戸籍を今度こそ作る------!!
戸籍を作ることに前向きになった葉子と一緒に、全ての書類の提出をした玲。
ただし、法律上、一度鮎川の姓に入ってから、改めて谷崎の姓に入るよう。
戸籍が取れたら、今度こそ社員に。
店の皆は自分の事のように喜んでくれる。
さつきも笑顔で「おめでとう」と言ってくれたのだが・・・。
その頃夏目に香織里から連絡が入る。
葉子が戻り、戸籍を作る事になったと聞いた夏目は安心するも、一抹の不安を隠せない。
そして・・・ついに玲の店に、鮎川が!!
まぁたこの鮎川がものすごく意味深なんだよなぁ。
存在が不気味。
何をするか分からない怖さみたいなのがあるんだよなぁ。
草野は今は昼は土建。
夜は嫌いな男に頭を下げて仕事を押し付けられているよう。
それがアパートの保証人の代わりのよう。
本当はそんな協力したくないのに、しなければ自分は生きてはいけない。
そんな生きることに必死な草野に玲はのんきに、最近メールの返事がないから心配してるとか、自分次第で未来は変わるとか・・・。
正直これは草野には余計なお世話って感じに見えたよ。
だって、結局今の玲は、戸籍を作れる事になったんだから。
作りたくても作れない者が多々いる中、それはキレイごとに聞こえても仕方ない発言だと思うわ、玲。
たとえ彼女の優位的な気持ちはなかったとしても。
私にはそう聞こえてしまった。
「草野くんの明るい未来を応援しています」
まぁ、草野がそんなひねた子じゃなかったから、まっすぐ受け止めてはもらえたようですが。
ただし、戸籍を作るにあたって、ひとつだけ気になる葉子。
玲の戸籍を鮎川からすぐに谷崎に移す。
それを願っているのだが、まず「鮎川」の姓を残すことがあまり気持ちのいいものではない事。
形だけで大丈夫だと役所側も言うけれど・・・。
でも、果たしてそううまくいくのか。
自分の周りを探っている鮎川の存在を知り、夏目は彼を呼び出して話をつけることに。
「狙いはなんだ。
金か、それとも葉子か」
だが、鮎川が葉子にしたことは許されないこと。
金が欲しくば自分がなんとかすると言い出す夏目。
鮎川はそれを辞退し、
「今は金より大事なことがあるので」
そう話す鮎川。
何をたくらんでいるのか?
「安心してください。
俺はあなたが思っているような男じゃないっすから」
・・・相手が鮎川なだけに、一番信じられない話。
今日は無戸籍の者たちのオフ会が開催されるというので、草野と参加することにした玲。
そこで語られた同じ戸籍がない者たちの話。
戸籍がないことで、苦労している人たちの生の声を聞き、母を苦しめた男の姓に入りたくない。
だから裁判をしているという女性の想いに共感する玲。
結局は親のせい。
犠牲になるのは子供たち。
草野と別れると、思わず樹山に話を聞いて欲しくて区役所へ。
「私、このまま戸籍を取ってもいいんでしょうか」
母を苦しめた男の戸籍に入ることを、改めてどうかと思った気持ちを話す玲。
それでも母は、玲に戸籍が出来て、前に進めるだけでいいと言っていた。
その想いにただ、賛同する樹山。
だが、それだけで安心できた玲。
樹山と話ができてよかったと喜ぶ玲。
だが、そんな玲と樹山を見てしまった-----------亜沙美。
・・・まぁた、なんか暗い表情してる。
完全に嫉妬だよなぁ、これは。
さて、店で任された新しいスイーツの提案。
さつきのトマトを使ったシブーストは大成功。
玲は、昨晩お礼に何が食べたいと聞いたときに、樹山が食べたいと言ったティラミスを作ってみたものの・・・。
ほかと同じ味で、オリジナリティがないといわれてしまったのだ。
自分には何が個性なのか?
それを考えようと、外にお弁当を食べに出た玲。
だが、その後を鮎川がついてきていたのだ!!
偶然を装って声をかけてきた鮎川。
先日アップルパイを買ってくれた人だということで、心を許した玲。
鮎川はりんごが好きだということで、ガラス細工のりんごのストラップを見せてくれる。
それがキレイだと言うと、そのストラップをくれた鮎川。
そして、やはり自分もりんごが好きだということで、ヒントを得た玲は、何かオリジナリティが出るスイーツが作れそうだと、鮎川に感謝する。
そしてそのスイーツを試食させてもらうことを約束し、店に戻る玲。
今度は林檎をペースト状にして、飴にしてそれをティラミスの間に入れてみたのだ。
変わった味。
でも、いい感じで個性的なティラミスが出来たよう。
葉子も麻央も大絶賛。
まずはそれをアイデアを提案してくれた樹山へ届けることにした玲。
それを「元気になる味」だと言う樹山。
「ティラミスの語源はイタリア語で「私を元気づけて」という意味なんだ。
君のティラミスは、まさにそういう味がする」
これ以上ない賛辞に笑顔の玲。
すっかり樹山に懐いてしまったようで。
そして、警察で書類を書いてもらった葉子。
当時の話を聞かれたけれど、もう、発作は起きない。
彼女も前向きになろうと決めたから。
だがその夜。
もうひと手間かけて欲しいと店長にいわれた玲は、たくさんの道具を家に持ち帰ろうとしていた。
あまりの多さに自転車の籠から荷物がはみ出し、倒れてしまう。
そこへ現れたのは・・・鮎川。
親切ぶって、同じ方向に帰るからという彼は、その機材を運ぶのを手伝ってくれたのだ。
・・・完全に家を知るためについていってるって話だよなぁ。
そうとも知らず親切に家まで運んでくれた人と思っている玲。
今度こそ書類を全て提出し終わって、晴れ晴れとした表情で、夫が好きだった花束を買って家に帰ってきた葉子。
結局家まで運んでくれたお礼と言うことで、鮎川にあのティラミスを出していた玲。
部屋に入った葉子は、そこに元夫の姿を見つけて-----固まる。
そして、振り返った鮎川と玲を見て半狂乱で叫びだしたのだ!!
