仙羽グループVS絹美の老人
三木VS古美門の戦い------!!
決着の時------!!
今回はちょっと詰め込んだ感じで、場面展開が早かったんだけど、でもそれが逆に、裁判に一喜一憂するような見せ方で面白かったとも思う。
最後まで伏線を残しての残り1話への持って行き方。
古美門と三木だけでなく、黛との関係までしっかり見せてくれるとは・・・いやはや。
色々と騙し方もうますぎる。
本当この脚本はすごいなぁと、その一言に尽きますわ(^^)
滝川クリスタルを目指した黛の演技。
それには色気が足りないって散々言われながら、絹美村の老人たちが、切々と体調不良を訴えるVTRを作ろうとしていた古美門。
村人たちの要求は二つ。
慰謝料5億。
工場操業停止。
そして、これは古美門VS三木の戦いでもあるのだ!!
傍聴席では、老人達が家族などの遺影を掲げ、異様な光景。
でも、やる気満々で、古美門と一緒に戦う気満々。
ヤジまでちゃんと仕切られてるあたりが、なんとも古美門らしいよ(^^;)
では、絹美地区の汚染は本当に犯されているのか?
三木は、仙羽化学工場が本当の原因か分からないと主張し、近隣の工場地帯などの例をあげ、こちらも徹底的に戦うつもり。
だが、何せ有害物質と思われるヘルムート38は新物質なだけに、人体へ及ぼす科学的根拠を立証するのは難しいという。
それでも、それが有害と認めさせなければならないのだ。
そこで、カーボンXの開発をした八木沼をあたる古美門だが・・・新技術のためには、多少の犠牲もやむをえないという彼女。
それに、
「うちみたいな企業が頑張ってるから、何の生産性もない老人たちにも辛うじて年金を払えているんです」
ま、これには古美門も賛同のようですが(^^;)
次は汚染調査。
工場の周りの土壌調査をすることが必要になるけど・・・許可はおりないだろう。
地主は、仙羽科学に土地を譲って欲しいと交渉されたよう。
そこで、なんと古美門は、自分の車やクルーザー、果ては、自宅まで担保に入れて、1億という大金を作り出し、それを使って土地を買い占めたのだ!!
これは、もし負けたらホームレス弁護士。
それでも、自分の財を投げ打ってでも勝ちを取ろうと、いつになく必死な古美門。
そして、ついに土壌からヘルムート38を発見!!
・・・でないときは、テンション高く帰ってきたくせに、出たときは落ち着いていた黛の真逆なテンションに笑ったって。
そこで、早速三木に和解案を申し出たところ・・・。
裁判を長引かせたくないのはお前の方だろうと、すでに差し押さえが始まった私物たちの事を知っていた三木。
「全てを失え!!」
和解などしない。
裁判を長引かせてやると宣言する三木。
だが、それを受けてたち、逆にとどめを刺す宣言する古美門。
三木の信念はひとつだけ。
「あの子の仇は必ず取り返す!!」
あの写真に写ってるんだよね。
あの子って誰!?
そして、裁判は一進一退を繰り返す。
のらりくらりと、ヘルムート38が有害かなど断定できないとかわす三木。
そして、ヘルムートの発見者を呼んできた三木。
彼は、ヘルムート38と体調不良の因果関係はあるともなしとも言えないと、グレーゾーンを示す。
「これは断じて公害ではない!!」
そう宣言する三木。
そして、これでは仙波のイメージを損なわせるだけの裁判だと言い出したのだ。
「かわいそうな老人は正義。
そのような 弱者の立場を利用した訴訟であり。
語弊を恐れずに言えば、慰謝料目当てに車道に飛びだす当たり屋という詐欺手法に近い!」
なんという暴言!!
だが・・・因果関係を証明できなかれば、古美門には勝利はない。
荷物はどんどん運び出され、差し押さえ状態。
古美門ってば、敗北を察してしまったのか、裁判官を買収しろや、家族を誘拐しろや、催眠術や・・・無茶苦茶言い出してるし(^^;)
だがそこへ、今度は三木が3000万で和解したいと申し出ているとやてきたのだ!!
今度ばかりは何も言い返せない古美門。
黛には戻って来いと、まだデスクは残っているという三木。
そして・・・帰りがけ、どうしても宣言せずにはいられなかった三木。
「勝ったぞ。
俺の勝ちだ。
お前は終わりだ、古美門!
これが 俺の復讐だ!全てを 失え!
そして 首でもくくって、あの世であの子にわびるがいい!
お前が裁判に巻き込んだせいで命を落とした あの子にな!」
勝利を確信する三木は、イヤミったらしい笑い声をあげる。
それでも、固い表情を崩さず、何かを考えている風の古美門。
何故勝てるはずもないこの裁判を請け負ったのか?
