「ライバルか----------」
素直じゃない千尋と、俺様暴君・ドS・星一徹な日向(わはは)の新しい雇用関係。
日向と燿子が偶然会ったからと、バイクで送ってもらっているのを目撃してしまった千尋。
なんとなく嫉妬めいた感情を表にだしてしまう千尋は、挨拶されて思わず焦ってしまう。
でも、その焦りで千尋の気持ちを察した燿子は自分の気持ちを隠そうともせずに、ライバル宣言。
さて、相変わらず独裁主義の日向は、結果だけで、その過去や課程などは気にもしない人。
今日もバシバシ取材を切って、時間の無駄といわんばかり。
そんな日向が「澤木千尋」の名刺を作ってくれたようで。
喜んでそれを受け取る千尋。
アバターの絵が似てるじゃん♪
でも・・・千尋には大きな問題があったのだ。
そう、名前を偽っていること。
早くそれを伝えなくてはと思うものの・・・踏ん切りがつかない千尋。
そもそも何故『澤木千尋』を名乗ったのか?
1回目に大きな波紋を残した名前の謎。
それをもう明かしてしまうのかと想いましたが、これは引っ張る話ではないと言うことで、実にサクサクネタバレしちゃいましたね(^^;)
いっそ驚きましたよ。
だってまだ3話目だし。
5話くらいは引っ張ると思ったわ。
どうやら以前千尋は日向と面識があったよう。
それは1回目の東大落ちた日-----------。
・・・って、一浪してたんだ(^^;)
その結果を家族にどう伝えようかと、なじみの定食屋のおかみに話を聞いてもらっていた千尋。
がっかりするかもしれないけど、誰も千尋を責めないと言ってくれたおかみさん。
そう、彼女こそ『澤木千尋』日向のお母さん----!!
こんな設定が待ってたのか(><)
息子を捨てた話も聞かせてくれたおかみは、死んでも会いたくないとずっと言っていた。
そして、民宿をやっていた千尋の実家。
そこへ今とは見た目が大違いな、ちょっとネクラな感じの日向が宿泊に来ていたよう。
どうやら日向はこのあたりに「澤木千尋」という人の故郷だと、探しに来たと言うのだ。
だが、おかみさんの気持ちもあり、知らないと答えてしまった千尋。
今と変わらず褒めているのかけなしているのか分かりにくい性格の日向は、民宿経営にもズケズケと本音を告げるけれど、彼が今気になるのはひとつ。
諦めるのか、大学受験を。
「それでも僕は母を探すのをやめようと思えない」
自分の母も千尋の母のような人ならよかった。
後先考えず、それでも娘のために大盤振る舞いをする家族たち。
一生懸命な彼を見かねて、思わずおかみさんに会ってやれと言う千尋。
だがおかみさんも譲らない。
「会わない。
私はそう決めてるの」
結局そのまま日向は帰ってしまったよう。
二人を会わせなかったのは自分だからと、ずっと覚えていた千尋。
でも、彼の一言のおかげで千尋は大学受験を成功させたのだろう。
そのことも忘れられない理由だったに違いない。
さて、翌日。
10時前だというのに、活気溢れるオフィスに驚く千尋。
なんでもNEXT INNOVATIONのプログラマーは3ヶ月ごとの契約更新なのだそう。
今日がその更新日。
で、終業時間までに解雇メールが届かなければOK。
それがデスメール。
だが、どれだけ過去に実績があっても、日向に言わせれば無能な社員はクビ。
そして今回は若手ホープの坂口がクビを宣告されたのだ!!
学生時代にひとつのゲームを大ヒットさせた彼。
その実績を持ってしても、それ以降が続かなかったよう。
一発屋と呼ばれていた彼は、NEXT INNOVATION内でも大きな顔をしていたけれど・・・実績がなければ容赦ない。
でも、それでけではダメなのだ。
日向徹は違う。
彼の性格は気に入らないけれど、彼の実力は認めている坂口。
だから、ムカつくけど、今、何の成果もあげていないことを自分自身で理解していたよう。
荷物を纏めて出て行く社員に、新しい就職先のリストを渡し、ここでは君の能力は発揮できなかったけれど、他ならと言って斡旋して逆恨みなどを起こさせないようにフォローしていた朝比奈。
だが、そんな彼は、自分と同じ側の人間だと告げた坂口。
「野心もあるし、誰よりも名声を欲しがってる。
なのにどうして影の側に回るんだ?
