「それでは、課外授業を始めます------」
ようやく最後の夏ドラマが始まりました。
榮倉奈々さんが主演で、黒役。
心配はしてましたが、正直な感想を言うと、やはり弱いなぁというのが第一印象。
凄みとか、何を考えているのか分からない怪しさとか、そういうのが全く感じられないんですよね。
役柄的には、金がもらえるなら、違法スレスレのこともやってのけるという、教師にあるまじき行為を犯す者なんだし、もう少しそういうのを見せてもらいたい。
ただ、笑顔を封印して淡々と芝居しているのでは違うんだよね。
そこはもう少し頑張ってもらいたい所。
2012年春。
新米教師・青柳遥(木村文乃)は意気揚々、文武両道で有名な都立国文館高校にやってくる。
そこで3-Dの担任を任された青柳。
副担任には・・・無表情の女教師高倉。
だが、誰もが彼女の名前を聞き、最悪だと声をあげる。
どんな人物なのか。
D組に戸田(松村北斗)という少年が転校してくる。
だがその時、試験問題が入力されたフラッシュメモリーがなくなったと、教師達がD組に押しかけ、生徒達を疑ったのだ。
遥は生徒を疑うのかと、驚きを隠せない。
だが、高倉は何か知っている者は話せと、30秒やるとカウントダウンを始めたのだ!!
それが過ぎたら警察を呼ぶ・・・あまりに非情なやり方についていけない遥。
どのとき、最後の1秒のカウントダウンで、なんと転校生の戸田がそのフラッシュメモリーを見せて手をあげたのだ!!
犯人は彼か?
否、戸田はクラスの3名を指差し、彼らが落としたと証言したのだ!!
真実は判明したものの、このおかげで一気に戸田の印象は最悪状態に。
クラスもしらけた空気が流れる。
高倉の生徒を疑うやり方に反発した遥。
だが、高倉は無表情に答える。
「高校生にとって大切なのは恋人と友人。
それに伴う自分のランク。
そこに教師はいない」
早速挫折気分を味わわされる遥。
でも、なんとか持ち前の根性と、いい先生になろうという志が彼女を前に進ませているよう。
今、巷では脱法ハーブという、違法に誓いドラッグが高校生の間で流行っているそう。
これは警察も取り締まれないまだ違法決定されていない薬物なのだそう。
D組の生徒のひとり、山岸リオも、最近出来た彼氏・達也が経営する店でそのハーブを取り扱っていたよう。
そして、校内で配れとサンプルを渡されてしまったのだ!!
これは完全にカモ状態。
でも、リオは友人も少なく、彼氏自慢ばかり。
だが、流石に彼氏にハーブを配れと言われ、怖気づくリオ。
彼女自身もまだそのハーブを吸ったことはなく、戸惑いが隠せない。
そして、まずは幼馴染みの薫にその話を持ちかけるのだが・・・。
彼女にはすぐにそれが脱法ハーブだとバレ、
ハーブを売るというスパムメールも、リオが友人たちのメールアドレスを回収したから分かったことだと見抜いてしまったのだ!!
だがそのタレコミが裏サイトに上がり、ハーブを持ち込んだ者がいると、すぐさま持ち物検査が行われることになったD組。
顔色を変えたリオを見て、戸田は何か気づいたようで、保健室へと庇うのだが・・・。
その際ハーブを入れたポーチを持っていくことが出来ず、どうしようもなくなったリオは遥に助けを求めたのだ。
見逃してという彼女の訴えに、すぐに悟った遥はそのポーチを持って教室を出て行くのだが・・・それを高倉が見逃すはずもないわけで。
学校には秘密にしていて欲しいと願い出るリオに、では二度と関わるなとクギを刺す遥。
だが・・・。
そこへ現れた高倉は容赦なく推薦は無理だと告げたのだ。
自分は違う。
そう言って出て行ってしまったリオ。
遥は高倉に突っかかろうとするも・・・。
「これからあの子は不幸になる。
野放しにしたのは、あなたよ」
そう言い残して行ってしまった高倉。
そして、青柳はリオを信じると、自分に言い聞かせる。
だが・・・学校へD組の生徒が脱法ハーブを吸って救急車で運ばれたと通報が入ったのだ!!
運ばれたという生徒は-----------薫!!
リオの幼馴染みの彼女は、授業にはついていけても、休み時間にはついていけないという。
友人が出来ず寂しい想いをしていた薫。
それはきっとリオも同じ。
愛が欲しかった。
リオを助けてと、駆けつけた遥にお願いする薫。
そして、遥は達也の店に乗り込むことに。
薫が病院に運ばれたと聞き、動揺を隠せないリオ。
だが、店に行くと、達也が他の女子高生にも自分と同じようにキスをして、プレゼントしてくれたネックレスをしていたのを目撃してしまう。
更には従業員に話している達也の本音をきいてしまったリオ。
「あいつら女子高生はビジネスツール。
負け組の道具なんだよ。
吸うのはあいつら道具だけで十分だろ」
自分は勝ち組だからそんなものは吸わないと笑う達也。
そこでようやく自分が騙されていたことを知ったリオ。
・・・そのまま逃げて通報すればいいのに、怒りのリオは、ハーブのせいで薫が病院に運ばれたのだと訴えたのだ!!
