!!
今回の古美門の熱さには圧されたぜ!!
そして、かつての村人たち、ひとりひとりの雄姿を語ってみせる古美門。
すごいな、ここまで調べてたんだ。
そこへ・・・たねが亡くなったとの知らせが入る。
彼女の遺言は、傍聴席を遺影でいっぱいにすること。
裁判官へのアピールだというのだ!!
最後まで戦ったたね。
そして・・・村人もまた、ついに立ち上がる!!
「絹美の者の意地。
見せてやるかね。
先生、最後まで俺たちと戦ってくれよ」
おおお!!
老人達の目が違う♪
やる気満々じゃん。
そして、古美門は自らこの土地の水を飲んで戦う意志を示し、自ら絆を作り出したのだ。
それに続く黛。
だが・・・今回の事、実は沢地と黛を操り、裁判を途中で降ろさせないための三木の根回しだというのだ。
古美門を地獄へ叩き落すと息巻く三木。
「我人生最悪の戦いになるだろうよ」
で、人には誰にも言えない過去があると言い出す服部。
自分でよければ話を聞くといわれ、古美門が話をしようとしたところ・・・。
「足踏んでます」
そこにオチたか(><)
うわぁ!!
もう絶妙すぎる!!
うますぎる!!
堺さんがかっこよすぎるっ!!(>▽<)
一家にひとり、服部さん欲しい(←そこかっ!!)
いやぁ、惚れたわ。
マジですごい役者魂を見せ付けられた長台詞でした。
これは名シーンに残る回だったなぁ。
いやぁ、すごいパワーを感じた。
台詞の重さ、そして言葉の伝わり方。
説得力。
村人の方たち含めて、あの緊張感の中、素晴らしいシーンを見せてくれた。
もう、今回これだけでゴチです(^^)
で、次回はついに三木との全面戦争!!
古美門絶対絶命!!?
いやぁ、本当続きが気になって仕方ない!!
終わりなんて来るなぁぁぁ!!
叫んで次回へ続く。
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