「逃げて玲!!逃げて!!
来ないで!!来ないで!!」
母の尋常ではない怯える姿に、思わず抱き合う玲。
だが鮎川は突然そんな葉子の前で土下座したのだ!!
「すまなかった!
俺がしたことを考えれば許してくれなんてとても言えない!
人間として最低のことをした!でも、ずっと謝りたかった!
この20年ずっと後悔しながら生きてきた!」
「玲は渡さない!!」
叫ぶ葉子。
謝罪した鮎川から、すべての事情を悟った玲。
彼こそが、葉子の怯える原因。
元夫。
だが、鮎川はそれでも、自分は葉子を忘れたことはないと、またやり直せるはずだと言い出したのだ!!
「こないで!!」と怯える葉子を見て、玲は思わず叫ぶ。
「出てって!!」
そして、もらったりんごのストラップを引きちぎり、鮎川に投げつける玲。
呆然となった鮎川は、何も言わず部屋を出て行くのだった・・・。
玄関が閉まる音を聴き、ほっとして抱き合ったまま崩れ落ちる親子。
「私が間違ってた。
お母さんの気持ち何にも考えてなかった。
私あんな人の戸籍には入りたくない」
自分は両親の子だからと、自分がイヤなのだと言い出す玲。
そこへ調度麻央が帰ってきたので、玲は葉子を任せて家を飛び出す。
その頃、話を聞いた香緒里はすぐに夏目に電話をかけ、鮎川が家にやってきたことを告げる。
いても立ってもいられず家を飛び出した夏目。
その時、自転車でどこかへ向かう玲の姿を目撃した夏目だが、声をかけられない。
彼はどうしようとしたのだろう。
葉子の元へ駆けつけようとしたのか、鮎川の元へ怒鳴り込みにでもいくつもりだったのか。
そして、玲が駆け込んだのは・・・区役所の樹山の元。
書類を全部返して欲しいと言い出す玲。
驚く樹山。
「私、戸籍つくれない。
私 バカだった。
お母さんを苦しめた人の戸籍に一瞬でも入ろうとしてた!
もう、お母さんの悲しむ顔は見たくないんです。
私、お母さんを守りたいんです!!
樹山さん、私、裁判をします--------!!」
そうきたか。
父方の戸籍に入らないで、直接谷崎の戸籍に入るための裁判。
でも、こうなったら、まず引っ越そうぜ(^^;)
ってか、そもそももう法律自体を変えるべき時なんだろう。
300日問題って、そのせいで、実際無戸籍の子供が多々いるわけで。
母親側としては、子供の存在を知られたくないから迂闊に戸籍を作れない。
DVっていう証拠があるのに、何故特例だとかが適応されないのかがおかしいだろう。
父方だけじゃなく、母方にすぐに戸籍を入れられる法律を作るべきだよなぁ。
可哀相なのは、子供たちなんだから。
願わくば、このドラマがきっかけでそういう動きが出てくれたらと思わずにはいられない。
ただ、所詮自分たちも所詮他人事だし、人任せな存在でしかないのですが・・・。
それでもこのドラマの訴えたい問題は、かなり提示できたと思う。
で、今回気になったのは鮎川の気持ちだよなぁ。
本当に改心しているのか?
あの謝罪は本物?
また元に戻りたいための芝居か。
何せ意味深な口の端をあげる笑みがなぁ・・・。
怖い怖い。
だが、裁判はやめようと言い出す葉子。
玲の出生の秘密が表ざたになるのを怖れているよう。
やはり玲は離婚話を正式に付けに行ったあの時の暴行で出来た子なんだろうなぁ。
谷崎とどちらの子か分からない。
それもあって葉子は産んだのか。
だから余計に隠しておきたかった。
そういうことなんじゃないかしら。
でも、戸籍を作るという話的には、すっかり最初の振り出しに戻ってしまったわけで。
それはちょっとえぇぇって感じだったよ。
折角戸籍が作れるところまで来たのに。
玲の出生の秘密。
それがどうなるか。
毎回このドラマは続きが気になる終わり方と予告を見せてくれるんだよなぁ。
次回も楽しみだ!!
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第4話
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