清盛と義朝の差----------!!
保元の乱の後の恩賞が明暗を分けた平氏と源氏の格差。
信西が選んだのは平氏・清盛。
昨日もお出かけでしたので、あらすじは公式サイトから。
1159(保元4)年2月、後白河上皇(松山ケンイチ)の姉・統子(むねこ)内親王(愛原実花)が上西門(じょうさいもんいん)という院号を授かり、源頼朝(中川大志)は蔵人に取り立てられる。
頼朝も表舞台に少しずつ成長。
病床の母・由良御前(田中麗奈)はその知らせに喜びながらも、平氏との差を埋められずに苦しむ義朝(玉木宏)を案じ、父を支えよと頼朝に言い聞かせる。
由良はいつも義朝の事ばかり。
そんな母を不憫に思う頼朝は複雑な胸中だったろう。
その頃、信西(阿部サダヲ)の政治改革は順調に進み、今度は官吏養成のための予算を捻出しようと奔走していた。
その働きぶりに感心する清盛(松山ケンイチ)に、信西の妻・朝子(浅香唯)は信西の逸話を語る。
淡海(たんかい)という宋の僧侶と会ったときだった。
見事に宋の言葉で話す信西に驚いた淡海は、博識の理由をたずねると、信西は遣唐使が再開されたときに備えているためだと自身の夢を語ったという。
清盛は信西の壮大な夢に驚く。
この頃、朝廷は即位した二条天皇(冨浦智嗣)の親政派と譲位した後白河上皇の院政派に分かれて対立していた。
その中でも強引な罷免を決定事項として下したり、自分の意のままに政(まつりごと)を行う信西を二条親政派は疎ましく思っていた。
また、後白河上皇から過剰な寵愛(ちょうあい)を受けている側近・藤原信頼(塚地武雅)は後白河上皇を通じて近衛大将の位をねだるが、家柄だけで望んだ地位だと、信西は強く反対。
信頼は信西に憎しみを抱いていく。
信西は師光(加藤虎ノ介)を通じて白楽天の「長恨歌」の絵巻を後白河上皇にとどけた。
それは唐の玄宗皇帝が楊貴妃にのめりこんで国を滅ぼした話であり、信頼にいれこむ後白河上皇への戒めだったが、上皇は喜ぶばかりで真意にまったく気づかなかった。
ある日、清盛はやつれた義朝を見かけ、病床の義朝の妻・由良御前のために宋の薬を渡そうとするが義朝は断る。
意地をはりながらも自分のふがいなさを恥じる義朝に清盛はかける言葉がなかった。
源氏と平氏、どちらが強いかの決断は、武士の世が来てから決めてもいいのでははないのか?
力でのし上がるという義朝に、保元の乱でそれは無理だと思い知ったのではないかという清盛。
全ては自分のふがいなさのせいだという義朝。
「全てにおいて恵まれた貴様とは違うのだ」
2月、上西門院の殿上始の儀で、頼朝は初めて平清盛と対面することになった。
岡田くんのナレーションと、役のリンクが面白かったね。
清盛の杯に酒を供することになった頼朝は、その威厳に満ちた姿に圧倒されて酒をこぼしてしまう。
悔しさと恥ずかしさでいっぱいの頼朝。
「やはり最も強き武士は平氏じゃ。
そなたのような弱き者を抱えた源氏とは違う」
満座の中、そう宣言した清盛に、激しい怒りに震える頼朝。
そして、清盛をにらむと・・・意外にも清盛は優しげな笑顔で頼朝を見ていたのだ。
ま、清盛的には、こういう敵愾心むき出しの奴の方が骨があるって見込んだ印って話だよな。
だが、頼朝が館に戻ると、由良の容体が急変していた。
義朝は宋の薬を求めて清盛の館へ走ろうとするが、由良がそれを制止。
「いつ、いかなる時も、源氏の御曹司として誇りをお持ちになり、生きてこられた殿を、
由良は心よりお敬い申し上げておりまする。
かようなことで、お志を曲げないで下さりませ」
なんと気丈な由良の妻としての姿。
「たわけ!!そなたの命に代えられるか!!」
義朝の言葉に、殿らしくないといいながら「うれしや」と涙を流す由良。
誇り高き源氏の妻として死なせてほしいと言い残して、息をひきとる由良。
「・・・と、父が(申しておりました)」と続くはずだった言葉なんだろう。
最後まで本当に由良らしい最期だったと思う。
田中さんの美しさが際立った姿だったなぁ。
