覚えていないという事------------。
偽名がバレてしまった千尋。
よりによって母の名前を語った千尋に、顔を二度と顔を見せるなと叫んだ日向。
ため息ばかりの千尋を、遥香は責める。
行動すべし!!
その頃。
日向は『パーソナルデーター』の作成に焦っていた。
誰もを振り向かせられるようなあっといわせるようなプログラムを作る。
インターフェースを作る!!
日向の理想はそれだけど、誰もその理想についていけない。
保守的で既存のものばかりで、真新しいものが何もないのだ。
流石に今回ばかりは日向も煮詰まっているよう。
入り口のあの始まりのボードを寝転んで見上げる日向。
「恨みの壁に見えてきたぞ」
「でも、この壁は、俺たちの魂だ」
NEXT INNOVATION・次なる革新。
元々朝比奈が務めていた会社が、日向ごとシステムを買うと話を持ちかけてきたのだ。
だがそれを「興味ないんで」の一言で切ってしまった日向。
誰かの傘下に入らなくとも、日向のシステムでは会員数はやがて100万になるという。
初めて会ったその瞬間。
日向の可能性にかけて見たいと感じた朝比奈は会社を辞めて、彼と共に生きる道を選んだよう。
そして100万はおろか、ふたりで実績を重ねた結果1000万人の登録人数を獲得することに成功!!
次は上場。
公開価格を上回る、圧倒的数字を見せ付けたNEXT INNOVATION。
素晴らしい船出に出たふたりから始まったこの会社。
でも、千尋をクビにしたのは間違いか。
だが、流石に偽名の者を国事業に関するようなチームに使うわけには行かないのだ。
だがどこで千尋と会ったのか?
それが気になる日向。
でも、運命のいたずらとは皮肉なもので。
友人の代理でガソリンスタンドでバイトする羽目になった千尋。
だが、その時、日向が給油に来てしまったのだ!!
顔を隠してなんとかその場は誤魔化したけれど・・・。
そのスタンドの店長は帰りがけ、書類関係の提出で困っていると相談してきたのだ。
その一言で、税務関係や、役所の事で困ってること、こういうことがあればどうかと尋ねる千尋。
これはヒントにならないか。
アンケートは不特定に300人取れば信憑性があるデーターが取れるそう。
へぇ。
そこで、日向の役に立つのではないのかと、役所前で不特定多数の人にアンケートを地道に取ることにした真琴。
一方、システム開発に詰まった日向。
インターフェスは形は見えているけれど、それを具体的にどうこうするかが見えていないようで。
形は出来た。
そのプログラムの出来に驚く社員たち。
それを見て、だったら、最初から社長がやればよかったのではと言ってしまったのだ!!
それでは何のためのプロジェクトなのか。
思わず日向はプロジェクトチームを解散させてしまったのだ。
それでも、追い詰められたことで日向はすごいものを生み出すだろうと確信する朝比奈。
「お兄ちゃんは本当によく出来たナンバー2ね」
燿子の言葉に自嘲気味に笑う朝比奈。
どうやってもナンバー1にはなれないんだよな、朝比奈は。
その頃、なんと、役所前でサンプラーを取っていた千尋は、振り込め詐欺をしていると勘違いされてしまい、警察に連行されてしまったのだ!!
真夜中まで事情聴取が行われ、思わず朝比奈の名前を出した千尋。
だが、会社にいたのが日向だったらしく、彼が身元引受人として呼び出されてしまったのだ!!
警察側も驚きを隠せないが、どうやら千尋の無罪が証明できたよう。
そこで、まずは会社に連れて行き、インターフェースを見せて意見を尋ねる日向。
だが、そのシステムは斬新でかっこいいものなのだが、それは素人には難しすぎて、パスワードの入力すらままならない状況。
「お前はバカか」
そう怒鳴る日向。
だが、それが逆に日向に気づかせたのだ。
このソフトを使うのは誰なのか?
デザイン性や、システムの利便ばかりを求めて、使う側の視線に立っていなかったのだ!!
これでは老人は使えない。
作り直す。
そう言って実にシンプルなデザインで、誰にでも操作できるように、ブラインドタッチのパスワード認識を、絵をなぞる形にしたりと、実際にも生かせそうなシステムを作ってみせたのだ。
その時、何気に役所で何のサンプリングをしていたのかを問う日向。
「パーソナルファイルのシステムを作るときに使う人の、生の声があった方が、
日向さんの参考になるかなと思ったんですけど。
若い人と、お年寄りって、不便に思うことが違うらしくて」
無駄な努力
分かっているけれど、何かしたかったのだ。
その言葉に日向は千尋に告げる。
「お前の方がわかってたんだな。
このプロジェクトは、何を作るかじゃなくて、誰が使うかなんだ」
その時、澤木千尋という名前が浮かんだ脇に置いてあったタブレット。
でも、パーソナルデーターとは戸籍の事。
もしや母を見つけたくてこれを?
