未来を切り開こう--------------!!
1日だけのコンサート。
それを成功させる決意をしたシャンソンズ。
その宣伝のための町中を歌い歩いてのショーも成功し、大盛り上がりの澪たちだったが・・・。
血相を変えて桜が、突然音楽堂の解体工事が始まったと知らせてきたのだ!!
どうやらこれは井坂もあずかり知らぬことだったらしく、安見市側が勝手に工事時期を早め、しかも、自市の業者を勝手に入れて工事を始めてしまったというのだ!!
この解体工事も、本来なら由芽市が受け持つはずだった。
だが、基準に達していなかったと言って、安見重建が受け持ったというのだ。
その経営者は・・・鴻池の息子。
つまり安見市長の独断だったのだ!!
そこで、鴻池に話を聞きに行くと、元々音楽堂を取り壊すと言い出したのは井坂の方だと取り合わない。
では、何故工事を強引に前倒しにしたのか?
もしや、シャンソンズの成功を怖れて・・・。
もしコンサートが成功して、音楽堂の取り壊しがなくなれば、代替地を探すことになり、一端工事は白紙に戻ることになる。
そうなれば、
補助金の3億が会社に入らなくなる・・・。
息子の会社の利益のために工事を早めたのではないか。
なんという無茶苦茶なやり方。
このままでいいのか?
だが・・・。
「やりたまえコンサートを」
そう言ってくれたのは、なんと井坂!!
1日あげると約束した。
だからその1日を保障するというのだ!!
あさっての取り壊し前にコンサートを繰り上げる。
だが、その後、音楽堂が取り壊されては意味がないのだ。
すると、井坂はそれまでに安見重健は自分がなんとかすると言ってくれたのだ!!
それが市長としての勤め。
だからシャンソンズは音楽堂を1000人の客で埋め尽くすことが務めなのだと!!
未来への可能性を--------!!
井坂が戦うと決めたのだ。
自分達も戦わずしてどうする!!
そして、澪は皆にゲリラライブを決行することを話し、チケットを買ってくれた人には、ライブがあさってになったことを知らせると宣言。
人手は多い方がいいと言うことで、桜もメンバーに参加することに。
すげぇ!!
濱田さんのあの力こぶは伊達じゃないっ!!
さぁ、シャンソンズの反撃開始!!
安見重建には気づかれないように、水面下で根回しを開始したメンバー。
町の人たちも協力的で、結託は固いよう。
その頃、鴻池の周辺を洗っていた哲郎は、思いもかけない話を聞く。
なんと、
安見市と由芽市が合併したら、新市長には鴻池の息子がなるという話だったのだ!!
これは完全に鴻池の一族で市の助成金もすべて独占するつもりではないのか。
これでは井坂に話していたことはすべて嘘。
すべて安見市のいいように動いている。
流石にここまでコケにされて怒りの井坂。
彼もまた哲郎と共に反撃に出るようで。
今のシャンソンズならなんとかなる。
皆一丸で町のために、未来のために動き出す。
これが町の再生ではないのか。
みんななんだかんだいってここまで引っ張ってきてくれた澪に感謝しているよう。
一希も、まひるもそして忠子も。
そしてついにコンサート当日。
合併会議の場には・・・井坂の姿はない。
代わりに哲郎が、次の合併後の新市長候補として会議に出席したのだ!!
そして、今回の工事の談合についての証拠を揃えて、会議の場で明かしてみせたのだ。
これは言い逃れが出来ない状況。
すでに安見重健には家宅捜査が入ったようで。
手回し十分。
そして、音楽堂へ強引に正面突破を試みる澪たち。
まぁ、ここはドラマ的無茶展開ってことで(^^;)
ありえないでしょ。
お客さんも強引に業者がいる中客席へ乱入させ、まひるの口ぞえで、談合のスクープネタを拾いにやってきたTV局まで!!
そして、ついに幕が上がる。
客席は満席!!
あら、でも、最後の最後でみぞれさんはぎっくり腰!?
