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カテゴリ:TVドラマ感想
すず危篤---------。
突然の事態の悪化。 折角言葉が出たのに・・・意識が戻る可能性は低いという森下。 転院を進めようとした自分のせいだと、己を責める沢村。 だが、それはすずにいいと思ったから判断したことではないのか。 「医者として今はまだ振り返るな」 そうアドバイスする森下。 だが・・・すずに感謝されたことを思い出した沢村は、思わずトイレで泣き出してしまう。 初めてみせた沢村のもろい部分。 だがそこへ相澤が居合わせる。 「まだ泣いていい状況じゃないでしょ」 5分だけよと言って席を外してくれる相澤。 沢村はすいませんと、嗚咽をかむことも出来ずに泣きじゃくるのだった・・・。 容態は人工透析に切り替えたこともあり、一応は安定。 だが・・・最早時間の問題とも思われる。 父はすずが何を言ったかと紺野に尋ね「寝癖」だというと、『普通』の生活が嬉しかったんだねと、紺野に最後を託す。 そんなすずを見ているしか出来ないのが辛い。 翌日。 紺野の担当を振り分けようとしたムンテラの時間。 なんと、紺野が姿を現したのだ!! 「患者さんが待ってますから」 それが紺野が選んだ道。 すずが望んだ『普通』 それを紺野も実行しようとしたようで。 研修医たちもそれを分かっているから、あえて紺野を止めないよう。 その頃、昇進が決まった佐伯の教授代行は森下にと言う話があがる。 だが・・・前回佐伯の癌を知ってしまった森下は、医学部長の任務は佐伯には無理だといい、早急に次の候補を立てなければならないと、派閥の者たちと相談していたのだ!! 森下先生~(><) どんどん真っ黒になっていくじゃないかっ!! 所詮彼も大学病院の医者だったって話か。 さて、今朝のカンファレンス。 下田は最後に伊達から預かった手紙を皆の前で佐伯に渡すことに。 ・・・これ、後からこっそりではダメだったのか? なんでみんなの前で(><) そりゃまた蒸し返すのかって思われても仕方ないじゃん。 佐伯は、それを受け取ると・・・なんと下田の目の前で手紙を破ってしまったのだ!! 今年の研修医が揃いも揃って不出来だったことが残念だと言った佐伯。 だがカンファレンスの終わり、突然佐伯が倒れてしまったのだ!! そして、佐伯が目を覚ました時・・・すべてはすでに動き始めていたのだ。 「お疲れ様でした、佐伯先生」 容赦なくそういった森下。 いっそ怖いよ(><) マジで大学病院を乗っ取るためだけ? 自分の理想とする、患者のことを考えた医療ってのを実現させるための布石とかではないの? 個人の名誉や欲望のためでなく、いいように考えてしまうよ、森下なだけに。 というか、そう思いたい!! 特別病棟に入院した佐伯は、水癌のレベル4。 担当は新見に。 だが、皆が解せないのは、自分の病状を知りながら医学部長になろうとした佐伯の気持ち。 天罰ではないかという下田。 だが、紺野は言う。 「佐伯教授は入院されたんですよ。 なら、ぼくらにとっては患者さんの一人ですよ」 なるほどね。 確かにそうだ。 で、早速総合内科を改革する森下。 佐伯はイヤミに森下は精力的に働いてるねぇというけど。 「上に行けば行くほど、求め続けなくてはならなくなる」 理想が高い分、森下は冷酷だという佐伯。 だが、あまりに強引な改革は、いくらそれが理想だと分かっていても反発を生むのではないのか。 それでも、沢村は紺野は納得しないと言うのだ。 「佐伯先生のことも助けたいと思ってるから」 よく分かってらっしゃる♪ 沢村はすずのために今は何もできないけれど、治ることを祈ることは出来ると、ずっと借りっぱなしだった紺野と一緒に見るといっていたDVDをまた借りてくれたよう。 その心を喜ぶ母。 ・・・イイハナシで申し訳ないけど、これだったらいつでも見れるようにそのDVD買えばいいじゃんって思ったのは私だけではないはず!!(わはは) 家族に付き添われていた佐伯を見て、紺野はその人たちに話を聞かせて欲しいと名刺を渡す。 翌朝、森下はついに佐伯をホスピスに移すと言い出してしまう。 やはり厄介払い!? 中島は森下と方針が合わず胃潰瘍が悪化。 これで森下の天下か!! だが・・・それを認めない紺野。 これが佐伯と、家族の意思ではないからだ!! 娘さんは生きられるなら、その治療法を模索したいと思っているよう。 紺野ももちろんその方針。 だがそれは・・・木島が試した、あのリスクと紙一重の薬の投与!! 当然それを認めない森下。 だが、紺野は言う。 「森下先生は、佐伯先生を助けようと思われてますか? 医者として、佐伯先生を精一杯助けようとして、それでも助けられなかったんですか?」 「医者の仕事は、患者の手助けをすることだ」 「助けるか助けないかが患者さんの気持ち次第なら、僕達医者に心はいりません。 患者さんが人間であるように、僕たち医者も人間なんです。 森下先生は、患者さんのための医療を目指すとおっしゃってました。 でも僕は、目の前にある命を助けようと思わない時点で、森下先生も、佐伯先生と変わらないと思います」 紺野の意見に賛同する研修医たち。 「君はとても面倒だ」 森下はそう吐き捨てる。 上司にたてつく研修医たちの熱意。 新見もまた、佐伯を助けたいと思う彼らの意見を思わず佐伯にもらしてしまう。 