そんなものは買った者の自己責任だと、責任転嫁する達也。
そして、リオに無理やりハーブを吸わせようとしたのだ!!
だがその時、遥が店に駆けつけ、なんとかリオを救出しようとするのだが・・・。
所詮女一人で力ずくなど無理な話。
逆に生徒を守るのが愛なら、代わりに遥がハーブを吸えと要求してきたのだ!!
まんまと乗せられた遥は、またバカ正直にそれを吸おうとしてしまう。
口にもって行ったところを・・・写メされてしまう。
だが結局無理やり吸わされそうになり、結局逃げ出してしまう遥。
リオの目が置いていくのかと訴える。
だが、それすら振り切って雨の中を飛び出してしまう遥。
何をやっているのか。
雨の中をさ迷っていたところ、今度は写メが送られてくる。
それは今にもハーブを吸おうとしていた自分の姿!!
それを学校に流せばどうなるのか?
呆然となる遥。
だがその時、先ほど高倉に言われた言葉を思い出す。
リオを助けに行くなら、報酬がいると言ったのだ。
「報酬は、あなたの初任給」
「教師が生徒を助けるのに報酬って正気ですか?」
呆れた遥は、ひとりでリオを助けに行くと飛び出したけれど・・・結局何も出来ずに、逆に自分の教師生命を奪われるような反撃を受けただけ。
そして、高倉は夜は美術準備室にいると言っていたことを思い出した遥。
無我夢中で学校へ向かった遥は、美術準備室の扉を開けるのだった・・・。
そこにいたのは、高倉と、変わり者の古典教師の内田、マニアックな美術教師の藤井の3人。
そして、遥は初任給の封筒を渡し、助けてくれるのかと問うたのだ。
「あなた達の事、軽蔑します」
「軽蔑する私たちに頼る、あなたは何?」
これには何も反論できない遥。
所詮正論では高倉には敵う筈もなく。
「それでは、課外授業初めます」
そして、高倉、内田、藤井の三人が根回しをし、次々と達也を追い詰める。
どうやら警官もひとり金で買収している3人。
まずはその野口に、ハーブの販売について達也の足止めの時間稼ぎをしてもらうことに。
その間に内田が達也のPCに入り込み、ビジネスパートナーと称した高校生たちのリストを発見。
彼女たちに一斉メールしたのだ!!
PCにはウイルスを。
そこへ今度は高倉が自分の店でハーブを売りたいと、商談を持ちかけにやってくる。
もうすぐ違法と認められそうなハーブを一気に売りさばいてしまおうと考えた達也。
彼には現金を見せて信用させた高倉。
そして、最後に、達也自身が吸ってその性能を示して欲しいと願い出た高倉。
500万の取引か、勝ち組のプライドか。
そして達也が煙管を咥えたその時---------一斉にたかれたフラッシュ。
そこにいたのは・・・達也がずっと騙していた女子高生たち。
どうやら内田のメールで自分たちが騙されていたことを知ったようで、皆集まってきたよう。
「私たち道具に裏切られた気分はどう?」
閉じ込められていたのを高倉たちに助け出されていたリオは、達也への復讐話に乗ったよう。
だが・・・それでも達也は開き直って高笑いをはじめたのだ。
「俺は欲しい奴に売っただけだ」
犯罪など犯していない。
「買った後は自己責任だ。
このハーブで入院するやつがいようが、死ぬやつがいようが、俺は悪くない。
これが社会のルールなんだよ」
確かにそうかもしれない。
だが、それだけではここにいる少女たちは納得できないものがあるだろう。
先ほどの煙管を咥えた写真は、既に彼の就職先の弁護士の事務所にも送信済み。
弁護士協会にも送りつけているという周到さ。
これで彼の未来はたたれたわけだ。
それでも自分の負けを認めない達也。
「俺は勝ち組なんだよ
完璧な人間なんだよ!」
だがその時、藤井がある少女を連れてきたのだ。
それは・・・達也の妹!!
しかも彼女は-------既に脱法ハーブの中毒者だったよう。
平気なんでしょ?
そう答えを求める妹の姿に、誰がハーブを売ったのか、リオを問い詰めようとする達也。
すると・・・高倉の蹴りが達也の顔を直撃したのだ!!
「愚か者!!
俺は悪くない、何も間違ってない?
あなたは完璧なんかじゃない
法の抜け穴に しがみつき、自分の弱さを認められない、不完全な人間よ
妹に勧められないもん他人に売ってんじゃないわよ!
悪いことをしたら自分に返ってくる
それが社会のルールって
学校で先生に教わらなかった?」
高倉にすごまれ、何も言い返せない達也。
「それではこれで課外授業を終わります」
そう言って、立ち去ろうとする高倉に、やりすぎだと批判する遥。
「これが私たちのやり方だから」
なんという無茶なやり方。
警官も金で買うってどうよ(><)
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