思わず服部は聞いてしまうけど・・・誰かさんに感化されたのかもしれない。
そして、この報告を村人にする黛。
だが、古美門は、負けたことがないので、どういう態度でいればいいのか、検討もつかないと、足を机のうえにあげて結果報告してるし(><)
だが、村人たちも、古美門の謝罪など要らないというのだ。
「古美門先生よ。
勝手に降りることは許さねえよ。
あんたが破産しようがどうなろうが、俺たちの知ったことじゃねえ。
雇ったのは俺たちだ。
討ち死にするまで戦ってもらう。
5億か、ゼロかだ!」
覚悟を決めた老人たちの言葉に、古美門も再び戦う意志を固める。
その上で、村人に一言。
「決着がつくまで、誰一人くたばらないでいただきたい」
大声で賛同の意を示す老人達。
やる気だ~♪
こうなれば、最早開発者の八木沼の善意にかけるしかない。
自分の作ったものが、公害物質を発生させ、人々を苦しめている。
何度も通っては、嫌われる行為を繰り返していた黛。
だが、八木沼じゃ仙波化学の退室に違和感を感じてるんじゃないのか。
そういうと、痛いところをつかれたのか、手を振り払って逃げるように行ってしまおうとした八木沼。
だが・・・なんと黛が突然腹を押さえて倒れてしまったのだ!!
病院に運ばれると、ストレス胃腸炎ではないかというのだが・・・。
黛は、なんと自分の体を実験台にしていたのだ!!
絹美で取れた水や米を食べ続けた黛。
・・・こんな早く汚染されるわけがないだろうとは思ったけどさ。
だが、倒れたのは事実。
古美門はどうしようもないバカだと言うけれど・・・。
「これが私の手段なんです」
だが、精密検査を受けろと命じる古美門。
そして・・・なんと、大腸から腫瘍が発見されたというのだ!
「やりましたよ」
笑顔でそう古美門に報告をする黛。
治療費は自分で払えという古美門。
でも、その表情は固い。
そして、手術を受けるという黛に、現場に居合わせた八木沼は黙っていられなくなったか、ずっとトップシークレットだった、仙羽化学のレポートを渡してくれたのだ!!
そこには、廃棄プラントで作業中の作業員が、数名原因不明の体調不良を訴え長期休養を余儀なくされたとの記載が。
そして、社内調査の結果、カーボンX製造過程で排出される化学物質が原因の可能性ありだと書かれてあったのだ!!
問題は仙羽化学がヘルムート38が有害物質だとわかっていて、隠ぺいしていたこと。
5億と操業停止。
これが飲めないなら、このレポートをマスコミに流すと脅しをかける古美門。
「たとえ老人たちが力尽き、最後の一人が死んだとしても、その骨を拾い、後に続く者は必ず出てくる。
ご覚悟を!
以上です」
あらら、閉廷されちゃったよ、三木。
果たして--------和解調書の5億の小切手を手にした老人たち!!
勝利に沸く彼らは、死ぬまで働くと、勝利の歌を歌って、古美門の周りで踊り始めたのだ。
で、残りの問題は・・・黛の癌のこと。
古美門を見て、思わず泣き出してしまった黛。
「君は本当にバカだ」
そう言って、黛を抱きしめる古美門。
ハグ来たぁぁぁぁぁぁぁ!!
わぁ!!あまりにさりげなく抱きしめたから、逆にビビったわ(><)
でも、萌えたよ、ハグ~~~っ!!
だが・・・相手は古美門ですよ。
なんと、医者まで買収してた!!
黛の癌は真っ赤な嘘。
胃潰瘍は本当だったけど、手術など必要ないそうで。
あぁ。
まんまと騙されたっ(><)
その頃三木は、写真に向かって敵を取れなかったと謝罪。
「すまない、沙織!!」
・・・って、だから沙織って誰やねんって話だって!!
結局この裁判の報酬は1億5千万。
家も買い戻し、車とクルーザーは一新したそうで(^^;)
有頂天な古美門。
「いいかげん、誰かに負かしてほしいのだが、誰も負かしてはくれないね!
強過ぎて敵がいないというのも、むなしいものだよ」
そこへ戻って来た黛は、その言葉を聞き、思いつめた表情で、古美門に頭を下げたのだ。
「今まで大変お世話になりました。
今日で、こちらの事務所を離れさせていただきます」
古美門の作戦に気づけなかった自分に腹が立ってるという黛。
だが、三木の元へ帰るのではなく、ひとりでやってみるというのだ。
黛の見つけた、自分の信じるべきもの。
「私は古美門先生のようになれない。
先生が絶対になれないような弁護士になります。
ここから先は、私の道です。
今度お会いするときは、先生を倒すときです。
ありがとうございました」
宣戦布告のような挨拶を残して去って行く黛。
「どういたしまして。朝ドラヒロイン。
待ってろと、固くリベンジを誓う黛。
服部の料理を食べながら、捨て台詞の古美門。
「結局ガニマタは直らなかったな」
そこかいっ!!(わはは)
◆感想はコメント欄にて◆
←よろしければ、ポチっとお願いいたします♪
第9話
4729 HIT/1/24
<トラックバックURL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/8546c40f8f4d2c7b248a284f3ff6285a/ac