若いものは青臭いという佐伯ですが・・・その筆頭が一番年上で青臭いのだ。 森下と弁当を一緒にする沢村。 そこで、例のDVDを見た感想を告げると・・・生きていくためには協調性と妥協が必要だと、青臭いの若さの特権だという森下に、沢村は違うと思うという。 「青臭いのは、自分を変えようとしている人の特権ですよ」 そして、佐伯に呼び出された紺野。 本当はお互いキライだけど・・・医者だからここへ来たというのだ。 自分が医者を目指した日の気持ちを忘れていないという紺野。 新しい自分になりたい。 「自分の関わった患者さんを助けることだけを考えたくて。 これからも、僕が医者を続けていく理由はそれだけです」 患者を助けることだけを!! だが、紺野のやり方では上司に嫌われる。 出世はしないだろうという佐伯。 それでもやれるところまでやる。 だが・・・それは佐伯も同じだったのではないのか? そして、紺野が取り出したのは・・・伊達から渡された手紙。 伊達へ宛てた昔の自分の手紙。 そこには「患者さんを助けたい」と、真摯な佐伯の言葉が。 佐伯もまた患者を助けたくて、病院の改革を目指していたのだ。 だが、いつの間にか忘れてしまったのだ。 「やっぱり私は君が嫌いだ。 君と話してると、生きなきゃならない気になってくる」 「その手助けをするのが、医者の仕事ですから」 自分が医者になったのは、大きなケーキを独り占めするのではなく、分け与えるためだったのだと、気づいた佐伯。 紺野はまた新しい何かを分け与えればいいというのだが・・・58で新しい生き方はしんどい。 でも「37で医者になる人間もいるんですから」 その言葉に笑ってみせる佐伯。 このふたりも和解と、新しい道が開かれたよう。 そして------薬の投与を受け入れる佐伯。 森下は、家族の同意を得た上で、最新の注意を払って、投薬することを決める。 すぐさま動き出した新見たち。 青臭さを捨てたくない。 彼にもその想いが伝わったよう。 教授戦には中島を推そうとするも・・・彼もまたサポートなら出来ると笑ってみせたのだ。 「頑張りましょう」 沢村の言葉に、笑顔を返す紺野。 すずに佐伯が治療を受けることになった報告をして、疲れて眠りについてしまった紺野。 その時、すずの手が紺野の手に触れる。 「祐太さん」 聞こえたすずの声。 見上げたすずの顔は------笑顔だった。 その顔を見て、思わず微笑む紺野だった・・・。 そして2年後-------。 まさかの総合内科に戻って来た沢村は、研修医たちに厳しい指導をしていた。 鬼と呼ばれているようで(^^) 下田は小児科で大人気のシモちゃんに。 谷口は大学院に入り、研究を続けながらも現場の空気をわすれないようにと、外来を自ら希望してやっているよう。 新見も患者の意見を聞き、向き合う医者になったよう。 森下は-----中島のサポートを受け、教授になったようで。 往診でもちゃんと患者を診て、相澤たち看護師とも状況確認をしているよう。 そして------水癌を克服した佐伯は、今日は診察に病院に来ていたよう。 カルテばかりで患者を診ないで診断する医者に、ちゃんと患者を見て診察しろと言い出したのだ。 生きてた~♪ そしてすずは-----------。 花を持ってお墓参りをする沢村。 そっか、すずは助からなかったか・・・。 でも、それが普通だろう。 ここで奇跡とか言われてもやっぱりドラマだよなぁって話になっちゃうもんね。 紺野は新しい職場が決まったよう。 そこでは患者が何かをいいたげにしていても、忙しいからと、話を聞かない医者ばかりのいる病院。 そこへ紺野が。 「どうされました? 今日からこちらでお世話になります、紺野祐太です、よろしくお願いします」 そう言って、名刺を差し出す紺野だった---------。 最後はキレイにまとめてきた感じですねぇ。 でも、病院内の裏と表、何より医者の気持ちってのを掘り下げて書いてくれたのではないのかなぁ。 理想と現実のギャップ。 まぁ、ここまで上司に逆らったり、無茶したりは出来ないだろうけど、でも、患者を助けたいという気持ちは医者として当然じゃないかと。 紺野の草なぎさんは適役だったし、研修医たちとの絆もしっかり描いてくれたと思う。 まさかの森下先生のブラック化で、ちょっと強引な感じはしましたが、まぁこれも結果オーライってことで、日とはやっぱ権力を目の前にすると・・・って例えは分かりやすかったと思う。 個性的な役も多々あり、安定して見れたドラマでしたわ。 泣かせる回もあり、持ち上げてよかったと安心させて落とすという演出もまた気が抜けない緊張感があってよかった。 いいドラマだったと思います。 ←よろしければ、ポチっとお願いいたします♪ 第10話 送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております <トラックバックURL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/7612b44068ad1c9962ddb69a90664307/ac お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/06/20 09:51:56 PM
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