日向 徹にビビってるからだ。
真っ向勝負したら負けると分かってる。
だから味方に付いたんだ。
俺は違う。
少なくとも俺はあんたのように逃げてない。
「朝比奈さんってさ、失敗できない臆病ものなんだよね。
俺、あんたの事認めてないよ」
その言葉に打ちのめされる朝比奈。
なるほどね。
確かに負けると分かる試合をやるより、下についた方が楽。
ただし一生勝てない悔しさを抱え、その想いを抱えることになるわけだ。
そりゃ野心家であればあるほど、その軋轢は大きくなる一方だろう。
理想とのギャップ。
やはり朝比奈はどこかで大きく反旗を翻すだろうなぁ。
その上で日向と戦う道を選ぶか、サポートする側で一生いるか・・・。
朝比奈の葛藤も今後面白くなりそうだ。
そして、ようやく就業時間終了の時間を向かえ、やったと盛り上がる一同。
そんな社員達を見て、これはリアルサバイバルゲームだと笑う日向。
「悪趣味ですね」
思わず顔をしかめる千尋。
だが、これはフェアな雇用形態だという日向。
確かに無能な社員はいらない。
常に切磋琢磨して、常に新しいものをと考える日向らしい発想だろう。
だが皆が日向のように優秀ではないのだ。
そういうのも分かってもらいたいというのが千尋の願いだろう。
そんな千尋を朝比奈は夜バーに誘う。
そして、名前の謎を言い当てた朝比奈。
どうやらリサーチ会社に頼んだら、日向の母の名前だとすぐに分かったという。
そして母親を探しに来ていた話を聞かせるのだが・・・。
そんな普通の日向はイヤだという朝比奈。
彼はクールで人を寄せ付けないカリスマがお好みのようで。
でも、お母さんを探す日向も日向なんじゃないかと答える千尋。
だが、今は早く自分が「澤木千尋」ではないと言うべきではないのかといわれ、一気に現実が迫る。
だがそこへ日向と燿子が連れ立って店にやってきて、珍しい組み合わせだなぁと合流することに。
どうやら家具屋で2年も購入を迷っていた家具をようやく買おうと決意した日向。
だがそれはもう契約済みになってしまっていたよう。
それを買ったのが・・・燿子。
どうやらふたりの感性は似ているようで、同じこだわりや色、形などで話が合うよう。
で、そのまま意気投合で飲みに来た所、千尋たちと遭遇したよう。
ふたりの仲の良さに落ち込む千尋。
化粧室であなたもなの?と問われ、咄嗟に否定する千尋だが、燿子は私は好きよと宣言!!
こりゃうかうかしてる暇はないようで。
さて、辞めたはずの坂口から連絡をもらった千尋。
再就職もうまくいかないようで、彼はそこでひとつのゲームを作り出したよう。
そして、それを日向に見てもらいたいと千尋に渡して欲しいと仲介を頼んできたのだ!!
「自信がないんだ、自分に力があるかどうか」
だから、見てもらうだけでいいという沢口。
そしてそれを日向に見せると「いいんじゃないか」との感想が。
ではこれでまた雇用は?
だが、それはないという日向。
「人があたふたしてんのを見てるのが面白いんだよ」
うわ、最悪だこの人(><)
千尋は思わず言ってしまう。
「それがあなたのやり方ならそれでいいです。
でもせめて坂口さんには言ってあげてください。
悪くないって。
それだけで、たぶん坂口さんは救われます。
私たちは自分に自信がないから。
それでみんな不安だから、尊敬する人の「大丈夫」の一言が欲しいんです。
お願いします」
そして坂口を呼び出した日向。
「坂口」
なんと名前を覚えていた日向。
そして彼に「大丈夫、お前のアイデアは面白い」
そう告げた日向。
その一言を聞いた坂口は、今にも泣きそうな顔をして喜びをかみ締める。
どうやら日向は坂口にチャンスを与えたよう。
再雇用はしない。
でも、新しい会社を作れと、彼に任せたよう。
潰すつもりで呼び出したのではないのかと焦る朝比奈に対し、面白そうの一言で、自分の金をどう使おうと勝手だという日向。
また気まぐれに振り回されてしまった朝比奈。
しかも坂口は大きなチャンスをもらった。
自分とは違うと思い知らされてしまった瞬間だったろう・・・あぁ、歪んでいくよ、ここでもまた崇徳上皇が(わはは)
その日、約束をすっぽかされた千尋は高そうなレストランで一人待ちぼうけ。
それを面白がって声をかけてきた日向。
先日はテーブルを入れるかどうかで考える時間がいるからと、名前の件を話そうとしたのを断れていた千尋。
なんとこの席で、食事をしながら話を聞くと言い出されてしまったのだ!!
焦る千尋だが、美味しい料理と飲み物を前に大盛り上がりの千尋。
声デカイし、言ってる内容が下世話(><)
公然と日向をドS呼ばわりして、徹ってのは星一徹の徹だとか自分で言って笑ってるし。
空気読まない女だ。
こりゃ笑うわ。
気分よく店を出て、まだ飲みに行こうと日向を誘う千尋。
だが、人との付き合いは面倒くさいという日向は、酔っ払い相手に若干引き気味。
「一生できれば一人がいい」
そんな風に言う日向に嘘だと。
その時、千尋はぽろっと、でもお母さん探しに来てたじゃないと言ってしまったのだ!!
固まる日向。
「お前、誰だ?」
「ごめんなさい。あなたの母親の名前をかたりました。あなたの気を引きたくて。
ずっと 言えなくて。すいませんでした」
頭を下げた千尋だが・・・。
「二度とその顔を見せるな」
日向は冷たくそう告げるのだった----------。
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第1話 第2話
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