1曲目は
「YAH YAH YAH」っすか。
だがその頃、鴻池の息子は、腹いせに音楽堂の銅像だけでも重機で壊そうとするのだが・・・立ちはだかったのは、井坂。
そして、君も聞いてみるといいと、鴻池に告げる。
拳を振るうのは簡単。
「だが、本当の拳とは、揺るがぬ心だ」
音楽堂から漏れ聞こえる音。
「Don't stop the music」
そして、コンサートは大盛況。
最後に澪は、井坂に音楽堂の存続を確認する。
井坂はそれに大きく頷くのだった・・・。
大喜びのメンバーたち。
客席に感謝を伝える澪。
「この町の歌は終わってはいなかった。
それを証明してくれたのは、ここにいる皆さんです。
この先の未来もずっと、子の音楽堂は、皆さんのゆりかごとしてうた声を響かせていくことでしょう」
そう挨拶した最後に、なんとサプライズが。
このコンサートを見届けたら、また夢を追いかけて旅立っていく澪に向けて忠子が餞別があるというのだ。
それはシャンソンズのメンバーが贈る、澪への最後の餞の1曲。
母のためのリザーブ席に案内された澪は、そこで忠子たちからのメッセージを聞く。
頑張れば、未来は必ず切り開いていける。
それを教えてくれた澪。
だから、あなたは私たちには・・・。
「Hello, my friend」
ユーミンっすね。
おっと、ちょっとぐっときた。
アンコールが湧き上がる会場。
再びステージに上がった澪。
「あなたたちと心と声を重ねて歌った日々は、私の誇り。
ありがとうございました」
声が詰まる天海さんの姿に思わずもらい泣きしそうになっちゃった(^^)
これはやっぱ撮影の日数に言葉の重みを感じるだろうからねぇ。
みんなで手を取り合って気合の入れなおし。
最後はシャンソンズが初めて歌った曲で。
「風になりたい」
シャンソンズの名前はダサイ。
でも、自分たちには最高にぴったりの名前なのだ。
そして・・・。
対等の合併が決まった由芽市。
音楽堂は存続が決まり、ゴミ処理場は代替地が用意されることに。
工事はもちろん由芽市も関わることになる。
まひるはついに就職が決まり、シャンソンズには入団希望者が殺到。
町には音楽が戻り、活気が戻ることに・・・。
澪はまた荷物を引き、NYへ向かうことに。
その時聞こえてきたのはカエルの声。
忠子たちの「浪漫飛行」が聞こえる。
「ウィ・キャン・ドゥ・イット!!」
気合を入れなおし、澪は旅立っていくのだった---------。
お話的には最初から最後まで展開は予想できた形で、それがいいのか悪いのか・・・って感じでした。
だから紆余曲折はあっても、落ち着く先が見えてるから、1回目を見た時点でオチは分かってましたからねぇ。
歌を絡めてのドラマなので、毎回盛り上がる部分はあったものの、いっそミュージカルでもいいんじゃね?ってくらいの勢いで見せてくれても面白かったかもなぁとか。
でも、毎回どんな曲がかかるか楽しみだったし(10~20代の人には知らない曲も多かっただろうけど)それをシャンソンズがどうアレンジしてくれるかも楽しかった。
まぁ、欲を言えばもっと歌を聞きたかったなぁと。
それにしても、最後は思い切り強引にでちゃったなぁって感じで(^^;)
ドラマ的ハッピーエンドなんだけど、突っ込み所は満載で。
音楽堂は存続が決まったけど、じゃぁこれからの催しはどうなるんだとか、工事の手際がよすぎるだろうとか。
先生の病気も必要だったのか?ってオチだったし。
見せ場は歌とかであるんだけど、やっぱ全体的には物足らないものだったかなぁ。
可もなく不可もなくって所。
あ、忍の恋がどうなったのかは気になるところですが(わはは)
大島さんもお忙しい中お疲れ様ってことで。
彼女に関しては今まで見てきた中で一番合ってた役だったと思います。
やっぱ最後まで視聴できたのは天海さんの天海劇場だったからだろうなぁっていう、カリスマ性はさすがだなぁと。
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