でも、今は彼のために何か自分が手伝えることをしたい。
それだけ。
千尋は色々な問いに柔軟に答え、誰にでも出来るようにというシステム開発をするのだが・・・。
ある程度メドが出来た途端、お前は帰れと言われてしまう。
「お疲れ様でした」
後ろ髪を引かれながらも、そういうしか出来ない千尋。
そして、「私はここにいます」
澤木千尋の、母親の居場所をあの壁に書き残して帰ったよう。
一方、今回のプロジェクトで、一気に名前を売り、大手企業としての基盤を手にしたいと考えた朝比奈は、大手の名前を借りたいと考え、その傘下に入るように日向をたきつける。
だが、古臭いシステムに頼り、バグを起こすような奴らの傘下に入るなどありえない。
自らこの話はないと契約書類をたたきつけた日向。
朝比奈は必死に説得を試みるも・・・。
「徹。俺はこの会社を日本を代表する一流企業にしたいんだ」
「一流?意味が分からない」
そして、昨日とは全く違うシンプルなインターフェースに驚く朝比奈。
だが、使うのは誰なのか?
「誰でも 普通に使える。
そういうものを最高というんだ」
これには呆然となる朝比奈。
「一流か、そういうものを求めてるのか。
朝比奈。
初めて君に失望したよ」
あぁ、これで朝比奈がどんどん崇徳上皇化していくよ・・・(><)
そして、プロジェクトに必要だと判断して再度千尋を採用することを決めた日向。
「お前が作ったインターフェースだ」
嬉しさを隠せない千尋。
そして、皆の前で、改めて千尋を紹介をする日向。
インターンシップで働くことになった・・・夏井真琴。
ようやく千尋の本名が判明。
驚きを隠せない社員たち。
スパイとか言われてるし(^^;)
そして、形は出来たものの、配色やバグのことまでは日向の管轄外。
「手伝って欲しい」
ようやく社員たちにそう言った日向。
自分の名前を呼ばれて、日向にお願いされた小川たちは、満面の笑みでそれを了承♪
よしよし、いい雰囲気になってきたじゃん♪
朝比奈の思惑とは違い、いい方向へ回りだしたこのプロジェクト。
そして、今度こそ、ずっと気になっていたからと日向に母親の居場所を伝えなかったことを謝罪する真琴。
だが、日向は、女の子に母の居場所を聞いた覚えはあるものの・・・それが誰なのかまでは想い出せないよう。
ずっと気にしていたという真琴。
なのに日向は言ってしまう。
「僕は君のことが記憶にないんだ」
その言葉に、傷ついた表情を見せた真琴。
思わず自分は病気で・・・と言い訳しようとした日向だったが、エレベーターが来てしまいうやむやに。
そして、日向は燿子の店で食事をすることに。
うまかったというと喜ぶ燿子。
先ほどの真琴の顔が思い浮かぶ。
「僕は君の事も傷つけているのか?
覚えてないって、やっぱり酷いよな」
そして、思い出してみようと、燿子は9年前の出会いの話を聞かせる。
二人は夜行列車の中で会ったと語る燿子。
そして、電車を降りてそういう気持ちになったというふたり。
気持ちが変わらなければ1年後にまた会おう。
そう約束したふたり。
その話を聞かされた時、日向はそれを覚えていたのだ。
そして、彼は1年後そこへ行ったという。
燿子は?
「ずっと待ってた」
そう言って、日向にキスを仕掛ける洋子。
受ける日向。
そんなふたりの姿を、偶然見てしまった真琴。
一方、よかれと思って動いた結果が結局は認められず空回りしてしまった朝比奈。
ついに朝比奈が本音をぶつけた瞬間。
「汚ねぇ壁だ」
ぎゃぁぁ!!
昨日に続き、生霊化していくのか。
でも、それがますます面白くなりそうじゃん♪
しかも次回予告で、綾野くんキタぁぁぁぁぁぁぁ!!
これは萌えた♪
うぉ!!
後半これで勢い出てくれると面白くなるよね(^^)
ようやく真琴の本名も判明。
これで彼女は一応日向の元には戻れたけれど、燿子がかなりリードしてしまったこの恋の行方。
ここにまた新しいキャラも登場しどう絡んでくるかが楽しみ♪
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