涙が零れ落ちる演出も素晴らしかった。
そんな彼女を敬っていた常盤御前は、祈りを捧げるのだった・・・。
程なく、信西に対して怒りを抑えきれない信頼は、同じく信西に対抗心を燃やす二条親政派の藤原経宗(有薗芳記)、惟方(野間口徹)を館に呼んでいた。
信頼は、仕えるお方が違っても倒すべき敵は同じと言い、一同は打倒信西を誓う。
そのころ清盛は妻・時子(深田恭子)に信西のことを話していた。
広く薄く税をとりたてる信西の政策により、重税に苦しんでいた都の民の暮らしが楽になってきていた。
信西に感謝を告げる民達がひっきりなしに館を訪れているのを見た清盛は、信西の国づくりに協力していこうと決意する。
そして、義朝がのぼってくるのを待ち、一緒に武士の世を気づく夢を語る。
一方、失意に暮れる義朝は常盤(武井咲)のもとへいくが、由良を失った寂しさは癒やせない。
もうここへはくるなと言い出す常盤。
義朝は辛いときほど自分の元へ来ると・・・。
「私はもう、殿の逃げ場にはなりとうござりませぬ」
あらら。
トドメを刺されたね、義朝。
でも、常盤にも辛い決断だっただろう。
由良を失った悲しみはここでは癒せぬと彼女は分かっていたからこその言葉だったわけで。
辛いね。
そんな義朝を呼び出した信頼は、自分と手を組めともちかける。
「信西の首を取れ」
義朝はあまりの事の大きさに思わず断り、その場を離れた。
館に戻ると義朝は、頼朝から清盛とはどういう男なのかを尋ねられた。
義朝は若いころ競べ馬で清盛に勝った日のことを語り、負けて落ち込む清盛に「最も強き武士は源氏だ」と挑発し、負け犬と言うと、「負けぬからな!!」と怒りで立ち上がった清盛のことがうれしかったことを告げた。
「生涯競いあえる相手が見つかったことが」
その話を聞き、頼朝は対面したときの清盛の笑顔の意味にようやく気づく。
親子に渡っての意趣返し。
清盛ってばいい性格してんじゃん♪
「きっと、同じ顔をしておられたのでしょうな」
正清の言葉に、義朝は、今度は清盛の前に自らが立ち上がる番ではないかと思い始め、そしてある決意を固める。
清盛なくして、義朝はなく、義朝なくして、清盛はなかった。
その頃、信西はついに宋との交流を復活させ、使節を送るという積年の夢を実現しようとしていた。
ふたりで宋へ行こうと夢見たあの小船に乗った日。
清盛は信西から、大願成就のために熊野神社へ詣でるよう命ぜられ、旅立つのだった。
道中、これから来るであろう、新しき世を作ることを考えていた清盛。
だが、これを好機と、信頼の館には信西と敵対する貴族たちが集まり、そこへ義朝も加わっていたのだ!!
ある夜、算木を使い予算を計算する信西は、突然、無数に並んだ算木が迫りくる地響きのために揺れ始めるの見て、恐怖に震えるのだった。
信西にとって、嵐の前の静けさだったわけだ。
やはりひとりだけ権力を持つ者は叩かれるのが世。
ついにやってきた平治の乱。
次回もまた面白い展開が続きますね(^^)
いやあ、今回はやはり由良さまの勝利でしょう。
本当に最後まで凛として美しかった。
田中さんおつかれ様でした。
義朝と清盛の対比も面白かったし、ここに頼朝を絡めるのがまたいい流れだったし。
でも、視聴率の低迷さが相変わらずだということで、ついに主役切りをするらしいですね。
大幅に清盛のシーンをカットして、その分源氏側の話等を盛り込むのだとか・・・。
いや、そもそも宮中話を最初にあれだけつぎ込んだツケじゃないかと私は思うわけで・・・。
だって清盛が棟梁になってからは俄然面白いもん。
もう少しその視聴者側の意見なんかの見極めが出来る人がいればいいんじゃないのか?
そう思わずにはいられません。
後ね、BS放送を10時に戻すとか。
結局地上波より先に放送されるならそっち見る人もいるでしょ?
そういうのも考えるべきじゃないかなぁと。
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